第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

 

 

回次

第42期
中間連結会計期間

第43期
中間連結会計期間

第42期

会計期間

自  2023年4月1日
至  2023年9月30日

自  2024年4月1日
至  2024年9月30日

自  2023年4月1日
至  2024年3月31日

売上高

(千円)

365,516

444,127

816,701

経常利益

(千円)

30,639

64,211

125,413

親会社株主に帰属する中間(当期)純利益

(千円)

26,861

71,512

186,694

中間包括利益又は包括利益

(千円)

26,861

71,512

186,694

純資産額

(千円)

1,105,478

1,336,823

1,265,311

総資産額

(千円)

1,434,394

1,645,596

1,618,582

1株当たり中間(当期)純利益

(円)

2.88

7.68

20.05

潜在株式調整後1株当たり
中間(当期)純利益

(円)

自己資本比率

(%)

77.1

81.2

78.2

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

7,081

76,778

133,775

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

8,821

44,161

24,496

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

2,996

38,857

991

現金及び現金同等物の
中間期末(期末)残高

(千円)

566,074

665,662

674,969

 

 

(注) 1.当社は中間連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.潜在株式調整後1株当たり中間(当期)純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

 

2 【事業の内容】

当中間連結会計期間において、当社グループ(当社および関係会社)において営まれている事業内容について、重要な変更はありません。また、主要な関係会社についても異動はありません。

 

 

 

第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1)経営成績の分析

当中間連結会計期間における当社グループの経営成績は、以下のとおりとなりました。

 

(抗体関連事業)

・診断試薬サービス

当サービスの主力製品である抗体やELISAキットの販売は、国内販売において、前年並みに推移いたしましたが、海外販売において、Angiotensinogen (AGT) ELISAやGd-IgA1 ELISAが、海外CRO企業における治験に採用されていることや纏まった抗体販売があったことなどにより前年に比べ大幅に増加いたしました。さらに、受託サービスやマイコプラズマ肺炎等の体外診断用医薬品原料の販売が増加いたしました。以上の結果、当サービスの売上高は、前年と比べ15.5%増加し361,523千円となりました。

・検査サービス

当サービスの売上高は、臨床検査サービスは減少しましたが、血中リポタンパク質プロファイリングサービス「LipoSEARCH」に関連する検査は、纏った売上が計上され増加いたしました。以上の結果、当サービスの売上高は、前年と比べ6.9%増加し31,715千円となりました。

・TGカイコサービス

当サービスの売上高は、ラミニン(iMatrix-511)の販売や体外診断薬原料抗体の販売が順調に推移していることやヒト型コラーゲンの販売が大幅に増加いたしました。以上の結果、当サービスの売上高は、前年と比べ131.8%増加し47,912千円となりました。

以上の結果、当事業における当中間連結会計期間の売上高は、前年と比べ21.4%増加し441,150千円となりました。

営業利益は、売上高が増加したことやコストの抑制を図ることにより、前年と比べ310.8%増加し67,279千円となりました。

 

(化粧品関連事業)

当事業における当中間連結会計期間の売上高は、国内通信販売が中心で、販売代理店への売上高が増加したことにより、前年に比べ41.3%増加し2,977千円となりました。営業損益につきましては、723千円の営業利益(前年同期は3,079千円の営業損失)となりました。

 

以上の結果、当社グループの連結売上高は、前年に比べ21.5%増の444,127千円となり、営業損益については、売上高が増加したことやコストの抑制を図ることにより、前年に比べ411.3%増の68,002千円の営業利益となりました。しかし、経常損益については、為替の急激な変動による影響で為替差損を計上したことにより前年に比べ109.6%増の64,211千円の経常利益となりました。親会社株主に帰属する中間純損益については、法人税等調整額等の計上により、前年同期比166.2%増の71,512千円の親会社株主に帰属する中間純利益となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当中間連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末比1.7%増の1,645,596千円となりました。この主な要因は、売上債権が12,189千円減少しましたが、繰延税金資産が7,918千円増加したことや有形固定資産の取得により31,520千円増加したことによるものです。

 

(負債)

当中間連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末比12.6%減の308,773千円となりました。この主な要因は、仕入債務が7,064千円増加したものの長期借入金が52,564千円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

当中間連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末比5.7%増の1,336,823千円となりました。この要因は、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により繰越利益剰余金が71,512千円増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は前連結会計年度末と比べ9,307千円減少し、665,662千円となりました。

当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により獲得した資金は76,778千円(前年同期は7,081千円の獲得)となりました。

この主な要因は、売上高が前年に比べ増加したことにより税金等調整前中間純利益が34,342千円増加し、64,211千円の利益を計上することができたこと、売上債権の回収が順調で12,189千円の資金増加につながったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により支出した資金は44,161千円(前年同期は8,821千円の支出)となりました。

この主な要因は、有形固定資産の取得による支出35,161千円等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により支出した資金は38,857千円(前年同期は2,996千円の獲得)となりました。

この主な要因は、長期借入金の返済による支出41,667千円等によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は61,169千円であります。

 

(6)主要な設備

該当事項はありません。

 

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

契約会社名

相手先の名称

相手先の
所在地

契約品目

契約締結日

契約期間

契約内容

(株)AI Bio

(当社子会社)

SML Biopharm Co., Ltd.

韓国 京畿道

独占的実施
許諾契約

2024年
6月20日

2024年6月20日から
2034年6月19日まで

抗体遺伝子配列の使用許諾

 

(注)対価として契約一時金を受け取っております。また、開発に応じたマイルストーン収入を設定し、販売開始後は、販売に応じたロイヤリティ収入を得る契約となっております。

 

第3 【提出会社の状況】

 

1 【株式等の状況】

(1) 【株式の総数等】

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

20,000,000

20,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

中間会計期間末
現在発行数(株)
(2024年9月30日)

提出日現在
発行数(株)
(2024年11月14日)

上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名

内容

普通株式

9,314,590

9,314,590

東京証券取引所
グロ-ス市場

単元株式数は100株であります。

9,314,590

9,314,590

 

 

(2) 【新株予約権等の状況】

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【その他の新株予約権等の状況】

該当事項はありません。

 

(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当事項はありません。

 

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
(千円)

資本金残高
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2024年9月30日

9,314,590

50,000

1,040,407

 

 

 

(5) 【大株主の状況】

2024年9月30日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式(自己株式を
除く。)の総数に対する
所有株式数の割合(%)

清藤 勉

群馬県高崎市

1,123,700

12.07

BARATI RAHIM

東京都大田区

220,300

2.37

株式会社トランスジェニック

福岡県福岡市中央区天神2丁目3番36号

205,000

2.20

楽天証券株式会社

東京都港区南青山2丁目6番21号

143,600

1.54

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

117,730

1.26

中沢 祥子

東京都品川区

101,600

1.09

株式会社東和銀行

群馬県前橋市本町2丁目12-6

100,000

1.07

平田 真悟

埼玉県飯能市

51,000

0.55

小野寺 昭子

埼玉県越谷市

50,000

0.54

水野 親則

愛知県名古屋市千種区

50,000

0.54

2,162,930

23.22

 

 

(6) 【議決権の状況】

① 【発行済株式】

 

2024年9月30日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

議決権制限株式(自己株式等)

議決権制限株式(その他)

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式

1,100

 

完全議決権株式(その他)

普通株式

9,305,700

 

93,057

単元株式数100株

単元未満株式

普通株式

7,790

 

発行済株式総数

9,314,590

総株主の議決権

93,057

 

(注)  「単元未満株式」には自己株式が32株含まれております。

 

② 【自己株式等】

2024年9月30日現在

所有者の氏名
又は名称

所有者の住所

自己名義
所有株式数
(株)

他人名義
所有株式数
(株)

所有株式数
の合計
(株)

発行済株式総数
に対する所有
株式数の割合(%)

(自己所有株式)

株式会社免疫生物研究所

群馬県藤岡市中字東田1091番地1

1,100

1,100

0.01

1,100

1,100

0.01

 

 

2 【役員の状況】

該当事項はありません。