第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間(2024年4月1日2024年9月30日)の当社グループの売上高は739億7千5百万円前年同期比6.2%増)、営業利益は49億5百万円前年同期比29.8%増)、経常利益は47億2千8百万円前年同期比11.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は33億2千9百万円前年同期比16.2%増)となりました。

また、1株当たり中間純利益は250.32円、ROEは3.5%となりました。

 

当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ23億3千2百万円減少し、1,339億7千3百万円となりました。これは主に現金及び預金、棚卸資産が減少したことなどによるものです。負債は、前連結会計年度末に比べ23億2千4百万円減少し、389億2千8百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が減少したことなどによるものです。

純資産は、前期末に比べ7百万円減少し、950億4千4百万円となりました。また、自己資本比率は前期末に比べ1.2ポイント増加し、70.9%となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 

<吸水性樹脂セグメント>

当セグメントでは、売上高は572億3千2百万円前年同期比10.1%増)、営業利益は34億7千1百万円前年同期比26.2%増)となりました。これは為替の影響や中国市場における販売数量の増加などによるものであります

 

機能マテリアルセグメント

当セグメントでは、売上高は166億1千9百万円前年同期比5.0%減)、営業利益は14億4千2百万円前年同期比43.9%増)となりました。売上高は主にIRラテックスの販売数量が減少したことなどにより減収となりましたが、営業利益は原燃料価格の低下や為替の影響などにより増益となりました

 

<その他セグメント>

当社グループは上記事業のほか、製造受託業務等を行っております。当セグメントでは、売上高は1億2千3百万円前年同期比35.1%減)、営業損失は9百万円となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19億4千9百万円減少し、189億9千2百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間の営業活動の結果得られた資金は35億6千6百万円前年同期比5億7千6百万円の増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前中間純利益が45億4千9百万円、減価償却費が30億4百万円、棚卸資産の減少が10億3千6百万円、仕入債務の減少が52億8千2百万円、法人税等の支払額が11億8千万円などであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間の投資活動の結果支出した資金は67億8千6百万円前年同期比35億5百万円の増加)となりました。これは、固定資産の取得による支出68億5千万円などによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間の財務活動の結果得られた資金は19億9千万円 (前年同期比33億3千1百万円の増加)となりました。主な内訳は、短期借入金の純増額が34億3千9百万円、配当金の支払額が13億2千7百万円であります。

 

(3) 研究開発活動

当中間連結会計期間における研究開発費の総額は13億4千4百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等はありません。