1【提出理由】

 当社は、2023年5月18日開催の取締役会において、幸の国木材工業株式会社の全株式を取得し、子会社化することについて決議いたしました。本株式取得は、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

 

2【報告内容】

(1) 取得対象子会社の概要

   ①取得対象子会社の商号、本店所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容

商号

幸の国木材工業株式会社

所在地

熊本県山鹿市鹿北町芋生4197-1

代表者の役職・氏名

代表取締役 杉燒 義文

資本金の額

97,200千円

純資産の額

787,025千円

総資産の額

996,365千円

事業の内容

製材加工販売等

 

 

②最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益

決算期

2020年6月期

2021年6月期

2022年6月期

売上高

875,505千円

790,620千円

1,278,792千円

営業利益

64,344千円

22,918千円

152,562千円

経常利益

90,251千円

29,620千円

154,902千円

当期純利益

44,802千円

1,633千円

100,006千円

 

 

③提出会社との間の資本関係、人的関係及び取引関係

資本関係

当社が同社株式を20株、同社が当社株式を127,000株保有しております。

人的関係

当社より社外取締役を1名派遣しております。

取引関係

対象会社との間には 2022年6月期において 500,061千円、2021年6月期において153,852千円、2020年6期において211,575千円の取引実績があります。

 

 

(2) 取得対象子会社に関する子会社取得の目的

 当社グループは、「WEBマーケティングをコアコンピタンスとする住宅テック企業」として、「サステナブル&

クノロジーで住まいにイノベーションを起こす」というミッションを掲げております。当社は、2020年1月6日に

公表しております「VISION 2030」のロードマップに基づき、事業を展開しております。

 住宅業界におきましては、約2年前のウッドショックの影響を皮切りに、資材価格が高騰を続けております。現在

の資材価格の高騰は外的要因によるものであり、企業単独の経営努力では安定した価格で資材供給を受けることが困

難になると予想されます。

 幸の国木材工業株式会社は、熊本県山鹿市に本店を置き、熊本県を中心に戸建住宅メーカー等への木材供給等を主

力事業とする製材加工販売会社であります。今後当社グループが営業エリアを拡大していくにあたり、同社から木材

の安定供給を受けられる体制を構築することで、高いシナジーを生み出せると考えております。

 同社は、設立から30年以上経過している老舗企業になります。年々着実に実績を伸ばし、地域の住宅建築ニーズに

応えてきました。また、これまで堅実な経営を続けており、金融機関からの借入もほとんどなく、財務状況も良好に

推移しております。

 同社をグループに迎えることで、グループ全体の原価コスト削減に寄与することはもちろんのこと、受託の独自工

法の開発への取組等、当社グループの経営ビジョンの1つである住宅版SPAモデル・垂直統合モデルの確立に繋げ

ていきたいと考えております。

 

(3) 取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額
  幸の国木材工業株式会社の普通株式    958,887千円
   デューデリジェンス費用等(概算額)  5,500千円
   合計(概算額)                      964,387千円