当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
経営成績の状況
当中間連結会計期間の日本および世界情勢は、企業の雇用・所得環境の改善から個人消費の回復や、インバウンド需要の高まりにより、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、地域紛争の長期化、中国経済の停滞など先行き不透明な状況を継続しております。
このような状況の下、当社グループは、歩留向上による材料コスト増加の圧縮、生産性改善による労務コストの低減などを図る一方で、将来に向けた基盤整備として約8億円を投じて新工場棟の建替えや製造DXの導入を進めており、今年12月の完了に向け、計画通り進捗しております。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は1,631百万円(前年同期比13.5%減)、営業利益は120百万円(前年同期比36.6%減)、経常利益は133百万円(前年同期比31.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は53百万円(前年同期比49.4%減)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
総合接着・樹脂加工
ベルト関連製品は、自動車・鉄鋼業界を中心に安定した受注状況が続いております。一方で、ディスプレイ業界向けの研磨部材については、引き続き在庫調整の影響を受け厳しい状況が続いております。以上の結果、売上高は1,376百万円(前年同期比8.6%減)となりました。
特殊設計機械
特殊設計機械につきましては、資材高騰による設備投資の鈍化が見られ、受注環境は厳しい状況が続いており、売上高254百万円(前年同期比32.9%減)となりました。
財政状態の状況
(資産)
資産につきましては、前連結会計年度末に比べて32百万円減少し、6,845百万円となりました。これは主に、現金及び預金が61百万円減少したことによるものであります。
(負債)
負債につきましては、前連結会計年度末に比べて56百万円減少し、1,094百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が81百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて23百万円増加し、5,750百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が31百万円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて61百万円減少し、773百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ37百万円増加し、205百万円となりました。これは主に、法人税等の支払額が35百万円減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、前年同期に比べ14百万円減少し、220百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が45百万円減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、前年同期に比べ0百万円増加し、48百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9百万円であります。なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。