第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、経済活動の正常化を背景に景気は緩やかに回復してきております。一方で、海外においてはロシア・ウクライナ情勢の長期化や日米の金利格差による円安の影響など、先行き不透明な状況が続いております。

当社グループが属する食産業においては、コロナ禍によって大幅に落ちこんだ個人消費水準が回復し、海外観光客のインバウンド需要も旺盛になりつつあります。しかしながら、長期化する原材料費や光熱費の高騰など事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いております。

このような事業環境のなか、当社グループは「世界の食をもっと楽しく」をミッションとし、「生鮮流通に新しい循環を」をビジョンに掲げ、事業に取り組んだ結果、業績は堅調に推移いたしました。当中間連結会計期間における経営成績は、売上高3,211,277千円(前年同期比7.9%増)、営業利益86,235千円(前年同期比64.2%増)、経常利益85,199千円(前年同期比64.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益75,991千円(前年同期比31.4%増)となりました。

主要なサービス別の概況は以下のとおりであります。なお、当社グループは生鮮流通プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておらず、サービス別に区分して記載しております。

① BtoBコマースサービス

当中間連結会計期間における売上高は2,536,926千円(前年同期比10.2%増)となりました。

魚ポチのアクティブユーザー数及びARPUが堅調に推移した結果、売上高は前中間連結会計期間と比較して増加いたしました。

② BtoCコマースサービス

当中間連結会計期間における売上高は470,854千円(前年同期比1.3%減)となりました。

2023年9月に1店舗を閉店した影響で、売上高は前中間連結会計期間と比較して減少いたしました。なお、2024年9月末時点において8店舗を運営しております。

③ HRサービス

当中間連結会計期間における売上高は203,496千円(前年同期比3.4%増)となりました。

既存エリアにおけるスーパー・小売店への営業に加え飲食店への営業も進捗した結果、売上高は前中間連結会計期間と比較して増加いたしました。

 

(2) 財政状態の状況

①  資産の部

当中間連結会計期間末における総資産は3,047,748千円(前連結会計年度末:3,407,786千円)となり、前連結会計年度末と比較して360,037千円の減少となりました。

流動資産は2,732,007千円(前連結会計年度末:3,089,506千円)となり、前連結会計年度末と比較して357,498千円の減少となりました。主な要因として、商品が31,037千円増加した一方、現金及び預金が317,309千円減少したこと等によります。

固定資産は315,740千円(前連結会計年度末:318,279千円)となり、前連結会計年度末と比較して2,539千円の減少となりました。主な要因として、繰延税金資産が3,214千円増加した一方、有形固定資産が5,723千円減少したこと等によります。

②  負債の部

当中間連結会計期間末における負債は847,400千円(前連結会計年度末:1,210,824千円)となり、前連結会計年度末と比較して363,424千円の減少となりました。

流動負債は528,015千円(前連結会計年度末:877,625千円)となり、前連結会計年度末と比較して349,610千円の減少となりました。主な要因として、未払金が3,726千円増加した一方、1年内返済予定の長期借入金が256,430千円、買掛金が36,486千円減少したこと等によります。

 

固定負債は319,384千円(前連結会計年度末:333,198千円)となり、前連結会計年度末と比較して13,814千円の減少となりました。主な要因として、資産除去債務が1,761千円増加した一方、長期借入金が14,280千円減少したこと等によります。

③  純資産の部

当中間連結会計期間末における純資産は2,200,347千円(前連結会計年度末:2,196,961千円)となり、前連結会計年度末と比較して3,386千円の増加となりました。要因として、親会社株主に帰属する中間純利益75,991千円を計上した一方、自己株式を88,803千円取得したことにより株主資本が3,217千円増加したことによります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ297,309千円減少し、2,004,420千円となりました。

当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間において営業活動の結果獲得した資金は35,008千円(前年同期は2,468千円の支出)となりました。主な要因として、税金等調整前中間純利益85,199千円、売上債権の減少額67,932千円の増加要因と仕入債務の減少額36,486千円、棚卸資産の増加額30,981千円の減少要因等によります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間において投資活動の結果獲得した資金は13,015千円(前年同期は39,647千円の支出)となりました。主な要因として、定期預金の払戻による収入20,000千円の増加要因と有形固定資産の取得による支出5,211千円の減少要因等によります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間において財務活動の結果支出した資金は345,334千円(前年同期は3,239千円の獲得)となりました。主な要因として、長期借入金の返済による支出270,710千円、自己株式の取得による支出88,803千円の減少要因と株式の発行による収入16,030千円の増加要因等によります。

 

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7) 研究開発活動

当中間連結会計期間において研究開発費の発生はありません。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(8) 経営成績に重要な影響を与える要因

当中間連結会計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。

 

(9) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当中間連結会計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。