1 【内部統制報告書の訂正報告書の提出理由】

2020年7月31日に提出いたしました第67期(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)内部統制報告書の記載事項に誤りがありましたので、金融商品取引法第24条の4の5第1項に基づき内部統制報告書の訂正報告書を提出するものであります。

 

2 【訂正事項】

3 評価結果に関する事項

 

3 【訂正箇所】

1.訂正の対象となる内部統制報告書の提出日

 2020年7月31日

 

2.訂正の理由

2020年7月31日に提出した内部統制報告書の「3 評価結果に関する事項」に、当社の財務報告に係る内部統制は有効である旨の評価結果を記載しておりましたが、開示すべき重要な不備があり、内部統制は有効でないと判断したことから訂正することといたしました。

 

3.財務報告に係る内部統制の評価結果を訂正するに至った経緯

当社は、当社連結子会社である上海フコク有限公司(以下、「当該子会社」といいます。)における月次の財務資料の分析過程で、その予実に著しい乖離があることを認識し、内部調査を実施した結果、当該子会社において、出納事務担当者である従業員(以下、「当該従業員」という。)による同社資金の着服の疑義が判明したため、2024年11月29日、事実関係や類似する事象の有無の調査及び原因分析並びに再発防止策の提言を目的として、当社から独立した中立かつ公正な外部専門家で構成される調査委員会(以下「特別調査委員会」といいます。)を設置いたしました。

当社は、2025年2月14日に受領した特別調査委員会の調査報告書の内容を受け、当該子会社において2011年1月より従業員による当該子会社の預金・現金の不正出金と着服、及びその偽装工作として虚偽の支払費用が計上される不適切な会計処理があったことを確認いたしました。

本件の直接的な原因は、当該子会社の立地場所による慢性的な従業員確保の課題がある中、当該従業員単独で小切手による預金の引き出しが可能となっていた等の経理プロセスにおける内部統制の機能不全、出納・記帳事務を長期間同一人物に任せていた状況、財務マネージャーや副総経理の人事の長期固定化、当該従業員の不正に対する認識の希薄さにあり、その背景としては、当該子会社のガバナンス体制の形骸化、ひいては当社における内部統制軽視の組織文化、子会社管理体制の甘さ、不正リスクに関する評価の不適切性、内部監査の手続不足等があると認識しております。

以上の事実を踏まえ、当社は、当社の全社的な内部統制、及び決算・財務報告プロセスに係る内部統制が有効に機能しておらず、開示すべき重要な不備があることを認識し、内部統制報告書の評価結果に関する事項を訂正するに至りました。

当該事実の判明が当事業年度の末日以降であったため、訂正の対象となる内部統制報告書の提出日においては、当該開示すべき重要な不備を検出することができず、訂正の対象となる内部統制報告書に記載することができませんでした。

 

4.訂正箇所及び訂正の内容

訂正箇所は  を付して表示しております。