当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善並びに経済活動の正常化が進み、インバウンド効果による国内消費の回復もあり、景気も緩やかな持ち直しの動きが見られましたが、アメリカの今後の政策動向に加えて中国の景気不安や中東情勢の緊迫化などの地政学リスクに伴う資源価格の上昇、金融資本市場の変動など、先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループの主力事業であります建設業界におきましては、公共投資は底堅く推移し、民間設備投資も持ち直しの傾向にありますが、建設資材価格・原材料価格の高騰や労働者不足による労務費の高止まり等も続いておりますので、経営環境は依然として不透明な状況であります。
このような状況下、当社グループは総力を挙げて受注活動を行うとともに、グループ各社の収益改善に努めてまいりました。
その結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高35億8千万円(前年同期比66.1%増)、営業利益3億8千1百万円(前年同期比1,035.2%増)、経常利益3億9千5百万円(前年同期比8.7%減)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は2億3百万円(前年同期比51.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績を示すと次のとおりであります。
(建設事業部門)
当中間連結会計期間の受注高は21億5千6百万円(前年同期比110.9%増)、完成工事高は13億7千1百万円(前年同期比104.9%増)、営業利益は1億2千3百万円(前年同期は営業損失3千1百万円)となりました。
(建材事業部門)
当中間連結会計期間の売上高は18億7千2百万円(前年同期比70.2%増)、営業利益は3億6千6百万円(前年同期比122.1%増)となりました。
(酒類事業部門)
当中間連結会計期間の売上高は1億6千9百万円(前年同期比10.2%減)、営業損失は2千9百万円(前年同期は営業利益0百万円)となりました。
(その他の事業部門)
当中間連結会計期間の売上高は1億6千7百万円(前年同期比15.7%減)、営業利益は1千8百万円(前年同期比14.8%減)となりました。
②財政状態
(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は62億6千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億6千4百万円増加いたしました。これは主に現金預金が1億1千7百万円減少いたしましたが、受取手形・完成工事未収入金等が5億3千7百万円増加したことによるものであります。固定資産は26億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億6千万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が1億1千2百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、88億7千万円となり、前連結会計年度末に比べ2億3百万円増加いたしました。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は23億2千万円となり、前連結会計年度末に比べ5千万円増加いたしました。これは主に短期借入金が8千2百万円減少いたしましたが、未成工事受入金が1億5千6百万円増加したことによるものであります。固定負債は5億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ5千6百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が5千3百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、28億2千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ6百万円減少いたしました。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は60億4千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億9百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する中間純利益の計上2億3百万円によるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、24億9千8百万円(前年同期比7億5千1百万円の増加)となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前中間純利益の計上等により1億6千8百万円の収入(前年同期累計期間は1億9百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
定期預金の預入による支出等により2億2千1百万円の支出(前年同期累計期間は1億9千万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入金の返済による支出等により1億7千6百万円の支出(前年同期累計期間は6百万円の収入)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当中間連結会計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
受注実績
|
セグメントの名称 |
前中間会計期間 |
当中間会計期間 |
前年同期比(%) |
|
|
建設事業 |
(千円) |
1,022,182 |
2,156,073 |
210.9 |
(注)当社及び連結子会社では建設事業以外は受注生産を行っておりません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。