当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループは、当中間連結会計期間より中間連結財務諸表を作成しているため、前中間連結会計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は3,353,474千円となりました。主な内訳は、現金及び預金1,422,048千円、売掛金293,532千円、商品1,315,608千円であります。固定資産は2,442,947千円となりました。主な内訳は、有形固定資産454,778千円、のれん939,773千円、商標権718,660千円であります。
この結果、総資産は5,796,421千円となりました。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は2,109,947千円となりました。主な内訳は、買掛金689,529千円、短期借入金300,000千円、1年内返済予定の長期借入金429,564千円、未払法人税等110,383千円であります。固定負債は2,079,781千円となりました。主な内訳は、長期借入金1,872,377千円であります。
この結果、負債合計は4,189,729千円となりました。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は1,606,692千円となりました。主な内訳は、利益剰余金235,122千円、非支配株主持分917,100千円であります。
この結果、自己資本比率は11.0%となりました。
(2)経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、社会経済活動の正常化が進み、雇用や所得環境が改善され緩やかに回復しております。一方で、ウクライナ情勢の長期化や中東地域の緊張によるエネルギー価格の高止まり、アメリカ経済の減速懸念がある中、7月末に日本銀行が追加利上げを実施、金利差の縮小から為替が大きく円高に振れ、株価も急激に変動するなど、足元の金融市場は不安定な状況が続いております。
当社グループが属するアパレル業界におきましても、材料費や物流費の高騰に直面しており、経営環境は厳しさを増しています。特に、訪日外国人観光客の回復によるインバウンド消費は増加傾向にある一方で、物価上昇の影響により消費者の購買意欲は弱まっております。
この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高2,360,442千円、営業利益35,539千円、経常利益24,669千円、親会社株主に帰属する中間純損失16,749千円となりました。
なお、当社グループはアパレル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,422,048千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は135,905千円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益の計上16,848千円や仕入債務の増加額325,011千円等があった一方で、棚卸資産の増加額293,139千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は650,468千円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出462,095千円や敷金の差入による支出62,061千円、有形固定資産の取得による支出76,145千円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は1,595,332千円となりました。これは主に、長期借入れによる収入1,680,000千円や短期借入れによる収入300,000千円等があった一方で、短期借入金の返済による支出300,000千円等があったことによるものであります。
(株式譲渡契約)
当社取締役会は、2024年8月5日付で、株式会社heart relationの株式を取得し、子会社化することを決議いたしました。また、同日付で株式譲渡契約を締結し、2024年8月16日付で株式を取得いたしました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項」の(企業結合等関係)(取得による企業結合)をご参照ください。
(資金の借入)
当社取締役会は、2024年8月5日付で、以下のとおり、資金の借入について決議いたしました。また、2024年8月8日付にて融資契約を締結し、2024年8月16日付で借入を実行しております。