当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、創業以来培ってきた営業、マーケティング、そしてテクノロジーのノウハウを活用して、グループミッションである「働くを変える。」の実現に向けて法人営業の新しいスタイルを創造する事業の拡大に取り組んでまいりました。
当中間連結会計期間におきましては、新たな集客施策への注力及び広告効率の改善、並びに営業を中心とした人材採用の強化に努めました。また、前中間連結会計期間において開催していなかった「ITトレンドEXPO」を当中間連結会計期間において開催したことにより、オンラインメディア事業を中心に売上が伸長いたしました。以上の結果、当中間連結会計期間における当社グループの売上高は2,591,293千円(前年同期比22.8%増)、営業利益は185,871千円(前年同期比19.6%減)、経常利益は181,099千円(前年同期比22.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は23,477千円(前年同期比82.8%減)となりました。
当中間連結会計期間の報告セグメント別の業績の詳細は、次のとおりであります。
(オンラインメディア事業)
オンラインメディア事業の主力である「ITトレンド」におきましては、掲載製品数が3,629製品(前年同期比10.5%減)へ減少したものの、当中間連結会計期間の来訪者数(延べ人数)は10,682,613人(前年同期比9.0%増)へ増加いたしました。また、前中間連結会計期間において開催していなかった「ITトレンドEXPO」を当中間連結会計期間において開催した結果、オンラインメディア事業の売上高は1,896,678千円(前年同期比30.1%増)、セグメント利益は715,255千円(前年同期比17.2%増)となりました。
(ITソリューション事業)
ITソリューション事業の主力製品である「List Finder」におきましては、当中間連結会計期間末のアカウント数は395件(前年同期比11.4%減)にとどまり、ITソリューション事業の売上高は199,173千円(前年同期比9.2%減)、セグメント利益は65,275千円(前年同期比6.4%増)となりました。
(金融プラットフォーム事業)
金融プラットフォーム事業の「IFA」におきましては、増員等による体制強化を行った結果、当中間連結会計期間における金融プラットフォーム事業の売上高は494,841千円(前年同期比14.7%増)、セグメント損失は103,159千円(前年同期はセグメント利益4,070千円)となりました。
(VCファンド事業)
VCファンド事業は、INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合に関わるもので、当中間連結会計期間におきましては株式の売却は行っていないため、セグメント損失は31,644千円(前年同期はセグメント損失33,618千円)となりました。
当中間連結会計期間末における財政状態は、次のとおりであります。
(資産)
資産につきましては4,459,751千円となり、前連結会計年度末に比べ218,608千円減少いたしました。これは主に、前払費用が84,887千円及び営業投資有価証券が59,914千円増加し、現金及び預金が300,772千円、受取手形及び売掛金が38,589千円及び投資有価証券が38,307千円減少したことによるものであります。
(負債)
負債につきましては1,017,674千円となり、前連結会計年度末に比べ93,542千円減少いたしました。これは主に、契約負債が30,167千円増加し、買掛金が40,435千円、その他の流動負債が34,451千円及び長期借入金が49,998千円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては3,442,077千円となり、前連結会計年度末に比べ125,066千円減少いたしました。これは主に、資本金が30,150千円及び自己株式が66,097千円増加し、利益剰余金の配当107,121千円があったことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ300,772千円減少し、2,979,521千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動の結果支出した資金は33,349千円(前年同期は220,121千円の獲得)となりました。この主な要因は、税金等調整前中間純利益143,539千円、減価償却費32,827千円、売上債権が38,589千円減少、仕入債務が41,412千円減少、営業投資有価証券が59,914千円増加、前払費用が73,936千円増加及び法人税等の支払額94,816千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動の結果支出した資金は46,182千円(前年同期は107,139千円の支出)となりました。この要因は、有形固定資産の取得による支出19,239千円、無形固定資産の取得による支出33,943千円及び関係会社貸付けの回収による収入7,000千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動の結果支出した資金は221,240千円(前年同期は21,474千円の獲得)となりました。この主な要因は、新株予約権の行使による株式の発行による収入39,374千円、長期借入金の返済による支出49,998千円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出49,000千円、自己株式の取得による支出69,569千円及び配当金の支払による支出107,047千円があったことによるものであります。
(3)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は50,681千円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。