当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は有価証券届出書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1)経営成績に関する説明
当中間連結会計期間における我が国の経済は、円安による物価又は仕入原価の上昇等、依然として今後も先行きの不透明な状況が続くと見込まれます。
医療情報システム業界におきましては、調剤報酬改定における医療DX推進体制整備加算等、引続き厚生労働省主導による医療DXが推進されており、調剤薬局や医療機関などにおいて情報システムに係る新たなニーズが期待できる状況にあります。
このような市場動向は、医療及び健康管理分野においてITを利用した様々なサービスを展開している当社にとっては好機と捉え、顧客基盤の拡大と、一般消費者に対するサービスの認知向上に努めてまいりました。
その結果、当中間連結会計期間においては、売上高は5,443,919千円(前年同期比27.9%増)、営業利益は949,916千円(同12.7%増)、経常利益は922,798千円(同8.5%増)となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は558,015千円(同5.0%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当中間連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末と比較して4,396,240千円減少し、13,845,121千円となりました。これは主に、短期借入金及びみんなのお薬箱事業の共同仕入サービスにおける支払期間と回収期間の差の一時的な影響により現金及び預金が4,783,746千円減少したこと、受取手形、売掛金及び契約資産が350,999千円増加したことによるものであります。
固定資産は5,034,005千円となり、前連結会計年度末に比べ203,674千円増加となりました。これは主にソフトウエア仮勘定の増加により無形固定資産のその他が240,354千円増加したことによるものであります。この結果、総資産は前連結会計年度末と比較して4,192,566千円減少し、18,879,126千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比較して4,740,372千円減少し、11,217,322千円となりました。これは主に短期借入金が5,100,000千円減少したこと及びみんなのお薬箱事業の共同仕入サービスにおける支払期間と回収期間の差の一時的な影響による未払金が409,508千円増加したことなどによるものであります。固定負債は689,217千円となり、前連結会計年度末に比べ4,322千円減少となりました。この結果、負債合計は前連結会計年度末と比較して4,744,694千円減少し、11,906,539千円となりました。
純資産は、前連結会計年度末と比較して552,128千円増加し、6,972,586千円となりました。これは主に利益剰余金が558,015千円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,783,746千円減少し、9,807,200千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,256,987千円(前年同期の獲得資金は、1,531,842千円)となりました。主な増加要因は税金等調整前中間純利益922,834千円の計上、減価償却費の599,267千円の計上、(前年同期は、462,189千円の計上)、未払金の増加額409,508千円(前年同期は、889,120千円の増加)等によるものであり、主な減少要因は売上債権の増加額350,999千円、(前年同期は、519,076千円の増加)法人税の支払額448,846千円(前年同期は、155,648千円の支払)によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は908,087千円(前年同期の支出額は、800,894千円)となりました。これは主に無形固定資産(ソフトウエア等)の取得による支出895,784千円(前年同期は、822,125千円)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は5,132,646千円(前年同期の獲得資金は、4,995,086千円)となりました。これは主に共同仕入サービスにかかる短期借入金5,000,000千円の収入と短期借入金の返済よる支出10,100,000千円等によるものであります。
(完全子会社との合併契約の締結)
当社は、2024年6月5日開催の取締役会及び2024年6月27日開催の定時株主総会において、当社を存続会社とし、当社の連結子会社である株式会社ホスピタルヘルスケアを消滅会社とする吸収合併を行うことを決議し、2024年6月5日付で合併契約を締結しております。
合併契約の内容については「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。