第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財務諸表、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

   当社は、第1四半期連結会計期間の期首より、組織再編に伴い従来の報告セグメントの内「その他」に含めてい

  たHRB事業を「建材関連事業」に含めることにしました。このため、前年同期数値につきましては、変更後のセグ

  メント区分に組み替えて比較分析を行っております。

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、インバウンド需要の高まり等から穏やかな景気回復がみられ、新卒給与の大幅引上げ等にもみられる賃金上昇と物価上昇との好循環による景気拡大への期待の高まりがみられています。一方、引き続くウクライナ紛争や、中東情勢の悪化とそれに伴うスエズ運河運航の一部停止問題等、地政学的リスクによる影響についてはより警戒が必要な状況となっています。

 当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は15,682百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は3,380百万円(同3.5%増)となりました。

 当第3四半期連結会計期間末の洗い替え処理による為替予約評価益として5,083百万円(前年同期は1,912百万円の評価損)を計上した結果、経常利益は9,943百万円(前年同期比232.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,471百万円(同237.8%増)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

(建材関連事業)

 建材関連事業は、コロナ禍からの回復が進むとともに、インバウンド需要への期待が膨らむなど、徐々に回復に向けた動きを見せながら推移してきました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の建材関連事業の売上高は15,591百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は3,584百万円(前年同期比7.4%増)となりました。

 

(不動産賃貸事業)

 当第3四半期連結累計期間の不動産賃貸事業の売上高は1,652百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は953百万円(前年同期比4.3%増)となりました。

 

(その他)

 その他には物流管理事業があり、当第3四半期連結累計期間のその他の売上高は1,061百万円(前年同期7.4%減)、営業利益は273百万円(前年同期比19.3%減)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ9,225百万円増の73,757百万円となりました。負債総額は、前連結会計年度末に比べ4,842百万円増の27,018百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末に比べ4,383百万円増の46,739百万円となり、この結果、自己資本比率は63.4%となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財務状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 特記事項はありません。

 

(6)株式会社の支配に関する基本方針について

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。