当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や好調なインバウンド需要のもと、緩やかな回復基調にあると見られますが、不安定な国際情勢や世界的な資源価格の高騰による継続的な物価上昇など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社におきましては、これから需要が見込まれる分野を中心に、新サービスの開発や広告への投資等に取り組み、事業体制の再構築を推進してまいりました。
その結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高6,360百万円(前年同期比30.5%減)、営業損失1,037百万円(前年同期 営業損失547百万円)、経常損失1,084百万円(前年同期 経常利益59百万円)となりましたが、関係会社株式売却益3,809百万円、減損損失121百万円、訴訟損失引当繰入額186百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する中間純利益は2,156百万円(前年同期親会社株主に帰属する中間純利益55百万円)となりました。
当社グループ企業のセグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
(食品流通事業)
当事業におきましては、主要な連結子会社である株式会社ボン・サンテが行っている業務スーパー部門と食肉卸部門のうち、食肉卸部門を株式会社エフミートに承継させた上で、株式会社ボン・サンテの株式の全てを2024年7月1日付で譲渡したことにより、前中間連結会計期間に含まれていた業務スーパー部門の前第2四半期会計期間の売上高3,249百万円、営業利益141百万円が減少しております。
その結果、売上高4,902百万円(前年同期比35.2%減)、セグメント利益(営業利益)は108百万円(前年同期比65.7%減)となりました。
当事業の今後の方針といたしましては、食肉卸部門に一層注力してまりいます。
(酒類製造事業)
当事業におきましては、台風の影響による出荷遅延等がありながらも、ほぼ前年同様の売上高で推移しております。営業利益については、近年の物価高騰による商品原価率の上昇の影響を引き続き受けながらも、広告費用の削減など徹底したコスト管理の結果、わずかではありますが利益の出せる体制へと改善しております。
その結果、売上高879百万円(前年同期比0.0%減)、セグメント利益(営業利益)は0百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)349百万円)となりました。
(教育関連事業)
当事業におきましては、原材料費高騰による影響など、教育関連事業を取り巻く環境は依然先行きの見通しが難しい状況の中、講習会の映像配信に注力したところですが、制作費に見合う売上の貢献には至りませんでした。
その結果、売上高579百万円(前年同期比17.0%減)、セグメント損失(営業損失)665百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)263百万円)となりました。
今後は、収益の見込みが期待できない分野の業務は縮小するとともに、コスト管理を徹底して利益の出せる体制を目指してまいります。
(その他)
当事業におきましては、その他損害保険代理店業等を行っており、売上高0百万円(前年同期比15.6%減)となり、セグメント損失(営業損失)0百万円(前年同期 セグメント損失(営業損失)0百万円)となりました。
当社グループの財政状態につきましては、当中間連結会計期間末における総資産は6,892百万円となり、前連結会計年度末に比べ875百万円増加いたしました。
これは主として、現金及び預金が757百万円、預け金が1,000百万円、無形固定資産が95百万円それぞれ増加しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産が107百万円、有形固定資産が821百万円それぞれ減少したことなどによります。
当中間連結会計期間末における負債は3,108百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,280百万円減少いたしました。
これは主として、支払手形及び買掛金が832百万円、短期借入金が224百万円、長期借入金が123百万円、未払費用が57百万円、繰延税金負債が93百万円、資産除去債務が318百万円、負ののれんが51百万円それぞれ減少しましたが、未払法人税等が240百万円、訴訟損失引当金が186百万円、それぞれ増加したことなどによります。
当中間連結会計期間末における純資産は3,783百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,156百万円増加いたしました。
これは主として、親会社株主に帰属する中間純利益で2,156百万円増加したことなどによります。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べて1,757百万円増加し、2,258百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は下記のとおりです。
営業活動の結果として支出した資金は、1,459百万円(前中間連結会計期間 396百万円の支出)となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前中間純利益2,416百万円、減価償却費58百万円、減損損失121百万円、訴訟損失引当金繰入額186百万円などであり、支出の主な内訳は、関係会社株式売却益3,809百万円、仕入債務の減少額308百万円などであります。
投資活動により獲得した資金は、3,563百万円(前中間連結会計期間 189百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入4,041百万円などであり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出160百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出190百万円などであります。
財務活動により支出した資金は、347百万円(前中間連結会計期間 900百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入180百万円であり、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出300百万円、短期借入金の純減額227百万円であります。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当中間連結会計期間末における従業員数は、前連結会計年度末比56名減少し、123名となっております。
これは、主に2024年7月1日に株式会社ボン・サンテの保有株式の全てを譲渡し、当中間連結会計期間より連結の範囲から除外しているため、食品流通事業において、株式会社ボン・サンテの業務スーパー部門の従業員が54名減少したことによるものであります。
当中間連結会計期間におきて、販売の実績に著しい減少がありました。その内容については、「(1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
1.当社は、2024年5月13日の取締役会において、当社の完全子会社である株式会社ボン・サンテが行っている業務スーパー事業と食肉事業のうち、食肉事業を株式会社エフミートに承継させた上で、当社が保有する株式会社ボン・サンテの全株式を株式会社G-7ホールディングスに譲渡することを決議し、2024年5月14日付で株式譲渡契約を締結いたしました。なお、本株式譲渡契約は2024年6月4日開催の株主総会において承認されました。また、本株式譲渡は、2024年7月1日付で完了しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項」の(企業結合等関係)をご参照ください。
2.当社は、2024年9月24日の取締役会において、当社を株式交換完全親会社、株式会社フェニックス・エンターテイメント・ツアーズ(以下、「フェニックス社」といいます。)を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、同日付で株式交換契約を締結いたしました。また、当該契約に基づき、2024年10月17日付で本株式交換を実施し、フェニックス社を完全子会社化しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項」の(重要な後発事象)をご参照ください。
3.当社は、2024年9月24日の取締役会において、当社を株式交換完全親会社、MAGパートナーズ株式会社(以下、「MAGパートナーズ社」といいます。)を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、同日付で株式交換契約を締結いたしました。また、当該契約に基づき、2024年10月17日付で本株式交換を実施し、MAGパートナーズ社を完全子会社化しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項」の(重要な後発事象)をご参照ください。