第一部 【企業情報】
当社(株式会社フジ・コーポレーション)は関係会社を有していないため、「第1企業の概況」「第2事業の状況」及び「第3設備の状況」は当社の状況を記載しております。
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
提出会社の状況
回次
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第48期
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第49期
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第50期
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第51期
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第52期
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決算年月
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2020年10月
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2021年10月
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2022年10月
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2023年10月
|
2024年10月
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売上高
|
(千円)
|
34,240,507
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38,847,155
|
43,080,410
|
45,091,591
|
46,142,013
|
経常利益
|
(千円)
|
3,530,677
|
4,214,445
|
5,379,894
|
5,770,060
|
5,632,425
|
当期純利益
|
(千円)
|
2,356,735
|
2,864,286
|
3,691,789
|
3,985,993
|
4,051,508
|
持分法を適用した場合の投資利益
|
(千円)
|
―
|
―
|
―
|
―
|
―
|
資本金
|
(千円)
|
1,236,515
|
1,236,515
|
1,236,515
|
1,236,515
|
1,236,515
|
発行済株式総数
|
(株)
|
10,485,000
|
20,970,000
|
19,970,000
|
19,223,900
|
18,405,400
|
純資産額
|
(千円)
|
17,929,457
|
20,428,801
|
22,528,575
|
24,502,695
|
26,256,683
|
総資産額
|
(千円)
|
28,747,325
|
29,366,108
|
31,528,690
|
33,684,346
|
37,019,927
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
875.30
|
995.81
|
1,151.77
|
1,296.89
|
1,449.67
|
1株当たり配当額 (内、1株当たり 中間配当額)
|
(円) (円)
|
|
|
|
|
|
(―)
|
(―)
|
(―)
|
(12.50)
|
(20.00)
|
1株当たり 当期純利益金額
|
(円)
|
115.37
|
140.11
|
184.04
|
205.18
|
217.53
|
潜在株式調整後 1株当たり 当期純利益金額
|
(円)
|
115.12
|
139.80
|
183.68
|
204.79
|
217.11
|
自己資本比率
|
(%)
|
62.2
|
69.4
|
71.3
|
72.6
|
70.8
|
自己資本利益率
|
(%)
|
13.9
|
15.0
|
17.2
|
17.0
|
16.0
|
株価収益率
|
(倍)
|
9.0
|
8.6
|
6.9
|
8.2
|
8.4
|
配当性向
|
(%)
|
17.3
|
16.1
|
13.6
|
14.6
|
18.4
|
営業活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
5,078,135
|
4,313,029
|
1,308,220
|
4,635,417
|
6,151,136
|
投資活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
△3,318,631
|
△730,976
|
△1,214,474
|
△1,302,926
|
△588,231
|
財務活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
△759,476
|
△3,696,628
|
△1,675,602
|
△2,167,825
|
△2,450,061
|
現金及び現金同等物 の期末残高
|
(千円)
|
2,506,184
|
2,391,609
|
809,752
|
1,974,417
|
5,087,261
|
従業員数
|
(名)
|
465
|
477
|
492
|
483
|
482
|
株主総利回り
|
(%)
|
95.7
|
112.4
|
121.0
|
161.9
|
177.8
|
(比較指標:配当込みTOPIX)
|
(%)
|
(97.1)
|
(125.6)
|
(124.3)
|
(148.9)
|
(182.3)
|
最高株価
|
(円)
|
2,654
|
1,438 (2,876)
|
1,322 (2,644)
|
2,173 (4,346)
|
2,375 (4,750)
|
最低株価
|
(円)
|
1,385
|
1,035 (2,070)
|
1,045 (2,090)
|
1,216 (2,432)
|
1,536 (3,072)
|
(注) 1 当社は関連会社を有しておりませんので、「持分法を適用した場合の投資利益」については記載しておりません。
2 第48期及び第49期、第50期の1株当たり配当額には特別配当2.5円、第51期の1株当たり配当額には特別配当5円を含んでおります。
3 2021年5月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。第48期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
4 最高株価及び最低株価は、東京証券取引所プライム市場(2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部)におけるものであります。
5 第49期、第50期、第51期及び第52期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。
6 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第50期の期首から適用しており、第50期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
2 【沿革】
1969年1月宮城県仙台市宮千代において、自動車用タイヤの修理及び販売を目的として、当社の前身である個人商店不二タイヤ商会を創業いたしました。その後、1971年11月に有限会社不二タイヤ商会を設立いたしました。
有限会社不二タイヤ商会設立以後の経緯は、次のとおりであります。
年月
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概要
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1971年11月
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有限会社不二タイヤ商会を設立。
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1976年6月
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本社を仙台市扇町(現 仙台市宮城野区扇町)に移転。
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1982年11月
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有限会社不二タイヤ商会を組織変更し、株式会社不二タイヤ商会を設立。
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1988年7月
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現社名株式会社フジ・コーポレーションに商号変更。 自動車関連誌への掲載による通信販売を開始。
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1993年10月
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本社を仙台市宮城野区岩切に移転。 当社の基本店舗形態となる「タイヤ&ホイール館フジ」出店開始。
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1995年3月
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仙台市若林区に物流拠点として、フジロジスティクスを設置。
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1996年11月
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株式額面変更のため、株式会社建広社を存続会社として合併し、同時に株式会社建広社の商号を株式会社フジ・コーポレーションに変更。
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1997年1月
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フジロジスティクス(現 第1ロジスティクス)を、宮城県黒川郡富谷町明石(現 富谷市成田)に移転し、同時に営業本部を設置。
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1999年2月
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本社を宮城県黒川郡富谷町成田(現 富谷市成田)九丁目3番3号に移転。
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1999年6月
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当社株式を日本証券業協会に登録。
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2001年11月
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店舗の規模を既存店の1/3にした新形態サテライト店舗「フジファイブデイズ」出店開始。
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2003年6月
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第1回私募債(無担保社債)発行(2005年11月全額買入償還)。
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2003年7月
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第2回私募債(無担保社債)発行(2005年11月全額買入償還)。
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2003年10月
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商品構成を高額商品、中でも輸入車や国産の高級セダンに適合する商品を中心に揃える、専門性を突き詰めた新形態の店舗「Special Brand」出店開始。
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2003年12月
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第3回私募債(無担保社債)発行(2005年11月全額買入償還)。
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2004年12月
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株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
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2005年12月
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株式会社ジャスダック証券取引所における当社株式の売買単位を1,000株から100株に変更。
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2010年4月
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ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。
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2010年10月
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大阪証券取引所(JASDAQ市場、ヘラクレス市場及びNEO市場)の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
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2012年9月
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第2ロジスティクス及び本社営業部事務所を本社同地区に設置。
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2013年7月
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大阪証券取引所現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
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2015年7月
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本社を宮城県黒川郡富谷町成田(現 富谷市成田)一丁目7番1号に移転。
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2015年9月
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第3ロジスティクスを本社同地区に設置。
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2016年1月
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東京証券取引所市場第二部に市場変更。
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2016年10月
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東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
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2023年8月
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本社を宮城県富谷市成田一丁目2番2号に移転。
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(注) 2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行しており
ます。
3 【事業の内容】
当社は、カー用品のタイヤ・ホイールに的を絞り、店舗販売、通信販売、業者販売により販売しております。
一般的なカー用品等小売店は、タイヤ・ホイールだけではなく、カーオーディオ、ナビゲーション、エンジンオイル、バッテリー、アクセサリー等々、様々な種類の商品を販売しておりますが、当社は、取り扱い品目をタイヤ・ホイールに限定することで、店舗規模がコンパクトになり、店舗に従事する従業員を少なくすることが可能となり、さらには、取り扱い品目が少ないことで社員の商品知識が容易に上げられるなどのメリットがあります。また、お客様からみた場合には、店舗に展示してある商品の殆どが豊富な種類のホイールとタイヤになっているため、様々な商品を実際にご覧頂き、納得したうえで購入することができます。
当社の販売形態は、店舗販売、通信販売及び業者販売の3つに分かれております。まず、店舗販売は郊外型の店舗で、幹線道路沿いに多く出店しております。出店形態は3つあり、1つ目は、輸入車、高級車にターゲットを合わせたスペシャルブランド店で、高額所得層が多い地域に出店しております。2つ目は、タイヤ&ホイール館で、店舗規模はスペシャルブランド店と同等で、地方都市への出店に多い形態で、一般の顧客が入り易いような雰囲気にしております。3つ目は、ファイブデイズで、店舗規模を他の形態の店舗の半分程度にして、既存のスペシャルブランド店やタイヤ&ホイール館のサテライト的な店舗として近くに出店しております。展示する商品は、タイヤ&ホイール館と同等で、地域のドミナント化を図る目的があります。
通信販売は、インターネット上の自社ホームページやネット上のショッピングモールに販売サイトを出店し、日本国内外に向けた販売をしております。以前は、自動車雑誌に広告を載せ、電話にて販売をしておりましたが、最近は殆どがこのネットからの注文となっております。
業者販売は、同業者であるカー用品等小売店、カーディーラーやホームセンター、ガソリンスタンド等に直接販売するほか、卸売業者経由で販売しております。最近は、当社の店舗周辺のカーディーラーやガソリンスタンド等への販売が、店舗数が増加するに従い順調に増えております。
取扱商品のホイールには、ナショナルブランドとプライベートブランドがあり、それぞれ国内外から直接仕入れ、当社の店舗販売、通信販売、業者販売により販売しております。プライベートブランドは、当社と提携していただいているホイールメーカーと共同開発(売れ筋のデザインやサイズ情報を当社からホイールメーカーに提供して、メーカーに金型を制作していただくとともに、生産に入る前にJWL(国土交通省の定める「軽合金製ディスクホイールの技術基準」)指定の強度検査を行っており、高品質のものを低価格で販売しております。
タイヤに関しましては、ヨコハマ、ダンロップ、ブリヂストン等の国内一流品のタイヤをはじめ、ミシュラン、ピレリ等の輸入高級タイヤを取り扱っております。また、お客様の中には最近のニーズとして価格重視の声が多くなっており、国内メーカー品と比べ低価格で販売できる中国をはじめとする、東南アジア製のタイヤの中でも特に品質の良いタイヤを仕入れ、お客様のニーズに対応しております。
なお、当社はカー用品等販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
[事業系統図]
4 【関係会社の状況】
該当事項はありません。
5 【従業員の状況】
当社はカー用品等販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(1) 提出会社の状況
2024年10月31日現在
従業員数(名)
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平均年齢(歳)
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平均勤続年数(年)
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平均年間給与(千円)
|
482
|
36.1
|
9.7
|
4,988
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(注) 1 従業員数は就業人員であります。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(2) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
当事業年度
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補足説明
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管理職に 占める 女性労働者 の割合(%) (注)
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男性労働者の 育児休業 取得率(%) (注)
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労働者の男女の 賃金の差異(%)(注)
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正規雇用 労働者
|
パート・ 有期労働者
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11.3
|
14.3
|
84.6
|
―
|
―
|
(注) 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。