第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績に関する説明

当中間会計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善、賃上げに伴う個人消費マインドの増加、訪日外国人観光客の増加によるインバウンド需要の増加などにより、緩やかな回復基調で推移しました。雇用・所得環境が改善するにつれて、この傾向は続くと予想されます。

社会経済活動の正常化に伴い、消費者の外出や百貨店・商業施設への来店頻度が高まり、2024年中間会計期間は訪日外国人観光客の消費額も増加傾向にありました。このような経済環境の中、株価上昇による富裕層効果やインバウンド消費の増加など、良好な経済環境を背景に宝飾品小売市場は拡大するものと考えています。

このような経営環境下において、当社としましては、コーポレート・ビジョンである「Diversity with Brilliance」を引き続き忠実に推進し、ジュエリーチェーンのパイオニアとしての豊富な実績を基に、お客様にご満足いただける質の高い接客技術の向上、顧客ニーズにあった魅力的な商品開発力の強化、粗利率の改善などへの積極的な取組みにより、いかなる環境の変化にも対応できる強固な事業基盤の構築に努めております。

以上の結果、当中間会計期間の売上高は3,602百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は246百万円(前年同期比12.7%減)、経常利益236百万円(前年同期比14.1%減)、中間純利益132百万円(前年同期比14.4%減)となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

(資産)

当中間会計期間末における総資産は、7,308百万円となり、前事業年度末と比べ352百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金の減少によるものであります。

(負債)

当中間会計期間末における負債合計は、2,992百万円となり、前事業年度末と比べ231百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金並びに未払金の減少によるものであります。

(純資産)

当中間会計期間末における純資産合計は、4,316百万円となり、前事業年度末と比べ121百万円減少いたしました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。

この結果、自己資本比率は59.1%(前事業年度末は57.9%)となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末と比べ400百万円減少いたしました。当中間会計期間におけるキャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における営業活動による資金の減少は98百万円(前年同期は資金の減少127百万円)となりました。これは主に、棚卸資産の増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における投資活動による資金の減少は53百万円(前年同期は資金の減少112百万円)となりました。これは主に、固定資産の取得によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における財務活動による資金の減少は249百万円(前年同期は資金の増加230百万円)となりました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。