第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当社グループ(当社及び連結子会社)の業績は、売上高132億60百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益10億45百万円(前年同期比4.2%増)、経常利益10億77百万円(前年同期比6.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益6億71百万円(前年同期比3.2%増)となりました。

セグメント別の内訳は以下のとおりとなっております。

(DX&SI事業)

当事業につきましては、売上高82億39百万円(前年同期比12.9%増)、営業利益13億55百万円(前年同期比17.8%増)となりました。主な要因は、金融・保険・証券業及び通信業、製造業を中心とした大型プライム案件の好調により増収となったことによるものであります。

(パッケージ事業)

当事業につきましては、売上高25億67百万円(前年同期比13.8%増)、営業利益6億41百万円(前年同期比6.6%増)となりました。主な要因は、戦略的大学経営システム「GAKUEN」シリーズにおけるEUC(関連システムの個別受託開発)及びPP(プログラム・プロダクト)販売、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」におけるPP(プログラム・プロダクト)販売等がそれぞれ増収となったことによるものであります。

(医療ビッグデータ事業)

当事業につきましては、売上高11億32百万円(前年同期比23.5%増)、営業利益77百万円(前年同期比25.6%減)となりました。主な要因は、レセプト点検サービス及び保険者業務支援サービス、生活保護向けレセプト管理クラウドサービス等の好調により増収となったものの、当連結会計年度より株式会社ケーシップが当事業に加わる等、中長期的成長を見据えた人件費及び戦略投資等の増加により減益となったことによるものであります。

(グローバル事業)

当事業につきましては、売上高13億21百万円(前年同期比20.4%減)、営業損失51百万円(前年同期は営業利益2億4百万円)となりました。主な要因は、マレーシアにおけるSAP導入サポート案件の受注引合いが前年を下回ったことによるものであります。

(報告セグメントに帰属しない一般管理費等)
 当該費用につきましては、一般管理費9億76百万円(前年同期比7.5%減)となりました。

 

 

②財政状態の状況

当中間連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況につきましては、以下のとおりであります。

(資産)

流動資産の残高は154億68百万円(前連結会計年度末比2億42百万円減)となりました。これは主としてその他に含まれる前払費用及び仕掛品が増加した一方で、現金及び預金並びに売掛金及び契約資産が減少したこと等によるものであります。また、固定資産の残高は45億63百万円(同2億51百万円増)となりました。これは主としてソフトウェアの増加によるものであります。

(負債)

流動負債の残高は49億51百万円(同2億71百万円減)となりました。これは主として契約負債が増加した一方で、賞与引当金及びその他に含まれる未払消費税が減少したこと等によるものであります。また、固定負債の残高は20億50百万円(同36百万円減)となりました。

(純資産)

純資産の残高は130億30百万円(同3億17百万円増)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の状況は、期首の資金残高75億15百万円より3億84百万円減少し、71億30百万円となりました。

なお、各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、5億87百万円の収入(前中間連結会計期間は9億29百万円の収入)となりました。前年中間連結会計期間に比べキャッシュ・フローが3億41百万円減少した要因は、主として売上債権に係る入金が増加した一方で、仕入債務及びその他債務に係る支払がそれぞれ増加したこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、4億32百万円の支出(同2億19百万円の支出)となりました。前年中間連結会計期間に比べキャッシュ・フローが2億13百万円減少した要因は、主として投資有価証券の取得による支出が増加したこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、5億88百万円の支出(同4億9百万円の支出)となりました。前年中間連結会計期間に比べキャッシュ・フローが1億78百万円減少した要因は、主として配当金の支払額が増加したことによるものであります。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「第2 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当中間連結会計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

 

(7) 研究開発活動

当中間連結会計期間における研究開発費は1億37百万円であります。なお、同期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(8) 経営成績に重要な影響を与える要因

「第2 1.事業等のリスク」に記載のとおり、当中間連結会計期間において、重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。