第4【経理の状況】

1. 要約中間連結財務諸表の作成方法について

当社の要約中間連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、国際会計基準第34号(以下、「IAS第34号」という。)「期中財務報告」に準拠して作成しています。

また、当社は、金融商品取引法第24条の5第1項の表の第1号の上欄に掲げる会社に該当し、連結財務諸表規則第1編及び第5編の規定により第1種中間連結財務諸表を作成しています。

 

2. 監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)に係る要約中間連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による期中レビューを受けています。

 

1【要約中間連結財務諸表】

(1)【要約中間連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度末

(2024年3月31日)

当中間連結会計期間末

(2024年9月30日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

11

173,935

147,262

営業債権及びその他の債権

11

141,870

121,604

契約資産

 

56,066

71,420

その他の金融資産

11

13,982

19,396

その他の流動資産

 

19,323

23,977

流動資産合計

 

405,178

383,661

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

 

40,245

38,379

使用権資産

 

28,851

23,621

のれん及び無形資産

 

265,334

264,838

持分法で会計処理されている投資

 

9,796

9,817

退職給付に係る資産

 

82,553

81,390

その他の金融資産

11

80,792

81,455

繰延税金資産

 

6,102

5,985

その他の非流動資産

 

3,919

3,832

非流動資産合計

 

517,595

509,321

資産合計

 

922,773

892,982

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度末

(2024年3月31日)

当中間連結会計期間末

(2024年9月30日)

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

11

53,038

46,894

契約負債

 

18,885

23,741

社債及び借入金

6,11

13,215

14,732

リース負債

 

11,023

10,177

その他の金融負債

11

33,530

32,193

未払法人所得税

 

23,874

18,684

引当金

 

526

576

その他の流動負債

 

60,546

52,835

流動負債合計

 

214,642

199,835

非流動負債

 

 

 

社債及び借入金

6,11

253,864

235,324

リース負債

 

20,436

16,190

その他の金融負債

11

1,253

1,072

退職給付に係る負債

 

6,146

6,218

引当金

 

4,492

4,355

繰延税金負債

 

15,750

18,011

その他の非流動負債

 

3,165

2,237

非流動負債合計

 

305,109

283,410

負債合計

 

519,752

483,245

資本

 

 

 

資本金

7

24,701

25,655

資本剰余金

7

31,395

32,370

利益剰余金

 

320,320

348,562

自己株式

7

17,464

36,777

その他の資本の構成要素

 

40,580

36,375

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

399,532

406,186

非支配持分

 

3,489

3,551

資本合計

 

403,021

409,737

負債及び資本合計

 

922,773

892,982

 

(2)【要約中間連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前中間連結会計期間

(自 2023年4月 1日

 至 2023年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2024年4月 1日

 至 2024年9月30日)

売上収益

5,9

362,065

376,778

売上原価

 

233,692

242,057

売上総利益

 

128,373

134,720

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

 

69,145

71,546

持分法による投資損益

 

289

330

その他の収益

 

349

2,206

その他の費用

 

1,002

75

営業利益

5

58,865

65,635

 

 

 

 

金融収益

 

1,788

2,885

金融費用

 

3,114

3,085

税引前中間利益

 

57,539

65,435

 

 

 

 

法人所得税費用

 

19,653

19,505

中間利益

 

37,886

45,930

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

 

2,356

410

確定給付制度の再測定

 

6

58

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

6

8

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

2,356

460

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品

 

0

0

在外営業活動体の換算差額

 

3,044

4,805

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

1,190

184

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

47

11

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

4,283

5,001

税引後その他の包括利益

 

6,639

4,541

中間包括利益

 

44,525

41,389

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前中間連結会計期間

(自 2023年4月 1日

 至 2023年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2024年4月 1日

 至 2024年9月30日)

中間利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

37,662

45,653

非支配持分

 

223

277

中間利益

 

37,886

45,930

 

 

 

 

中間包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

44,302

41,111

非支配持分

 

223

277

中間包括利益

 

44,525

41,389

 

 

 

 

1株当たり中間利益

 

 

 

基本的1株当たり中間利益(円)

10

64.13

79.44

希薄化後1株当たり中間利益(円)

10

64.09

79.44

 

(3)【要約中間連結持分変動計算書】

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

 

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

自己株式

その他の

資本の

構成要素

2023年4月1日残高

 

23,644

29,447

321,676

6,277

30,514

399,006

3,399

402,406

中間利益

 

37,662

37,662

223

37,886

その他の包括利益

 

6,639

6,639

6,639

中間包括利益合計

 

37,662

6,639

44,302

223

44,525

配当金

8

13,608

13,608

133

13,742

自己株式の取得

7

27

45,702

45,730

45,730

自己株式の処分

7

335

1,208

873

873

株式に基づく報酬取引

 

1,056

280

1,336

1,336

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

301

301

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

5

5

その他

 

387

32

355

387

32

所有者との取引額等合計

 

1,056

606

13,915

44,494

26

56,773

521

57,294

2023年9月30日残高

 

24,701

30,054

345,423

50,771

37,127

386,535

3,102

389,637

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

 

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

自己株式

その他の

資本の

構成要素

2024年4月1日残高

 

24,701

31,395

320,320

17,464

40,580

399,532

3,489

403,021

中間利益

 

45,653

45,653

277

45,930

その他の包括利益

 

4,541

4,541

4,541

中間包括利益合計

 

45,653

4,541

41,111

277

41,389

配当金

8

16,711

16,711

215

16,926

自己株式の取得

7

23

23,351

23,374

23,374

自己株式の処分

7

175

4,037

4,212

4,212

株式に基づく報酬取引

 

954

496

1,450

1,450

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

327

327

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

371

371

その他

 

35

35

35

所有者との取引額等合計

 

954

975

17,410

19,313

336

34,458

215

34,673

2024年9月30日残高

 

25,655

32,370

348,562

36,777

36,375

406,186

3,551

409,737

 

(4)【要約中間連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前中間連結会計期間

(自 2023年4月 1日

 至 2023年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2024年4月 1日

 至 2024年9月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前中間利益

 

57,539

65,435

減価償却費及び償却費

 

23,752

24,494

固定資産除売却損益(△は益)

 

516

2,689

金融収益

 

1,788

2,885

金融費用

 

3,114

3,085

持分法による投資損益(△は益)

 

289

330

営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

19,934

20,014

契約資産の増減額(△は増加)

 

12,268

15,450

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

469

156

前払費用の増減額(△は増加)

 

3,376

5,840

営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

 

16,512

5,115

契約負債の増減額(△は減少)

 

1,742

4,919

受注損失引当金の増減額(△は減少)

 

484

35

未払賞与の増減額(△は減少)

 

46

4,174

退職給付に係る資産の増減額(△は増加)

 

1,980

1,162

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

 

456

74

その他

 

9,989

6,338

小計

 

84,728

81,932

利息及び配当金の受取額

 

1,589

1,877

利息の支払額

 

2,873

3,027

法人所得税の支払額

 

15,439

22,124

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

68,005

58,656

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前中間連結会計期間

(自 2023年4月 1日

 至 2023年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2024年4月 1日

 至 2024年9月30日)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

定期預金の預入による支出

 

1,441

4,443

定期預金の払戻による収入

 

2,103

2,130

有形固定資産の取得による支出

 

4,511

3,546

有形固定資産の売却による収入

 

13

無形資産の取得による支出

 

23,238

20,733

無形資産の売却による収入

 

0

7

投資の取得による支出

 

6

147

投資の売却及び償還による収入

 

5

1,263

子会社の取得による支出

 

3,993

持分法で会計処理されている投資の取得による支出

 

283

その他

 

60

204

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

31,128

25,956

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

 

1,864

263

長期借入れによる収入

 

18,000

長期借入金の返済による支出

 

4,587

15,981

コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)

 

9,999

リース負債の返済による支出

 

5,981

5,835

自己株式の売却による収入

 

923

4,178

自己株式の取得による支出

 

45,805

23,374

配当金の支払額

8

13,646

16,709

非支配持分への配当金の支払額

 

133

215

非支配持分からの子会社持分取得による支出

 

555

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

43,650

58,202

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

2,725

1,170

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

4,048

26,673

現金及び現金同等物の期首残高

 

129,257

173,935

現金及び現金同等物の中間期末残高

 

125,208

147,262

 

【要約中間連結財務諸表注記】

1. 報告企業

当社は日本に所在する企業です。登記上の本社及び主要な事業所の住所は、当社のウェブサイト(https://www.nri.com/jp/)で開示しています。

2024年9月30日に終了する6ヶ月間の当社の要約中間連結財務諸表は、当社グループ(当社及び連結子会社をいう。以下同じ。)並びに関連会社及び共同支配企業に対する持分により構成されています。当社グループの事業内容は、注記「5. セグメント情報」に記載しています。

 

2. 作成の基礎

(1) 要約中間連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載

当社グループの要約中間連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。

要約中間連結財務諸表は、連結会計年度の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

本要約中間連結財務諸表は、2024年11月13日に、代表取締役 社長 柳澤 花芽及び常務執行役員 須永 義彦によって承認されています。

 

(2) 機能通貨及び表示通貨

当社グループの要約中間連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を切り捨てて表示しています。

 

3. 重要性がある会計方針

要約中間連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。

なお、当中間連結会計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しています。

 

4. 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

要約中間連結財務諸表の作成に当たり、経営者は会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の計上額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っています。ただし、これらの見積りと実績は異なる場合があり、見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りに関する見直しの影響は、見積りが見直された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。

経営者が行った要約中間連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。

 

5. セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループにおける事業セグメントは、その独立した財務情報が入手可能であり、マネジメントが経営資源の配分の決定及び業績の評価に定期的に使用しているものです。当社グループは、主たるサービスの性質及び顧客・マーケットを総合的に勘案して区分しており、そのうち次の4つを報告セグメントとしています。なお、事業セグメントの集約は行っていません。

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した方法と概ね同一です。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。セグメント間の内部売上収益又は振替高は市場実勢価格に基づいています。

 

(コンサルティング)

政策提言や戦略コンサルティング、業務改革をサポートする業務コンサルティング、ITマネジメント全般にわたるシステムコンサルティングを提供しています。

 

(金融ITソリューション)

主に証券業や保険業、銀行業等の金融業顧客向けに、システムコンサルティング、システム開発及び運用サービス、共同利用型システム等のITソリューションやBPОサービスを提供しています。

 

(産業ITソリューション)

流通業、製造業、サービス業や公共向けに、システムコンサルティング、システム開発及び運用サービス等のITソリューションを提供しています。

 

(IT基盤サービス)

主に金融ITソリューション部門及び産業ITソリューション部門を通じて、データセンターの運営管理やIT基盤・ネットワーク構築等のサービスを提供しています。また、様々な業種の顧客に対してIT基盤ソリューションや情報セキュリティサービスを提供しています。このほか、ITソリューションに係る新事業・新商品の開発に向けた実験的な取組みや先端的な情報技術等に関する調査、研究を行っています。

 

(2) 報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失の金額に関する情報

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

 

調整額

(注)

 

要約

中間連結

財務諸表

計上額

 

コンサル

ティング

 

金融IT

ソリュー

ション

 

産業IT

ソリュー

ション

 

IT基盤

サービス

 

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

23,747

 

170,919

 

140,057

 

25,828

 

360,552

 

1,512

 

362,065

セグメント間の内部売上収益又は振替高

1,262

 

2,744

 

3,425

 

63,855

 

71,288

 

71,288

 

 計

25,010

 

173,663

 

143,483

 

89,683

 

431,841

 

69,775

 

362,065

営業利益

5,773

 

26,374

 

12,321

 

14,293

 

58,762

 

102

 

58,865

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,788

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3,114

税引前中間利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

57,539

(注) 営業利益の調整額に重要なものはありません。

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

 

調整額

(注)

 

要約

中間連結

財務諸表

計上額

 

コンサル

ティング

 

金融IT

ソリュー

ション

 

産業IT

ソリュー

ション

 

IT基盤

サービス

 

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

27,445

 

179,947

 

137,419

 

30,253

 

375,065

 

1,712

 

376,778

セグメント間の内部売上収益又は振替高

2,248

 

2,523

 

3,797

 

66,202

 

74,772

 

74,772

 

 計

29,694

 

182,470

 

141,217

 

96,455

 

449,837

 

73,059

 

376,778

営業利益

7,523

 

30,134

 

14,108

 

13,815

 

65,582

 

52

 

65,635

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2,885

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3,085

税引前中間利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

65,435

(注)1. 営業利益の調整額に重要なものはありません。

2. 当中間連結会計期間より、報告セグメントごとの業績をより適切に管理するため、セグメント間取引の計上方法を変更しています。この変更に伴い、前中間連結会計期間については、当該変更後の区分による数値を記載しています。

 

6. 社債

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

社債の発行及び償還はありません。

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

社債の発行及び償還はありません。

 

7. 資本及びその他の資本項目

(1) 発行可能株式総数及び発行済株式総数

発行可能株式総数及び発行済株式総数の増減は次のとおりです。

 

 

 

(単位:株)

 

 前中間連結会計期間

(自 2023年4月 1日

 至 2023年9月30日)

 

 当中間連結会計期間

(自 2024年4月 1日

 至 2024年9月30日)

発行可能株式総数

 

 

 

普通株式

2,722,500,000

 

2,722,500,000

 

 

 

 

発行済株式総数

 

 

 

期首残高

593,652,242

 

580,796,911

増加

514,800

 

444,600

減少

 

中間期末残高

594,167,042

 

581,241,511

(注)1. 当社の発行する株式は、全て権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっています。

2.前中間連結会計期間における発行済株式総数の増加は、譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行(514,800株)によるものです。

3.当中間連結会計期間における発行済株式総数の増加は、譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行(444,600株)によるものです。

 

(2) 自己株式

自己株式数及び残高の増減は次のとおりです。

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

 

株式数(株)

 

金額(百万円)

前連結会計年度期首(2023年4月1日)(注)1

1,959,169

 

6,277

期中増加(注)2

11,635,327

 

45,702

期中減少(注)3

△333,380

 

△1,208

前中間連結会計期間末(2023年9月30日)(注)1

13,261,116

 

50,771

(注)1. 自己株式数は、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式が、前中間連結会計期間末において、4,490,100株含まれています。前連結会計年度期首に含まれる当社株式はありません。

2. 期中増加は、2023年4月27日開催の取締役会決議に基づく自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買付け(6,977,800株)、NRIグループ社員持株会専用信託による当社株式の取得(4,657,400株)及び単元未満株式の買取り(127株)によるものです。

3. 期中減少は、ストック・オプションの行使に伴う自己株式の交付(166,080株)及びNRIグループ社員持株会専用信託による当社株式の売却(NRIグループ社員持株会への売却(167,300株))によるものです。

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

 

株式数(株)

 

金額(百万円)

当連結会計年度期首(2024年4月1日)(注)1

4,545,600

 

17,464

期中増加(注)2

5,189,122

 

23,351

期中減少(注)3

△1,044,800

 

△4,037

当中間連結会計期間末(2024年9月30日)(注)1

8,689,922

 

36,777

(注)1. 自己株式数は、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式が、当連結会計年度期首、当中間連結会計期間末において、それぞれ3,628,100株、2,731,800株含まれています。

2. 期中増加は、2024年4月25日開催の取締役会決議に基づく自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買付け(5,189,100株)及び単元未満株式の買取り(22株)によるものです。

3. 期中減少は、ストック・オプションの行使に伴う自己株式の交付(148,500株)及びNRIグループ社員持株会専用信託による当社株式の売却(NRIグループ社員持株会への売却(896,300株))によるものです。

 

8. 配当金

配当金の支払額は次のとおりです。

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

決議日

 

配当金の総額

 

1株当たり配当額

 

基準日

 

効力発生日

 

 

百万円

 

 

 

 

 

2023年5月18日

取締役会

 

13,608

 

23

 

2023年3月31日

 

2023年6月2日

 

配当金の総額に含まれる、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式に対する配当額はありません。

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

決議日

 

配当金の総額

 

1株当たり配当額

 

基準日

 

効力発生日

 

 

百万円

 

 

 

 

 

2024年5月15日

取締役会

 

16,816

 

29

 

2024年3月31日

 

2024年5月31日

 

配当金の総額は、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式に対する配当額105百万円を含んでいます。

 

基準日が中間連結会計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が中間連結会計期間の末日後となるものは次のとおりです。

 

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

決議

 

配当金の総額

 

1株当たり配当額

 

基準日

 

効力発生日

 

 

百万円

 

 

 

 

 

2023年10月26日

取締役会

 

14,049

 

24

 

2023年9月30日

 

2023年11月30日

 

配当金の総額は、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式に対する配当額107百万円を含んでいます。

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

決議

 

配当金の総額

 

1株当たり配当額

 

基準日

 

効力発生日

 

 

百万円

 

 

 

 

 

2024年10月30日

取締役会

 

16,683

 

29

 

2024年9月30日

 

2024年11月29日

 

配当金の総額は、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式に対する配当額79百万円を含んでいます。

 

9. 売上収益

当社グループでは、「金融ITソリューション」及び「産業ITソリューション」の報告セグメントについて、顧客の業種に応じて、それぞれ「証券業」「保険業」「銀行業」「その他金融業等」、「流通業」「製造・サービス業等」の区分に分解しています。各報告セグメントの概要は、注記「5. セグメント情報」に記載しています。

当社グループの各報告セグメントと顧客の業種区分との関連は次のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前中間連結会計期間

(自 2023年4月 1日

 至 2023年9月30日)

 

 当中間連結会計期間

(自 2024年4月 1日

 至 2024年9月30日)

コンサルティング

23,747

 

27,445

金融ITソリューション

170,919

 

179,947

証券業

70,099

 

71,375

保険業

38,187

 

40,095

銀行業

33,285

 

38,037

その他金融業等

29,347

 

30,438

産業ITソリューション

140,057

 

137,419

流通業

37,127

 

32,287

製造・サービス業等

102,930

 

105,132

IT基盤サービス

25,828

 

30,253

その他

1,512

 

1,712

 計

362,065

 

376,778

 

なお、コンサルティングセグメントは、コンサルティングサービスを提供しています。金融ITソリューションセグメント及び産業ITソリューションセグメントは、コンサルティングサービス、開発・製品販売、運用サービス及び商品販売を提供しています。IT基盤サービスセグメントは、開発・製品販売、運用サービス及び商品販売を提供しています。

 

製品・サービスの種類ごとの収益の認識・測定方法

(a)コンサルティングサービス

コンサルティングサービスの主な内容は経営・事業戦略及び組織改革等の立案・実行を支援する経営コンサルティングのほか、ITマネジメント全般にわたるシステムコンサルティングです。

上記に係る収益は、プロジェクトの取引価格及びプロジェクトの進捗度に基づき測定し、進捗度は、原則としてプロジェクトごとの見積総原価に対する各報告期間の末日までの実際発生原価の割合に基づき算定しています。

 

(b)開発・製品販売

開発・製品販売のうち、開発の主な内容は、システム開発(設計・開発・テスト工程を含む一連の工程)及びシステム保守(機能追加・機能改善・システム維持管理等)です。また、製品販売の主な内容は、当社グループが独自に開発したパッケージソフトの販売です。

開発に係る収益は、プロジェクトの取引価格及びプロジェクトの進捗度に基づき測定し、進捗度は、原則としてプロジェクトごとの見積総原価に対する各報告期間の末日までの実際発生原価の割合に基づき算定しています。製品販売に係る収益は、支配が顧客に移転したときに認識しており、原則として顧客の納品確認に基づき一時点で認識しています。

 

(c)運用サービス

運用サービスの主な内容は、アウトソーシングサービス(顧客からの委託によるシステムの運用処理、ハウジングサービス、サーバ・PC・ネットワーク等インフラの管理等)、共同利用型サービス及び情報提供サービスです。

上記に係る収益は、サービスの提供が完了し、請求可能となった時点で認識しています。

 

(d)商品販売

商品販売の主な内容は、ハードウエア(サーバ、ストレージ等)の販売及びソフトウエアの販売です。

上記に係る収益は、支配が顧客に移転したときに認識しており、原則として顧客の納品確認に基づき一時点で認識しています。

 

10. 1株当たり利益

基本的1株当たり中間利益及び希薄化後1株当たり中間利益は、次の情報に基づいて算定しています。

 

 前中間連結会計期間

(自 2023年4月 1日

 至 2023年9月30日)

 

 当中間連結会計期間

(自 2024年4月 1日

 至 2024年9月30日)

親会社の所有者に帰属する中間利益(百万円)

37,662

 

45,653

中間利益調整額

 

希薄化後1株当たり中間利益の計算に使用する中間利益(百万円)

37,662

 

45,653

 

 

 

 

発行済普通株式の加重平均株式数(株)

587,309,169

 

574,660,253

普通株式増加数

 

 

 

ストック・オプションによる増加(株)

353,996

 

34,736

希薄化後の普通株式の加重平均株式数(株)

587,663,165

 

574,694,989

 

 

 

 

基本的1株当たり中間利益金額(円)

64.13

 

79.44

希薄化後1株当たり中間利益金額(円)

64.09

 

79.44

(注) 基本的1株当たり中間利益金額及び希薄化後1株当たり中間利益金額の算定上、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式を、加重平均株式数の計算において控除する自己株式に含めています(前中間連結会計期間2,440,058株、当中間連結会計期間3,120,637株)。

 

11. 金融商品の公正価値

(1) 公正価値ヒエラルキー

公正価値で測定する金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性に応じて算定した公正価値を、レベル1からレベル3まで分類しています。

レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格(無調整)

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

なお、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化の日に認識しています。

 

(2) 公正価値の算定方法

金融商品の公正価値の算定方法は次のとおりです。

 

現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権並びに営業債務及びその他の債務

主に短期間で決済されるため、帳簿価額は公正価値に概ね近似しています。

 

社債及び借入金

社債は、市場価格又は取引金融機関から提示された価格を公正価値としています。

短期借入金は、短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。

長期借入金のうち変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、公正価値は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としています。固定金利によるものは、元利金を新規に同様の借入れを行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値を、公正価値としています。

 

その他の金融資産及びその他の金融負債

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品のうち、上場株式の公正価値は、取引所の市場価格によって算定しています。非上場株式の公正価値は、類似会社の市場価格に基づく評価技法及び純資産価値に基づく評価技法等により算定しています。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品は、活発な市場での公表価格が入手できる場合は、公表価格を用い、活発な市場での公表価格が入手できない場合は、取引金融機関から提示された価格に基づく適切な評価方法により見積もっています。

純損益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品の公正価値は、将来キャッシュ・フローを割り引く方法、純資産価値に基づく方法及びその他の適切な評価方法により見積もっています。

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債のうち、企業結合により生じた条件付対価の公正価値は、将来の業績等を考慮し、支払額を見積もり算定しています。

デリバティブの公正価値は、為替レート等の観察可能な市場データ及び取引先金融機関から提示された価格に基づいて算定しています。

 

(3) 経常的に公正価値で測定している金融商品

前連結会計年度末及び当中間連結会計期間末における、経常的に公正価値で測定している金融商品は、次のとおりです。

 

前連結会計年度末(2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

資産:

 

 

 

 

 

 

 

その他の金融資産

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品

45,793

 

 

8,823

 

54,616

負債性金融商品

 

2

 

 

2

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融商品

 

 

1,488

 

1,488

デリバティブ

 

2,491

 

 

2,491

 計

45,793

 

2,494

 

10,312

 

58,599

負債:

 

 

 

 

 

 

 

その他の金融負債

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

条件付対価

 

 

1,039

 

1,039

デリバティブ

 

1,696

 

 

1,696

 計

 

1,696

 

1,039

 

2,736

 

当中間連結会計期間末(2024年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

資産:

 

 

 

 

 

 

 

その他の金融資産

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品

46,173

 

 

7,763

 

53,937

負債性金融商品

 

2

 

 

2

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

負債性金融商品

 

 

1,565

 

1,565

デリバティブ

 

2,227

 

 

2,227

 計

46,173

 

2,230

 

9,328

 

57,732

負債:

 

 

 

 

 

 

 

その他の金融負債

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

条件付対価

 

 

29

 

29

デリバティブ

 

975

 

 

975

 計

 

975

 

29

 

1,005

 

前連結会計年度及び当中間連結会計期間において、公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間に重要な振替はありません。

前連結会計年度及び当中間連結会計期間において、レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への重要な変動は生じていません。

(4) 償却原価で測定する金融商品

前連結会計年度末及び当中間連結会計期間末における、償却原価で測定する金融商品は次のとおりです。以下を除き、帳簿価額は概ね公正価値に相当しているため、表中には含めていません。なお、償却原価で測定する金融商品の公正価値は、レベル2に分類しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2024年3月31日)

 

当中間連結会計期間末

(2024年9月30日)

 

帳簿価額

 

公正価値

 

帳簿価額

 

公正価値

社債

193,346

 

191,484

 

193,595

 

191,351

長期借入金

70,863

 

70,863

 

53,427

 

53,427

(注)1. 社債には、前連結会計年度末及び当中間連結会計期間末において、1年内償還予定の社債の残高はありません。

2. 長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金が前連結会計年度末、当中間連結会計期間末においてそれぞれ、10,344百万円、11,698百万円含まれています。

 

12. 後発事象

該当事項はありません。

 

2【その他】

(剰余金の配当)

(1) 期末配当

2024年5月15日開催の取締役会において、2024年3月31日の最終の株主名簿に記録された株主又は登録株式質権者に対し、次のとおり剰余金の配当を行うことを決議しました。

配当金の総額

16,816百万円

1株当たりの金額

29円

効力発生日及び支払開始日

2024年5月31日

(注) 配当金の総額は、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式に対する配当額(105百万円)を含んでいます。

 

(2) 中間配当

2024年10月30日開催の取締役会において、2024年9月30日の最終の株主名簿に記録された株主又は登録株式質権者に対し、次のとおり剰余金の配当を行うことを決議しました。

配当金の総額

16,683百万円

1株当たりの金額

29円

効力発生日及び支払開始日

2024年11月29日

(注) 配当金の総額は、NRIグループ社員持株会専用信託が保有する当社株式に対する配当額(79百万円)を含んでいます。