第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。

 

(1)経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間 (2023年4月1日~2023年9月30日 以下「当第2四半期」)における経済環境は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたことで、経済活動が正常化に向かう一方、ウクライナ情勢の長期化、中国経済の先行き懸念、物価上昇による節約志向の高まりなど、依然として、先行き不透明な状況が続いております。

 

当第2四半期の連結業績は、以下のとおりです。

(百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増減額

増減率

営業収益

334,804

379,678

44,874

13.4%

営業利益

13,046

14,771

1,724

13.2%

経常利益

13,381

14,961

1,579

11.8%

親会社株主に帰属する四半期純利益

7,983

8,857

874

11.0%

 

物流事業における荷動き低下の影響や、仕入価格の上昇などがありましたが、拡販ならびに料金・価格改定などにグループ全体で取り組むと共に、M&Aを推進した結果、営業収益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同期を上回る結果となりました。

 

当第2四半期のセグメント別の状況は以下のとおりです。

 

(物流事業)

(百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増減額

増減率

営業収益

236,591

243,194

6,603

2.8%

セグメント利益

12,387

12,611

224

1.8%

 

荷動き低下の影響などがありましたが、拡販ならびに料金改定に取り組むと共に、M&Aを推進した結果、営業収益は2,431億94百万円と対前年同期比66億3百万円の増収、セグメント利益は126億11百万円と対前年同期比2億24百万円の増益となりました。

 

 

(商事・貿易事業)

(百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増減額

増減率

営業収益

77,326

83,022

5,696

7.4%

セグメント利益

1,020

1,082

61

6.0%

 

仕入価格の上昇などがありましたが、価格改定ならびに拡販などに努めたことにより、営業収益は830億22百万円と対前年同期比56億96百万円の増収、セグメント利益は10億82百万円と対前年同期比61百万円の増益となりました。

 

(ライフサポート事業)

(百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増減額

増減率

営業収益

16,058

23,095

7,036

43.8%

セグメント利益

又は損失(△)

△6

624

630

 

M&Aの収益寄与ならびに価格改定などに努めたことにより、営業収益は230億95百万円と対前年同期比70億36百万円の増収、セグメント利益は6億24百万円と対前年同期比6億30百万円の増益となりました。

 

(ビジネスサポート事業)

(百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増減額

増減率

営業収益

4,824

6,514

1,689

35.0%

セグメント利益

460

896

435

94.5%

 

拡販ならびにホテル事業の回復などに努めたことにより、営業収益は65億14百万円と対前年同期比16億89百万円の増収、セグメント利益は8億96百万円と対前年同期比4億35百万円の増益となりました。

 

(プロダクト事業)

(百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増減額

増減率

営業収益

23,694

23,694

セグメント利益

321

321

 

前期に連結子会社化した食品包装容器メーカーの中央化学株式会社の営業収益は236億94百万円、営業利益は3億21百万円となりました。

なお、中央化学株式会社を連結の範囲に含めたことに伴い、前第4四半期連結会計期間より新たにプロダクト事業セグメントを追加したため、前年同期比を記載しておりません。

 

(2)財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

(総資産)

当第2四半期末における総資産は、6,125億5百万円となり、前期末に比べ306億54百万円増加いたしました。

流動資産は、2,143億22百万円となり、前期末に比べ125億49百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が68億55百万円、受取手形、営業未収入金及び契約資産が50億44百万円増加したことなどによるものです。

固定資産は、3,981億82百万円となり、前期末に比べ181億5百万円増加いたしました。これは、有形固定資産が117億3百万円、無形固定資産が28億42百万円、投資その他の資産が35億59百万円増加したことなどによるものです。

 

(負債)

当第2四半期末における負債合計は、4,182億60百万円となり、前期末に比べ155億13百万円増加いたしました。

流動負債は、1,548億34百万円となり、前期末に比べ105億22百万円減少いたしました。これは、支払手形及び営業未払金が17億77百万円、リース債務が9億26百万円、賞与引当金が6億24百万円増加したものの、短期借入金が89億66百万円、その他流動負債が52億30百万円減少したことなどによるものです。

固定負債は、2,634億25百万円となり、前期末に比べ260億35百万円増加いたしました。これは、長期借入金が243億87百万円、長期リース債務が10億24百万円、繰延税金負債が7億34百万円増加したことなどによるものです。

 

(純資産)

当第2四半期末における純資産は、1,942億45百万円となり、前期末に比べ151億41百万円増加いたしました。これは、利益剰余金が62億20百万円、自己株式が10億79百万円、為替換算調整勘定が21億7百万円、非支配株主持分が50億59百万円増加したことなどによるものです。自己資本比率は前期末から0.3ポイント上昇し、27.9%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期末における現金及び現金同等物は、前期末に比べ、67億65百万円増加し、629億12百万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは、220億49百万円の収入となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が150億36百万円、減価償却費が129億79百万円、のれん償却費が6億95百万円あったものの、売上債権及び契約資産の増加による資金の減少が44億69百万円、法人税等の支払額として50億24百万円支出したことなどによるものです。

投資活動によるキャッシュ・フローは、248億1百万円の支出となりました。これは、有形固定資産の取得に218億43百万円、差入保証金の差入に12億58百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得に15億93百万円支出したことなどによるものです。

財務活動によるキャッシュ・フローは、83億60百万円の収入となりました。これは、短期借入金の純減額が77億8百万円、長期借入金の返済に74億23百万円、ファイナンス・リース債務の返済に41億95百万円、配当金の支払額に26億30百万円支出したものの、長期借入れによる収入が306億29百万円あったことなどによるものです。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、214百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。