第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当社は、当中間会計期間より連結子会社FLIGHT SYSTEM USA Inc.の重要性が乏しくなったことから、同社を連結範囲から除外したことにより連結子会社がなくなり、非連結での開示となったため、前年度との比較分析は行っておりません。

当中間会計期間におけるわが国経済は、原材料価格の上昇や急激な円安等による影響が懸念される中、各種政策等による持ち直しが期待されておりますが、先行きは不透明な状況にあります。

このような状況の中、当社は、事業会社向けのシステム開発・保守、並びに電子決済ソリューション「Incredist」シリーズやAndroidスマホによるタッチ決済ソリューション「Tapion」の開発・販売等に注力いたしました。

以上の結果、当中間会計期間の業績は、売上高1,402百万円、営業損失235百万円、経常損失253百万円、中間純損失254百万円となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

① SIソリューション事業

SIソリューション事業においては、事業会社の基幹システム開発・保守等を行いました。

以上の結果、売上高は682百万円、営業利益は99百万円となりました。

② 決済ソリューション事業

決済ソリューション事業においては、電子決済ソリューション「Incredist」シリーズ、Androidスマホによるタッチ決済ソリューション「Tapion」及び無人精算機向け決済ソリューションの開発・販売、並びにマイナンバーカードを用いた公的個人認証サービス「myVerifist」の開発に注力いたしました。

当中間会計期間は、上記ソリューションの開発・提案活動に注力したことにより、営業損失となりました。

引き合い状況は堅調であり、売上及び営業成績は概ね計画通り進捗しております。

以上の結果、売上高は662百万円、営業損失は155百万円となりました。

③ ECソリューション事業

ECソリューション事業においては、B2B向けECサイト構築パッケージ「EC-Rider B2B」の開発及び販売に注力いたしました。

当中間会計期間は、新バージョン「EC-Rider B2BⅡ」の立ち上げに注力したことから営業損失となりました。

引き合い状況は堅調であり、売上及び営業成績は概ね計画通り進捗しております。

以上の結果、売上高は57百万円、営業損失は15百万円となりました。

(2) 財政状態の状況

当中間会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べ149百万円減少し、1,503百万円となりました。主な増減要因は、現金及び預金の減少(454百万円減)、売掛金及び契約資産の増加(142百万円増)、棚卸資産の増加(87百万円増)であります。

負債は、前事業年度末と比べ52百万円増加し、1,276百万円となりました。主な増減要因は、短期借入金の増加(198百万円増)、契約負債の増加(86百万円増)、社債の減少(74百万円減)であります。

純資産は、前事業年度末と比べ201百万円減少し、227百万円となりました。主な増減要因は、中間純損失の発生(254百万円)であります。

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、売上債権の増加、無形固定資産の取得による支出及び社債償還による支出等により、前事業年度末に比べ454百万円減少し、当中間会計期間末は91百万円となりました。

 当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、支出した資金は477百万円となりました。これは主に、税引前中間純損失253百万円の計上、売上債権の増加額142百万円、棚卸資産の増加額87百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、支出した資金は104百万円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出84百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、得られた資金は131百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増額200百万円、社債の償還による支出74百万円等によるものであります。

 

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(5) 経営方針・経営戦略等

当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(7) 研究開発活動

当中間会計期間における研究開発活動の金額は、研究開発費2百万円となっております。

なお、当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(8) 従業員数

当中間会計期間において、従業員数の状況に著しい変動はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。