第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 財政状態、経営成績の状況

当中間会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が進み、緩やかに回復しつつあります。一方で円安によるエネルギー資源や原材料価格の高騰などにより先行き不透明な状況が続いております。

外食業界におきましては、経済活動の正常化に伴う消費者の外食需要の増加及びインバウンド需要により回復傾向にあるものの、猛暑や、台風・豪雨等による経済活動への影響や長引く人材不足、食材費等の価格高騰など、引き続き厳しい経営環境が続いております。

このような状況の中、当社は、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画「ビジョン2028」を公表し、中長期ビジョン「マルシェは世界の心の診療所を目指し、ダイバーシティ経営のリーディングカンパニーとなる」を制定いたしました。「ビジョン2028」の重点施策「新たな3つの可能性への挑戦」を以下の内容で実践しております。

①新しい業態の創造…「世界に通用する業態への進化」を目指し、5月に「大阪やきそばセンター西中島店(大阪府)」、7月に「やきとりええねん西九条店(大阪府)」、9月に「やきとりええねん谷町四丁目店(大阪府)」を出店。既存店舗の業態変更を促進すべく、八剣伝豪徳寺駅前店(東京都)、八剣伝大町東店(広島県)、酔虎伝大元店を「ハッケン酒場」に、餃子食堂マルケン与野駅前店(埼玉県)、餃子食堂マルケン武庫之荘店(兵庫県)を「大衆餃子酒場ニューマルケン」に、餃子食堂マルケン天七店(大阪府)を「やきとりええねん」にそれぞれ業態変更を行いました。

②新しい人材の活躍…「外国人材の活躍とエネルギーあふれる人材の採用と育成」を目的として、人材開発・ダイバーシティ連携室を新設、外国人材の採用に関して適正な受け入れ態勢の構築と外国人材活躍プログラムの開発を行い、新たに11名の外国人材を正社員として雇用しました。また、新しい経営者育成をはかるため、マルシェドリームコースを新設し、FCオーナー候補者を募っております。

③新しい社風の構築…「独自性や多様性を尊重する寛容な社風の創造」として、様々な個性を輝かせるために、身だしなみルールの見直しをはかると共に、社内のDX化を促進する事で新しい社風を創造しております。

 

このような取り組みを行ってまいりましたが、当中間会計期間における経営成績は、売上高は2,252,239千円(前年同期比3.1%減)、営業損失は10,422千円(前年同期は営業利益30,064千円)、経常損失は13,759千円(前年同期は経常利益28,045千円)、中間純損失は15,745千円(前年同期は中間純損失4,016千円)となりました。

 

当中間会計期間末におきましては、主に現金及び預金355,516千円の減少、未収入金21,865千円の減少等により、総資産が前事業年度末に比べ341,028千円減少し、3,487,587千円となりました。

負債は、主に買掛金187,346千円の減少等により、前事業年度末に比べ302,012千円減少し、3,132,503千円となりました。

純資産は、主に中間純損失の計上により39,016千円減少し、355,083千円となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ、355,516千円減少し、2,181,477千円となりました。
 当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
 
 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果、減少した資金は163,037千円(前年同期の減少した資金は88,217千円)であります。これは主に、仕入債務187,346千円の減少によるものであります。
 
 (投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果、減少した資金は68,532千円(前年同期の減少した資金は2,457千円)であります。これは主に有形固定資産の取得による支出50,384千円によるものであります。
 
 (財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果、減少した資金は123,947千円(前年同期の増加した資金は290,000千円)であります。これは主に借入金の返済100,747千円によるものであります。

 

(3) 経営方針、経営戦略等

当中間会計期間において、当社が定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間会計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。