【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

連結子会社の数 14

主要な連結子会社の名称

GMOクリック証券株式会社

GMO-Z.com Forex HK Limited

株式会社FXプライムbyGMO

GMO-Z.com Trade UK Limited

GMO-Z.com Bullion HK Limited

GMO-Z com Securities (Thailand) Limited

GMOコイン株式会社

GMOアダム株式会社

GMOオフィスサポート株式会社

外貨ex byGMO株式会社

なお、当連結会計年度より、新たに設立したGMOアダム株式会社、GMOオフィスサポート株式会社他1社、また、外貨ex byGMO株式会社の発行済株式の全部を取得したことにより同社及びその子会社1社を連結の範囲に含めております。

 

2.持分法の適用に関する事項

 非連結子会社及び関連会社はありませんので持分法の適用はありません。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

 連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

イ 有価証券

(イ)トレーディング商品に属する有価証券(売買目的有価証券)

時価法を採用しております。

(ロ)トレーディング商品に属さない有価証券

その他有価証券

時価のないもの

移動平均法による原価法を採用しております。なお、投資事業組合等への出資持分については、直近の決算日の財務諸表を基礎とし、持分相当額を純額で取込む方法を採用しております。

ロ デリバティブ

時価法を採用しております。

 

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

イ 有形固定資産(リース資産は除く)

当社及び国内連結子会社については、主として定率法(ただし、建物(建物附属設備を除きます。)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)を採用し、在外連結子会社については定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は、次のとおりであります。

建物   2年~50年

器具備品 2年~20年

ロ 無形固定資産(リース資産は除く)

定額法を採用しております。

なお、ソフトウエア(自社利用)の耐用年数については、社内における利用可能期間(3年~5年)に基づいております。また、顧客関連資産の耐用年数については、その効果の及ぶ期間(9年)に基づいております。

ハ リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

ニ 長期前払費用

定額法を採用しております。

 

(3) 重要な引当金及び準備金の計上基準

イ 貸倒引当金

債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

ロ 賞与引当金

従業員に対する賞与の支給に備えるため、当連結会計年度の業績を勘案して算出した支給見込額を計上しております。

ハ 役員賞与引当金

役員に対する賞与の支給に備えるため、当連結会計年度の業績を勘案して算出した支給見込額を計上しております。

ニ 金融商品取引責任準備金

有価証券の売買その他取引又はデリバティブ取引等に関して生じた事故による損失に備えるため、金融商品取引法第46条の5の規定に基づき、「金融商品取引業等に関する内閣府令」第175条に定めるところにより算出した額を計上しております。

 

(4) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、期末日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。

なお、在外連結子会社の資産及び負債は、在外連結子会社の決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含めて計上しております。

 

 (5) のれんの償却方法及び償却期間

のれんの償却については、その効果の発現する期間を個別に見積り、5年~12年で均等償却しております。

 

(6) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手元現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還期限の到来する短期資金からなっております。

 

 

(7) その他連結財務諸表作成のための重要な事項

イ 繰延資産の処理方法

株式交付費

株式交付費は、支出時に全額費用処理しております。

ロ 消費税等の会計処理

消費税等の会計処理は、税抜方式によっております。

なお、控除対象外消費税等については、当連結会計年度の費用として処理しております。ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は、主として長期前払費用として計上し、法人税法の規定により5年間で均等償却しております。

ハ 顧客を相手方とする店頭外国為替証拠金取引の会計処理

顧客との間で行われる店頭外国為替証拠金取引については、取引に係る決済損益及び評価損益、並びに未決済ポジションに係るスワップポイントの授受をトレーディング損益として計上しております。

なお、評価損益は、顧客を相手方とする店頭外国為替証拠金取引の未決済ポジションの建値と時価の差額を取引明細毎に算定し、これらを合算し損益を相殺して算出しており、これと同額を連結貸借対照表上の外国為替証拠金取引顧客差金に計上しております。

また、本邦内における顧客からの預り資産は、金融商品取引法第43条の3第1項の規定に基づき「金融商品取引業等に関する内閣府令」第143条第1項第1号に定める方法により区分管理しており、在外連結子会社における顧客からの預り資産は、現地の法令に基づき自己の資産と区分して管理しており、これらを連結貸借対照表上の預託金に計上しております。

ニ カウンターパーティーを相手方とする外国為替取引の会計処理

カウンターパーティーとの間で行われる外国為替取引については、取引に係る決済損益及び評価損益をトレーディング損益として計上しております。

なお、評価損益は、カウンターパーティーを相手方とする外国為替取引の未決済ポジションの建値と時価の差額を取引明細毎に算定し、これらを合算し損益を相殺して算出しており、これと同額を連結貸借対照表上の外国為替証拠金取引自己差金に計上しております。

ホ 連結納税制度の適用

当社及び一部の連結子会社は、連結納税制度を適用しております。

ヘ 連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用

当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法の規定に基づいております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

のれん及びその他の無形固定資産の評価

(1) 連結財務諸表に計上した金額

当連結会計年度末の連結貸借対照表において、外貨ex byGMO株式会社の買収に伴い計上したのれん及びその他の無形固定資産(顧客関連資産)の金額は、以下のとおりです。

 

連結貸借対照表計上額

のれん

10,868

百万円

その他の無形固定資産

7,726

百万円

 

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の内容に関する情報

①連結財務諸表に計上した金額の算出方法

外貨ex byGMO株式会社との企業結合取引により取得したのれんは、被取得企業の今後の事業展開により期待される将来の超過収益力であり、取得価額と被取得企業の識別可能な資産及び負債の企業結合日時点の時価との差額で計上しております。また、顧客関連資産は、既存顧客との継続的な取引関係により生み出すことが期待される超過収益の現在価値として算定しております。これらは、いずれもその効果が及ぶ期間にわたって規則的に償却しており、未償却残高は減損処理の対象となります。

のれん及び顧客関連資産の減損の兆候の把握においては、株式取得時の事業計画と実績の比較に基づき、超過収益力等の著しい低下の有無を検討しております。

減損の兆候があると認められる場合には、割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定します。

なお、当連結会計年度末において、のれん及び顧客関連資産は、減損の兆候はないと判断しております。

 

②連結財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定

のれんの金額の算定の基礎となる事業計画における過去の経営成績を勘案した売上高成長率、無形固定資産に計上された「顧客関連資産」の当該資産から得られる将来キャッシュ・フローにおける既存顧客の残存率、事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フロー及び「顧客関連資産」から得られる将来キャッシュ・フローのそれぞれが見積値から乖離するリスクについて反映するための割引率を主要な仮定としております。

 

③翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

これらの主要な仮定は見積りの不確実性を伴うため、重要な変更が生じ超過収益力が毀損していると判断された場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表において、のれん及び顧客関連資産の減損損失を認識する可能性があります。

 

 

(未適用の会計基準等)
1 収益認識に関する会計基準等

・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)

・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)

 

(1) 概要

収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は次の5つのステップを適用し認識されます。

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。

ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。

 

(2) 適用予定日

2022年12月期の期首より適用予定であります。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。

 

2 時価の算定に関する会計基準等

・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)

・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日)

・「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日)

・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)

・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)

 

(1) 概要

国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関するガイダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。

・「金融商品に関する会計基準」における金融商品

・「棚卸資産の評価に関する会計基準」におけるトレーディング目的で保有する棚卸資産

また「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」が改訂され、金融商品の時価のレベルごとの内訳等の注記事項が定められました。

 

(2) 適用予定日

2022年12月期の期首より適用予定であります。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。

 

・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)

 

(1) 概要

投資信託の時価の算定及び注記に関する取扱い並びに、貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合等への出資の時価の注記に関する取扱いを定めています。

 

(2) 適用予定日

2023年12月期の期首より適用予定であります。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。

 

 

3 グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い

・「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)

 

(1) 概要

グループ通算制度への移行に伴い、グループ通算制度を適用する場合における法人税及び地方法人税並びに税効果会計の会計処理及び開示の取扱いを定めています。

 

(2) 適用予定日

2023年12月期の期首より適用予定であります。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります

 

(表示方法の変更)

「会計上の見積りの開示に関する会計基準」の適用

「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日)を当連結会計年度の年度末に係る連結財務諸表から適用し、連結財務諸表に重要な会計上の見積りに関する注記を記載しております。

ただし、当該注記においては、当該会計基準第11項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度に係る内容については記載しておりません。

 

 

(追加情報)

「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」(実務対応報告第38号 2018年3月14日)に従った会計処理を行っております。仮想通貨に関する注記は以下のとおりであります。なお、「情報通信技術の進展に伴う金融取引の多様化に対応するための資金決済に関する法律等の一部を改正する法律」(令和元年法律第28号)により資金決済法が改正され、仮想通貨は暗号資産に呼称が変更されており、以下の注記では暗号資産と記載しております。

 

(1) 暗号資産の連結貸借対照表計上額

 

前連結会計年度
(2020年12月31日)

当連結会計年度
(2021年12月31日)

保有する暗号資産(預託者から預かっている暗号資産を除く)

7,942百万円

13,072百万円

預託者から預かっている暗号資産

43,541百万円

116,307百万円

合計

51,483百万円

129,379百万円

 

 

(2) 保有する暗号資産の種類ごとの保有数量及び連結貸借対照表計上額

 活発な市場が存在する暗号資産

 

前連結会計年度
(2020年12月31日)

当連結会計年度
(2021年12月31日)

種類

保有数量(単位)

連結貸借対照表計上額

保有数量(単位)

連結貸借対照表計上額

ビットコイン

1,642.860

BTC

4,947百万円

1,346.901

BTC

7,104百万円

イーサリアム

14,963.927

ETH

1,150百万円

6,629.020

ETH

2,781百万円

ビットコインキャッシュ

7,612.607

BCH

268百万円

5,312.295

BCH

257百万円

ライトコイン

25,975.262

LTC

333百万円

19,526.302

LTC

323百万円

リップル

23,917,623.191

XRP

547百万円

15,177,163.671

XRP

1,418百万円

ステラ

13,639,627.921

XLM

177百万円

7,632,643.235

XLM

228百万円

ネム

18,546,612.720

XEM

389百万円

11,439,194.529

XEM

157百万円

バット

2,575,466.000

BAT

53百万円

857,681.838

BAT

116百万円

オーエムジー

243,512.000

OMG

63百万円

159,179.778

OMG

105百万円

テゾス

45,041.491

XTZ

9百万円

143,633.089

XTZ

69百万円

クアンタム

 

48,940.820

QTUM

47百万円

エンジン

コイン

 

201,285.337

ENJ

58百万円

ポルカドット

 

24,198.857

DOT

73百万円

コスモス

 

28,398.864

ATOM

100百万円

シム

 

1,322,799.460

XYM

29百万円

モナ

 

82,365.488

MONA

10百万円

ソラナ

 

42.382

SOL

0百万円

ボバ

 

554,910.000

BOBA

188百万円

合計

 

7,942百万円

 

13,072百万円

 

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 所有権留保等資産及び所有権留保付債務

所有権留保等資産は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

建物

207

百万円

216

百万円

器具備品

295

百万円

379

百万円

 

 

所有権留保付債務は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

未払金

550

百万円

589

百万円

長期未払金

326

百万円

729

百万円

 

 

※2 担保資産及び担保付債務

担保に供している資産は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

関係会社株式

百万円

28,755

百万円

 

(注) 関係会社株式は連結財務諸表上、相殺消去しております。

 

担保付債務は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

短期借入金

百万円

26,300

百万円

 

 

 3 差入れている有価証券の時価額

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

信用取引貸証券

27,511

百万円

22,444

百万円

信用取引借入金の本担保証券

2,568

百万円

8,367

百万円

消費貸借契約により貸し付けた有価証券

20,978

百万円

19,728

百万円

差入保証金代用有価証券

50,957

百万円

57,874

百万円

 

 

 4 差入れを受けている有価証券の時価額

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

信用取引貸付金の本担保証券

66,655

百万円

79,350

百万円

信用取引借証券

8,380

百万円

6,353

百万円

消費貸借契約により借り入れた有価証券

51,707

百万円

53,100

百万円

受入保証金代用有価証券

325,930

百万円

301,101

百万円

その他担保として受け入れた有価証券

74,971

百万円

136,549

百万円

 

 

 5 スタンドバイ信用状に係る債務保証

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

GMOあおぞらネット銀行(株)

72

百万円

2,830

百万円

 

(注) 前連結会計年度及び当連結会計年度において、外貨建保証債務がそれぞれ72百万円(700千米ドル)及び80百万円(700千米ドル)含まれております。なお、外貨建保証債務は、連結会計年度末の為替相場により円換算しております。

 

 

※6 有形固定資産の減価償却累計額

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

建物

196

百万円

309

百万円

器具備品

1,233

百万円

2,703

百万円

リース資産

83

百万円

106

百万円

 

 

※7  特別法上の準備金の計上を規定した法令の条項は、以下のとおりであります。

金融商品取引責任準備金

金融商品取引法第46条の5

 

 8 当座貸越契約及び貸出コミットメント契約

GMO-FHは、証券・FX事業及び暗号資産事業における運転資金の効率的な調達を目的として、複数の金融機関等と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。

この契約に基づく連結会計年度末の借入未実行残高は以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

当座貸越極度額及び貸出コミットメントの総額

107,289

百万円

134,363

百万円

借入実行残高

79,233

百万円

99,865

百万円

差引額

28,056

百万円

34,497

百万円

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 人件費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2020年1月1日

至  2020年12月31日)

当連結会計年度

(自  2021年1月1日

至  2021年12月31日)

賞与引当金繰入額

929

百万円

1,396

百万円

役員賞与引当金繰入額

412

百万円

647

百万円

 

 

※2 減損損失の主な内容は、次のとおりであります。

前連結会計年度(自  2020年1月1日 至  2020年12月31日)

場所

用途

種類

減損損失

東京都渋谷区

GMOクリック証券株式会社事業用資産

ソフトウエア仮勘定

92百万円

 

GMO-FHは、キャッシュ・フローを生み出す最小の単位として、連結会社毎に資産のグルーピングを実施しております。また、処分予定の資産や一定の事由をもって個別に管理することが可能な資産、事業の用に供していない遊休資産等については個別に取り扱っております。

GMOクリック証券株式会社の一部のサービスの為に進めていたシステム開発において、開発方針の見直しの意思決定がなされたため、当該システム開発に係るソフトウエア仮勘定について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その減少額を減損損失として特別損失に計上しております。

なお、当該資産の回収可能価額は使用価値を零として算定しております。

 

当連結会計年度(自 2021年1月1日  至 2021年12月31日)

場所

用途

種類

減損損失

東京都渋谷区

新規設立会社事業用資産

ソフトウエア

39百万円

 

GMO-FHは、キャッシュ・フローを生み出す最小の単位として、連結会社毎に資産のグルーピングを実施しております。また、処分予定の資産や一定の事由をもって個別に管理することが可能な資産、事業の用に供していない遊休資産等については個別に取り扱っております。

当連結会計年度に新規事業の提供を目的として設立した会社において、解散の意思決定がなされたため、当該新規事業の為に開発したシステムに係るソフトウエアについて、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その減少額を減損損失として特別損失に計上しております。

なお、当該資産の回収可能価額は使用価値を零として算定しております。

 

(連結包括利益計算書関係)

※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

前連結会計年度

(自  2020年1月1日

至  2020年12月31日)

当連結会計年度

(自  2021年1月1日

至  2021年12月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

 

 

  当期発生額

62

百万円

56

百万円

  組替調整額

百万円

百万円

    税効果調整前

62

百万円

56

百万円

    税効果額

△21

百万円

△13

百万円

    その他有価証券評価差額金

41

百万円

42

百万円

為替換算調整勘定

 

 

 

 

 当期発生額

△451

百万円

104

百万円

 組替調整額

百万円

百万円

    税効果調整前

△451

百万円

104

百万円

    税効果額

百万円

百万円

    為替換算調整勘定

△451

百万円

104

百万円

      その他の包括利益合計

△410

百万円

147

百万円

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式(株)

117,737,785

171,368

117,909,153

 

(変動事由の概要)

発行済株式の株式数の増加は、新株予約権の権利行使171,368株であります。

 

2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式(株)

4,800,000

76,250

4,723,750

 

(変動事由の概要)

自己株式の株式数の増加は、2020年9月15日開催の取締役会決議による自己株式の取得4,800,000株であります。また、自己株式の株式数の減少は、新株予約権の権利行使による自己株式の処分76,250株であります。

 

3 新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

 

4 配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2020年2月4日

取締役会

普通株式

722

6.14

2019年12月31日

2020年3月13日

2020年4月28日

取締役会

普通株式

1,407

11.94

2020年3月31日

2020年6月22日

2020年7月29日

取締役会

普通株式

1,461

12.40

2020年6月30日

2020年9月23日

2020年10月27日

取締役会

普通株式

854

7.25

2020年9月30日

2020年12月21日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2021年2月2日

取締役会

普通株式

利益剰余金

659

5.83

2020年12月31日

2021年3月22日

 

 

当連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式(株)

117,909,153

117,909,153

 

 

2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式(株)

4,723,750

357,500

4,366,250

 

(変動事由の概要)

自己株式の株式数の減少は、新株予約権の権利行使による自己株式の処分357,500株であります。

 

3 新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

4 配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2021年2月2日

取締役会

普通株式

659

5.83

2020年12月31日

2021年3月22日

2021年4月30日

取締役会

普通株式

2,233

19.70

2021年3月31日

2021年6月21日

2021年8月2日

取締役会

普通株式

1,307

11.52

2021年6月30日

2021年9月21日

2021年11月1日

取締役会

普通株式

1,146

10.10

2021年9月30日

2021年12月20日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2022年2月3日

取締役会

普通株式

利益剰余金

1,231

10.85

2021年12月31日

2022年3月22日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

外貨ex byGMO株式会社の全株式を取得したことにより新たに同社及びその子会社1社を連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳並びに外貨ex byGMO株式会社の株式の取得価額と外貨ex byGMO株式会社を取得するための支出(純額)との関係は次のとおりです。

流動資産

125,617百万円

固定資産

10,073百万円

のれん

11,099百万円

流動負債

△116,004百万円

固定負債

△2,056百万円

株式の取得価額

28,729百万円

現金及び現金同等物

△12,662百万円

差引:取得のための支出

16,066百万円

 

 

※2 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前連結会計年度

(自  2020年1月1日

至  2020年12月31日)

当連結会計年度

(自  2021年1月1日

至  2021年12月31日)

現金及び預金勘定

62,000

百万円

66,018

百万円

預入期間が3か月を超える定期預金

△1,720

百万円

△2,114

百万円

拘束性預金

△150

百万円

△306

百万円

現金及び現金同等物

60,129

百万円

63,597

百万円

 

 

(リース取引関係)

(借主側)

所有権移転外ファイナンス・リース取引

1 リース資産の内容

主として、外国為替証拠金取引システムに係る電子計算機等(器具備品)であります。

 

2 リース資産の減価償却の方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

(金融商品関係)

1  金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

GMO-FHは、一般投資家に対する有価証券取引や外国為替証拠金取引等の金融商品取引サービス及び暗号資産の売買や暗号資産証拠金取引等の暗号資産取引サービスを提供することを主たる事業としており、金融商品取引サービスは連結子会社8社(GMOクリック証券株式会社、GMO-Z.com Forex HK Limited、株式会社FXプライムbyGMO、GMO-Z.com Trade UK Limited、GMO-Z.com Bullion HK Limited、GMO-Z com Securities (Thailand) Limited及び外貨ex byGMO株式会社他1社)により、暗号資産取引サービスは、連結子会社2社(GMOコイン株式会社他1社)により提供しております。

当該事業から発生する資金負担に備えるため、GMO-FHは手元流動性の維持及び複数の取引金融機関からコミットメントライン等を取得することにより資金需要に備えております。その他、外国為替取引においてカウンターパーティーとの間のカバー取引に必要な差入証拠金の一部を、金融機関との支払保証契約に基づく保証状によって代用することにより、資金負担を軽減しております。

GMO-FHが提供する外国為替証拠金取引、暗号資産証拠金取引等の店頭デリバティブ取引は、顧客との間で自己が取引の相手方となって取引を行うため、取引の都度、GMO-FHにはポジション(持ち高)が発生します。GMO-FHは発生したそれらのポジションの為替変動リスクや価格変動リスクを低減するため、一部の連結子会社では、財政状態を基礎としたポジション限度枠を定め、カウンターパーティーその他の金融機関との間で適宜カバー取引を行うことにより、保有するポジション額をその範囲内に留めております。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

GMO-FHが保有する金融商品は、有価証券関連取引又は外国為替証拠金取引及び暗号資産証拠金取引等の店頭デリバティブ取引に付随するものに大別され、信用リスク、市場リスク、流動性リスクを有しております。

なお、有価証券関連取引は、GMOクリック証券株式会社及びGMO-Z com Securities (Thailand) Limitedの2社が営んでおります。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

①  信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

株式取引における信用取引及び株価指数先物・オプション取引において、顧客との間で発生しうる信用リスク低減のための事前策として、口座開設基準、発注限度額及び建玉限度額を設け、与信提供に一定の制限を設けております。また、顧客から取引額に対して一定の保証金(金銭又は有価証券)の差し入れを受けております。取引開始後、相場変動により顧客の評価損失が拡大あるいは代用有価証券の価値が下落し、顧客の担保額が必要額を下回った場合、GMO-FHは顧客に対して追加の担保差し入れ(追証)を求めますが、顧客がその支払に応じない場合、GMO-FHは顧客の取引を強制的に決済することで取引を解消します。強制決済による決済損失が担保額を上回る場合は、顧客に対して超過損失分の金銭債権が生じることで、当該金銭債権について信用リスクが発生します。GMO-FHは、顧客に対して当該金銭債権の支払を求めますが、顧客がその支払に応じない場合、その不足額の全部又は一部が回収不能となる可能性があります。なお、顧客との間で発生しうる信用リスクをより低減するために、週に一度、信用取引に係る代用有価証券の掛目変更等の見直しを行っているほか、株価指数先物・オプション取引における証拠金率の見直しを行っております。

顧客との間で行われる店頭デリバティブ取引については、急激な相場の変動等の要因により、顧客が差入れている証拠金を超える損失が発生する可能性があり、この場合、顧客に対し超過損失分の金銭債権が生じることで、当該金銭債権について信用リスクが発生します。GMO-FHは、顧客に対して当該金銭債権の支払を求めますが、顧客がその支払に応じない場合、その不足額の全部又は一部が回収不能となる可能性があります。当該信用リスクについては、顧客の証拠金維持率(顧客が保有する未決済ポジションに対する時価の証拠金の比率)が一定の値を下回った場合、未決済ポジションを強制決済する自動ロスカット制度を採用することにより、当該リスクの発生可能性を低減しております。

一方、カウンターパーティーとの間で行われる外国為替取引については、カウンターパーティーに対する差入証拠金等の金銭債権について、カウンターパーティーの破綻等による信用リスクを有しております。当該カウンターパーティーの信用リスクに対しては、一定の格付けを有する等の基準によりカウンターパーティーを選別し、定期的に格付け情報の変更等の信用状況の変化を確認する等により与信管理を行っております。

その他業務全般において、関係諸法令の要求に基づき、顧客から預託を受けた金銭は銀行等へ預入又は信託を行う必要があります。当該金銭のうち、信託財産は委託先である信託銀行等が破綻に陥った場合でも、信託法によりその財産は保全されることとなっており、信託銀行等の信用リスクからは遮断されております。

 

②  市場リスクの管理

顧客との間で行われる店頭デリバティブ取引については、取引の都度、GMO-FHにはポジションが発生するため、そのポジションに対し市場リスク(為替変動リスク、価格変動リスク)を有することになります。当該市場リスクについては、他の顧客の反対売買取引と相殺する店内マリーやカウンターパーティーとの間で反対売買を行うカバー取引を行うことでリスクの回避を図っております。ただし、システムトラブル等の原因によりカバー取引が適切に行われなかった場合やポジション管理の不備が生じた場合には、ヘッジが行われていないポジションについて当該市場リスクを有することとなります。GMO-FHは、保有しているポジション額をシステム的に自動制御しているほか、1営業日に複数回、業務部門において、顧客との取引によって生じるポジション額、自己保有しているポジション額及びカウンターパーティーとの取引により生じるポジション額が一致していることを確認する体制をとる等、各連結子会社において定められた方針に基づき管理を行っております。

一方、カウンターパーティーとの間で行われるカバー取引については、カウンターパーティーの意向によりカバー取引が実行できないという流動性リスクを有しております。当該リスクに関して、GMO-FHは流動性を確保するために複数のカウンターパーティーを選定することにより、流動性リスクを分散しております。

 

③  資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

有価証券関連取引、店頭デリバティブ取引及びその他業務全般において、証券金融会社やカウンターパーティーへの預託が必要となる保証金及び証拠金の差入れや、取引等に基づく顧客資産の増減と信託の差替えタイミングのズレにより一時的な資金負担の増加に伴う流動性リスクが発生します。GMO-FHは手元流動性の維持に加え、複数の取引金融機関からコミットメントライン等を取得し、急激な資金需要に備えております。

 

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価には、市場価格に基づく価格のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。また、注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

 

 

2  金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)参照)。

 

前連結会計年度(2020年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

(1) 現金及び預金

62,000

62,000

(2) 預託金

372,163

372,163

(3) トレーディング商品

 

 

 

    商品有価証券等

1,400

1,400

(4) 信用取引貸付金

92,455

92,455

(5) 信用取引借証券担保金

8,267

8,267

(6) 借入有価証券担保金

9,703

9,703

(7) 短期差入保証金

61,762

61,762

資産計

607,753

607,753

(1) トレーディング商品

 

 

 

    商品有価証券等

208

208

(2) 信用取引借入金

2,522

2,522

(3) 信用取引貸証券受入金

25,964

25,964

(4) 有価証券貸借取引受入金

21,570

21,570

(5) 預り金

50,848

50,848

(6) 受入保証金

407,829

407,829

(7) 短期借入金

94,240

94,240

(8) 長期借入金(*1)

15,390

15,388

△1

負債計

618,575

618,573

△1

デリバティブ取引(*2,3)

 

 

 

(1) 有価証券関連CFD取引関係

 

 

 

 イ.トレーディング商品

990

990

 ロ.トレーディング商品

(16)

(16)

(2) 外国為替証拠金取引関係

 

 

 

 イ.外国為替証拠金取引顧客差金

46,662

46,662

 ロ.外国為替証拠金取引自己差金

318

318

(3) 商品CFD取引関係

 

 

 

 イ.商品CFD取引顧客差金

(73)

(73)

 ロ.商品CFD取引自己差金

(91)

(91)

(4) 暗号資産証拠金取引関係

 

 

 

  その他の差金勘定

68

68

デリバティブ取引計

47,858

47,858

 

(*1) 長期借入金は1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。

(*2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

(*3) 各取引において、「イ」は顧客とのデリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務を、「ロ」は取次ブローカー又はカウンターパーティーとのデリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務を表しております。

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

(1) 現金及び預金

66,018

66,018

(2) 預託金

478,489

478,489

(3) トレーディング商品

 

 

 

    商品有価証券等

2,328

2,328

(4) 信用取引貸付金

128,336

128,336

(5) 信用取引借証券担保金

6,395

6,395

(6) 借入有価証券担保金

9,626

9,626

(7) 短期差入保証金

67,862

67,862

資産計

759,057

759,057

(1) トレーディング商品

 

 

 

    商品有価証券等

442

442

(2) 信用取引借入金

8,356

8,356

(3) 信用取引貸証券受入金

22,197

22,197

(4) 有価証券貸借取引受入金

20,614

20,614

(5) 預り金

55,486

55,486

(6) 受入保証金

524,035

524,035

(7) 短期借入金

142,965

142,965

(8) 長期借入金(*1)

26,366

26,377

10

負債計

800,466

800,476

10

デリバティブ取引(*2,3)

 

 

 

(1) 有価証券関連CFD取引関係

 

 

 

 イ.トレーディング商品

(2,248)

(2,248)

 ロ.トレーディング商品

104

104

(2) 外国為替証拠金取引関係

 

 

 

 イ.外国為替証拠金取引顧客差金

63,041

63,041

 ロ.外国為替証拠金取引自己差金

(876)

(876)

(3) 商品CFD取引関係

 

 

 

 イ.商品CFD取引顧客差金

81

81

 ロ.商品CFD取引自己差金

17

17

(4) 暗号資産証拠金取引関係

 

 

 

  その他の差金勘定

596

596

デリバティブ取引計

60,716

60,716

 

(*1) 長期借入金は1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。

(*2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

(*3) 各取引において、「イ」は顧客とのデリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務を、「ロ」は取次ブローカー又はカウンターパーティーとのデリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務を表しております。

 

 

(注1) 金融商品の時価の算定方法及びデリバティブ取引に関する事項

  

(1) 現金及び預金

 預金はすべて短期であるため、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額によっております。

 

(2) 預託金

 顧客からの要求に応じて支払義務を負う預り金及び受入保証金に応じて、1週間以内に差替えを行っているため、連結決算日に要求された場合における引出額(帳簿価額)を時価とみなしております。

 

(3) トレーディング商品 商品有価証券等

 これらの時価について、株式は取引所の価格により、債券は取引金融機関から提示された価格によっております。なお、前連結会計年度の損益に含まれた評価差額は△99百万円、当連結会計年度の損益に含まれた評価差額は△182百万円であります。

 

(4) 信用取引貸付金

 顧客に対する信用取引貸付金は短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額を時価とみなしております。

 

(5) 信用取引借証券担保金

 証券金融会社に対する信用取引借証券担保金は日々値洗いが行われているため、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額を時価とみなしております。

 

(6) 借入有価証券担保金

  借入有価証券担保金は、取引先から借り入れた有価証券の時価の変動により日々値洗いが行われていることや短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額を時価とみなしております。

 

(7) 短期差入保証金

 短期差入保証金は短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額を時価とみなしております。

 

負  債

(1) トレーディング商品 商品有価証券等

 これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。なお、前連結会計年度の損益に含まれた評価差額は7百万円、当連結会計年度の損益に含まれた評価差額は72百万円であります。

 

(2) 信用取引借入金

 証券金融会社からの信用取引借入金は日々値洗いが行われているため、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額を時価とみなしております。

 

(3) 信用取引貸証券受入金

 顧客から差入れを受けている信用取引貸証券受入金は短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、帳簿価額を時価とみなしております。

 

(4) 有価証券貸借取引受入金

 有価証券貸借取引受入金は、取引先へ差入れた有価証券の時価の変動により日々値洗いが行われていることや短期間で決済されるため、時価は帳簿価格と近似していることから、帳簿価額を時価とみなしております。

 

(5) 預り金

 顧客より預託を受けている預り金は、約定済未受渡資金等を除き、顧客からの要求に応じて支払義務を負うため、連結決算日に要求された場合における支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。

 

(6) 受入保証金

 顧客より預託を受けている受入保証金は、約定済未受渡資金や未決済ポジションに必要な担保額等を除き、顧客からの要求に応じて支払義務を負うため、連結決算日に要求された場合における支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。

 

 

(7) 短期借入金

 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。

 

(8) 長期借入金

 長期借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映しており、また、当社及び連結子会社の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっております。固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該長期借入金の元利金の合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算定しております。

 

デリバティブ取引

「デリバティブ取引関係」注記を参照ください。

 

(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額

 

 

(単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

非上場株式(*)

1,280

1,373

投資事業有限責任組合出資金(*)

1,584

2,483

合計

2,865

3,856

 

(*) これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価開示の対象とはしておりません。

 

(注3) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2020年12月31日)

 

1年以内

(百万円)

5年超

(百万円)

現金及び預金

62,000

預託金

372,154

9

信用取引貸付金

92,455

信用取引借証券担保金

8,267

借入有価証券担保金

9,703

短期差入保証金

61,762

合計

606,344

9

 

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

 

1年以内

(百万円)

5年超

(百万円)

現金及び預金

66,018

預託金

478,480

9

信用取引貸付金

128,336

信用取引借証券担保金

6,395

借入有価証券担保金

9,626

短期差入保証金

67,862

合計

756,719

9

 

 

 

(注4) 短期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2020年12月31日)

 

1年以内

(百万円)

1年超
2年以内

(百万円)

2年超
3年以内

(百万円)

3年超
4年以内

(百万円)

4年超
5年以内

(百万円)

5年超

(百万円)

信用取引借入金

2,522

有価証券貸借取引受入金

21,570

短期借入金

94,240

長期借入金

5,510

5,060

2,656

1,292

872

合計

123,843

5,060

2,656

1,292

872

 

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

 

1年以内

(百万円)

1年超
2年以内

(百万円)

2年超
3年以内

(百万円)

3年超
4年以内

(百万円)

4年超
5年以内

(百万円)

5年超

(百万円)

信用取引借入金

8,356

有価証券貸借取引受入金

20,614

短期借入金

142,965

長期借入金

6,312

12,658

4,244

2,324

826

合計

178,249

12,658

4,244

2,324

826

 

 

(有価証券関係)

1  売買目的有価証券

 

前連結会計年度

(2020年12月31日)

当連結会計年度

(2021年12月31日)

連結会計年度の損益に含まれた評価差額

△92

百万円

△109

百万円

 

 

2  その他有価証券

前連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

時価を把握することが極めて困難な非上場株式(連結貸借対照表計上額 1,280百万円)及び投資事業有限責任組合出資金(連結貸借対照表計上額 1,584百万円)のみを保有しているため、該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

時価を把握することが極めて困難な非上場株式(連結貸借対照表計上額 1,373百万円)及び投資事業有限責任組合出資金(連結貸借対照表計上額 2,483百万円)のみを保有しているため、該当事項はありません。

 

 

3 連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(自  2020年1月1日  至  2020年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2021年1月1日  至  2021年12月31日)

該当事項はありません。

 

4  減損処理を行った有価証券

前連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

当連結会計年度において、有価証券について100百万円(その他有価証券の株式100百万円)減損処理を行っております。

 

当連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

該当事項はありません。

 

(デリバティブ取引関係)

1  ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引について、取引の対象物の種類毎の連結決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額、時価及び評価損益並びに当該時価の算定方法は次のとおりであります。

(1) 通貨関連

前連結会計年度(2020年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

外国為替証拠金取引

 

 

 

 

 売建

994,883

32,977

32,977

 買建

942,658

14,002

14,002

合計

46,980

46,980

 

(注)  時価の算定方法 連結会計年度末の直物為替相場により算定しております。

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

外国為替証拠金取引

 

 

 

 

 売建

1,185,211

16,329

16,329

 買建

1,127,453

45,835

45,835

合計

62,165

62,165

 

(注)  時価の算定方法 連結会計年度末の直物為替相場により算定しております。

 

 

(2) 有価証券関連

前連結会計年度(2020年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

市場取引

株価指数先物取引

 

 

 

 

 売建

17,717

0

0

 買建

7,793

△33

△33

店頭

株価指数CFD取引

 

 

 

 

 売建

19,447

△1,219

△1,219

 買建

28,245

2,400

2,400

株式CFD取引

 

 

 

 

 売建

3,492

△153

△153

 買建

2,506

△20

△20

合計

974

974

 

(注)  時価の算定方法 株価指数先物取引は連結会計年度末の各取引所における清算指数及び最終価格により、株価指数CFD取引及び株式CFD取引は連結会計年度末の各取引所における最終取引価格により算定しております。

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

市場取引

株価指数先物取引

 

 

 

 

 売建

1,374

△0

△0

 買建

33,132

97

97

店頭

株価指数CFD取引

 

 

 

 

 売建

52,416

△2,855

△2,855

 買建

21,969

1,405

1,405

株式CFD取引

 

 

 

 

 売建

5,076

△487

△487

 買建

4,025

△303

△303

合計

△2,144

△2,144

 

(注)  時価の算定方法 株価指数先物取引は連結会計年度末の各取引所における清算指数及び最終価格により、株価指数CFD取引及び株式CFD取引は連結会計年度末の各取引所における最終取引価格により算定しております。

 

 

(3) 商品関連

前連結会計年度(2020年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

市場取引

商品先物取引

 

 

 

 

 売建

1,592

 買建

19

店頭

商品取引

 

 

 

 

 売建

80

△2

△2

 買建

10,961

△89

△89

商品CFD取引

 

 

 

 

 売建

10,617

△400

△400

 買建

6,073

326

326

合計

△165

△165

 

(注)  時価の算定方法 商品先物取引は連結会計年度末の各取引所における最終取引価格により、商品取引は連結会計年度末の直物相場により、商品CFD取引は連結会計年度末の各取引所における最終取引価格及び直物相場により算定しております。

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

市場取引

商品先物取引

 

 

 

 

 売建

154

 買建

2,494

店頭

商品取引

 

 

 

 

 売建

539

△6

△6

 買建

2,811

23

23

商品CFD取引

 

 

 

 

 売建

10,744

△182

△182

 買建

5,955

264

264

合計

99

99

 

(注)  時価の算定方法 商品先物取引は連結会計年度末の各取引所における最終取引価格により、商品取引は連結会計年度末の直物相場により、商品CFD取引は連結会計年度末の各取引所における最終取引価格及び直物相場により算定しております。

 

 

(4) 暗号資産関連

前連結会計年度(2020年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

暗号資産証拠金取引

 

 

 

 

 売建

6,782

△527

△527

 買建

4,518

596

596

合計

68

68

 

(注)  時価の算定方法 すべて活発な市場が存在する暗号資産であることから、連結会計年度末の市場価格により算定しております。

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

区分

取引の種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

暗号資産証拠金取引

 

 

 

 

 売建

8,710

595

595

 買建

2,803

0

0

合計

596

596

 

(注)  時価の算定方法 すべて活発な市場が存在する暗号資産であることから、連結会計年度末の市場価格により算定しております。

 

2  ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

該当事項はありません。

 

 

(退職給付関係)

1  採用している退職給付制度の概要

当社及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度として複数事業主制度の企業年金基金制度を採用しており、また確定拠出型の制度として確定拠出年金制度を採用しております。

当社及び一部の連結子会社が加入する総合設立型の企業年金基金においては、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算できないため、確定拠出制度と同様に会計処理をしております。

 

2  確定拠出制度

 確定拠出制度(確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の企業年金基金制度を含む。)への要拠出額は、前連結会計年度45百万円、当連結会計年度47百万円であります。 

 要拠出額を退職給付費用として処理している複数事業主制度に関する事項は以下のとおりであります。

 

(1) 複数事業主制度の直近の積立状況

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2020年3月31日現在)

当連結会計年度

(2021年3月31日現在)

年金資産の額

49,775

54,166

年金財政計算上の数理債務の額と最低責任準備金の額との合計額

48,053

52,445

差引額

1,721

1,721

 

 

(2) 複数事業主制度の掛金に占めるGMO-FHの割合

  前連結会計年度  0.91%(2020年3月31日現在)

  当連結会計年度  0.97%(2021年3月31日現在)

 

(3) 補足説明

上記(1)の差引額の主な要因は、別途積立金(前連結会計年度2,520百万円、当連結会計年度1,721百万円)及び不足金(前連結会計年度798百万円)であります。なお、上記(2)の割合は、GMO-FHの実際の負担割合とは一致いたしません。

また、本制度における過去勤務債務の償却方法は、期間20年の元利均等償却であります。

 

 

(ストック・オプション等関係)

1.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

(1) ストック・オプションの内容

 

第1回新株予約権

第2回新株予約権

付与対象者の区分及び人数

当社執行役  1名
当社従業員  9名
子会社取締役 5名
子会社従業員 69名

当社執行役  6名
当社従業員  24名
子会社取締役 2名
子会社従業員 52名

株式の種類及び付与数(注)

普通株式  10,130,625株

普通株式  2,710,000株

付与日

2012年11月20日

2015年3月17日

権利確定条件

1.当社の普通株式又は当社の普通株式に基づく預託証書が国内又は国外の証券取引所に上場すること。

2.当社の普通株式又は当社の普通株式に基づく預託証書の国内又は国外の証券取引所への上場日から3箇月を経過すること。

3.付与日(2012年11月20日)以降、権利確定日(2014年11月20日)まで継続して勤務していること。ただし、任期満了による退任、定年退職その他これに準ずる正当な理由がある場合はこの限りではない。

4.その他の行使の条件は、取締役会決議に基づき、当社と新株予約権者の間で締結する「新株予約権割当契約書」に定めるところによる。

1.当社の普通株式が国内の証券取引所に上場すること。

2.当社の普通株式の国内の証券取引所への上場日から3箇月を経過すること。

3.付与日(2015年3月17日)以降、権利確定日(2017年3月17日)まで継続して勤務していること。ただし、任期満了による退任、定年退職その他これに準ずる正当な理由がある場合はこの限りではない。

4.その他の行使の条件は、取締役会決議に基づき、当社と新株予約権者の間で締結する「新株予約権割当契約書」に定めるところによる。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

自 2014年11月21日
至 2022年11月19日

自 2017年3月18日
至 2025年3月16日

 

(注) 株式数に換算して記載しております。なお、2014年12月24日付で普通株式1株を6.25株に株式分割しており、分割後の株式数に換算して記載しております。

 

 

(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況

当連結会計年度において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

① ストック・オプションの数

 

第1回新株予約権

第2回新株予約権

権利確定前   (株)

 

 

 前連結会計年度末

355,000

386,704

 付与

 失効

 権利確定

180,000

96,672

 未確定残

175,000

290,032

権利確定後   (株)

 

 

 前連結会計年度末

770,650

1,928,296

 権利確定

180,000

96,672

 権利行使

357,500

 失効

30,000

 未行使残

593,150

1,994,968

 

(注) 2014年12月24日付で普通株式1株を6.25株に株式分割しており、分割後の株式数に換算して記載しております。

 

② 単価情報

 

第1回新株予約権

第2回新株予約権

権利行使価格   (円)

200

993

行使時平均株価  (円)

822

付与日における公正な評価単価 (円)

 

(注) 2014年12月24日付で普通株式1株を6.25株に株式分割しており、分割後の価格に換算して記載しております。

 

2.ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法

当社は、第1回及び第2回新株予約権の付与時において未公開企業であるため、ストック・オプションの公正な評価単価に代え、その単価当たりの本源的価値をもって評価単価としております。

また、単価当たりの本源的価値を算定する基礎となる当社株式の評価方法はDCF法により算定しております。

なお、当連結会計年度の条件変更により公正な評価単価が見直されたストック・オプションはありません。

 

3.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

基本的には、将来の失効数の合理的な見積は困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。

 

4.当連結会計年度末における本源的価値の合計額

当連結会計年度末におけるストック・オプションの本源的価値の合計額は、495百万円であります。

 

5.当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額

当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額は、222百万円であります。

 

 

(税効果会計関係)

1  繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2020年12月31日)

 

当連結会計年度
(2021年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

 税務上の繰越欠損金(注)

1,394

百万円

 

1,506

百万円

 賞与引当金

284

百万円

 

434

百万円

 金融商品取引責任準備金

365

百万円

 

283

百万円

  投資有価証券評価損

350

百万円

 

378

百万円

 その他

618

百万円

 

751

百万円

繰延税金資産小計

3,011

百万円

 

3,353

百万円

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)

△1,294

百万円

 

△1,506

百万円

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△292

百万円

 

△317

百万円

評価性引当額小計

△1,587

百万円

 

△1,823

百万円

繰延税金資産合計

1,424

百万円

 

1,529

百万円

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 無形固定資産

百万円

 

△2,365

百万円

資産除去債務

△61

百万円

 

△60

百万円

  その他

△78

百万円

 

△70

百万円

繰延税金負債合計

△140

百万円

 

△2,497

百万円

繰延税金資産(負債)の純額

1,284

百万円

 

△967

百万円

 

 

(注) 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2020年12月31日)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金

6

83

149

9

65

1,078

1,394

百万円

評価性引当額

△6

△10

△122

△9

△65

△1,078

△1,294

百万円

繰延税金資産

72

26

99

百万円

 

 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。 

 

当連結会計年度(2021年12月31日)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金

10

47

9

65

12

1,360

1,506

百万円

評価性引当額

△10

△47

△9

△65

△12

△1,360

△1,506

百万円

繰延税金資産

百万円

 

 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。 

 

2  法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2020年12月31日)

 

当連結会計年度
(2021年12月31日)

法定実効税率

30.6

 

30.6

 (調整)

 

 

 

 

 

 評価性引当額

0.2

 

0.8

 永久に損金に算入されない項目

0.8

 

2.4

 その他

2.8

 

0.9

税効果会計適用後の法人税等の負担率

34.4

 

34.7

 

 

 

(企業結合等関係)

取得による企業結合

当社は、2021年5月25日開催の取締役会においてワイジェイFX株式会社の全株式を取得し子会社化することを決議し、2021年9月27日付で同社の全株式を取得しました。

なお、同社は同日付で「外貨ex byGMO株式会社」に商号変更しております。

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称    外貨ex byGMO株式会社(旧名称 ワイジェイFX株式会社)

事業の内容          金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業

金融商品取引法に基づく第二種金融商品取引業

金融商品取引法に基づく投資助言業

② 企業結合を行った主な理由

当社は、GMO-FHと外貨ex byGMO株式会社がこれまで培ってきた知見、ノウハウ、経営資源を共有し連携を強化することで、サービスの価値を高めるとともに、さらなるシェアの拡大と収益性改善を図り、GMO-FH及び同社の成長を加速させることが可能であると判断し、同社株式を取得することとしました。

③ 企業結合日

2021年9月27日(みなし取得日 2021年9月30日)

④ 企業結合の法的形式

現金を対価とする株式の取得

⑤ 結合後企業の名称

外貨ex byGMO株式会社

⑥ 取得した議決権比率

100%

⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠

当社が現金を対価として株式を取得したことによります。

 

(2) 連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間

2021年10月1日から2021年12月31日まで

 

(3) 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価

現金

28,729百万円

取得原価

 

28,729百万円

 

 

(4) 主要な取得関連費用の内容及び金額

アドバイザリー費用等

26百万円

 

 

(5) 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

① 発生したのれんの金額

11,099百万円

なお、取得原価の配分の完了にともない、のれんの金額は確定しております。

② 発生原因

主として今後の事業展開により期待される将来の超過収益力であります。

③ 償却方法及び償却期間

12年間の均等償却

 

(6) 企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

流動資産

125,617百万円

固定資産

10,073百万円

資産合計

135,691百万円

流動負債

116,004百万円

固定負債

2,056百万円

負債合計

118,061百万円

 

 

 

(7) のれん以外の無形固定資産に配分された金額及びその主要な種類別の内訳並びに主要な種類別の償却期間

種類

金額

償却期間

顧客関連資産

7,947百万円

9年

 

 

(8) 企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法

営業収益

7,827百万円

営業利益

2,341百万円

経常利益

2,454百万円

税金等調整前当期純利益

2,189百万円

親会社株主に帰属する
当期純利益

1,516百万円

1株当たり当期純利益

13.37円

 

 

(概算額の算定方法)

企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された営業収益及び損益情報と、取得企業の連結損益計算書における営業収益及び損益情報との差額を、影響の概算額としております。また、企業結合時に認識されたのれん等が当連結会計年度開始の日に発生したものとし、償却額の調整を行い算出しております。

なお、当該注記は監査証明を受けておりません。

 

(資産除去債務関係)

  資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの

(1) 当該資産除去債務の概要

GMO-FHは、本支店事務所並びにデータセンターを賃貸するため不動産賃貸借契約等を締結しており、賃貸期間終了による原状回復義務に関し資産除去債務を計上しております。

 

(2) 当該資産除去債務の金額の算定方法

使用見込期間を、賃貸借契約開始から建物付属設備の減価償却期間(5年~22年)と見積もり、割引率は0.0%~1.5%を使用して資産除去債務の金額を計算しております。

 

(3) 当該資産除去債務の総額の増減

 

前連結会計年度

(自  2020年1月1日

至  2020年12月31日)

当連結会計年度

(自  2021年1月1日

至  2021年12月31日)

期首残高

324

百万円

248

百万円

有形固定資産の取得に伴う増加額

百万円

5

百万円

時の経過による調整額

0

百万円

0

百万円

資産除去債務の履行による減少額

△76

百万円

百万円

企業結合による増加

百万円

37

百万円

その他増減額(△は減少)

△0

百万円

△0

百万円

期末残高

248

百万円

291

百万円