当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社グループは、当中間連結会計期間より連結決算を開始しているため、前年同中間連結会計期間及び連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国の経済は、経済活動の正常化と緩やかな回復の兆しが見られはじめましたが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や世界的な資源価格の高騰や為替相場の大幅な変動による影響、食品の一斉値上げの影響など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、更なるユーザー体験の向上を目指したシステム及びアプリへの開発投資や、業容拡大に耐えうる強固な事業基盤の構築・新規事業への拡大のための人材登用、また、SNSを利用した広告宣伝活動への投資を継続的に行っております。
また、2024年8月23日に株式会社クロスエッジを子会社化し、冷凍弁当の宅配サービス「Dr.つるかめキッチン」事業を開始いたしました。まずは、安定した事業体制の構築を行い、今後、「EC Kuradashi」との連動性を高めるなど、持続的な成長に向けた取り組みを進めてまいります。
これらの結果、当中間連結会計期間の売上高は1,554,654千円、営業損失は90,220千円、経常損失は91,122千円、親会社株主に帰属する中間純損失は93,064千円となりました。
なお、当社グループは食品プラットフォーム運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末の総資産は1,983,064千円となりました。主な内訳は、現金及び預金が984,823千円、売掛金が132,949千円、商品及び製品が89,059千円、有形固定資産が8,471千円、無形固定資産が686,050千円、投資その他の資産が17,671千円であります。
(負債)
当中間連結会計期間末の負債は1,021,238千円となりました。主な内訳は、買掛金が217,654千円、1年内返済予定の長期借入金が209,893千円、長期借入金が432,047千円であります。
(純資産)
当中間連結会計期間末の純資産は961,825千円となりました。主な内訳は、資本剰余金が1,033,813千円、利益剰余金が△93,064千円であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、984,823千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は26,311千円となりました。これは主に、税金等調整前中間純損失が91,122千円、棚卸資産が75,903千円減少、仕入債務が46,448千円増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は470,777千円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出429,281千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は446,943千円となりました。これは主に、長期借入れによる収入560,000千円、長期借入金の返済による支出120,780千円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対応すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
当社は、2024年6月27日開催の取締役会において、株式会社クロスエッジの株式を取得し、子会社化することを決議いたしました。また、同日付で株式譲渡契約を締結し、2024年8月23日付で株式を取得いたしました。
詳細につきましては、「第4 経理の状況 1中間連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載しています。