第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

遊技機業界では、パチスロ機は遊技機メーカー各社より人気の高いスマートパチスロが継続的に市場に導入されており、好調な稼働が続いております。一方でパチンコ機は、新しいゲーム性である「ラッキートリガー」を搭載したパチンコ機が普及し始め、今後の市場の活性化が期待されております。

ゴルフ業界では、記録的猛暑や豪雨、度重なる台風の接近や上陸などの影響により、ゴルフ場来場者数が前年同期と比較して減少傾向で推移いたしました。

このような経営環境下、当中間連結会計期間における業績は、売上高71,790百万円(前年同期比7.6%増)、営業利益15,404百万円(前年同期比26.6%増)、経常利益15,292百万円(前年同期比33.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益10,415百万円(前年同期比40.1%増)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

(遊技機事業)

遊技機事業は、パチンコ機は「Pラブ嬢 ~極嬢のハーレム体験~」、「Pバンドリ!」等を発売し、販売台数23千台(前年同期比6千台増)、パチスロ機は「L ToLOVEるダークネス」、「パチスロL黄門ちゃま天」等を発売し、販売台数23千台(前年同期比1千台減)となりました。

売上高につきましては、パチスロ機の販売台数が若干減少したものの、パチンコ機の販売台数が増加したことにより前年同期比では増収となりました。利益面につきましては、利益率の高いパチンコ機のゲージ盤販売が増加したこと、リユースによる売上原価低減の取り組み等により、前年同期比で増益となりました。

以上の結果、売上高20,184百万円(前年同期比18.4%増)、営業利益5,311百万円(前年同期比145.9%増)となりました。

(ゴルフ事業)

ゴルフ事業は、競合他社との差別化を一段と推進しており、その一環として、2024年7月より「花の木ゴルフクラブ」を威厳と品位を兼ね備えたハイグレードなゴルフ場ブランド「GRAND PGM」として運営を開始いたしました。また、暑い夏にも快適なゴルフプレーを楽しんでいただくために、「Cool Cart」(送風機付ゴルフカート)を1,000台から4,000台に増台いたしました。さらに、お客様への幅広いゴルフプレースタイルの提供及び近年の猛暑への対策を目的として、ナイター営業のゴルフ場の拡充を進めました。成長戦略の柱である良質なゴルフ場の新規取得としては、「一志ゴルフ倶楽部」が2024年10月よりPGMグループのゴルフ場として運営を開始いたしました。

売上高につきましては、各種施策に一定の成果が見られ来場者数が堅調に推移したこと、需要を取り込んだ価格設定により顧客単価が上昇したこと、前期にゴルフ場を取得したことにより、前年同期比で増収となりました。利益面につきましては、各種原材料価格や水道光熱費の高騰、賃上げによる人件費の増加、ゴルフ場取得に伴う費用の増加等がありましたが、売上高の増加が費用の増加を上回り、前年同期比で増益となりました。

以上の結果、売上高51,606百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益11,421百万円(前年同期比0.4%増)となりました。

(2) 財政状態の状況

(資産の部)

総資産は、前連結会計年度末に比べ5,287百万円増加し、433,317百万円となりました。有形固定資産は「PGMホテルリゾート沖縄」の建設工事の進捗等により5,822百万円、受取手形及び売掛金が1,545百万円、現金及び預金が1,443百万円、商品及び製品が1,303百万円増加する一方、有価証券(投資有価証券含む)が1,678百万円減少しております。

(負債の部)

負債は、前連結会計年度末に比べ996百万円減少し、187,846百万円となりました。長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が7,573百万円増加する一方、未払法人税等が2,437百万円、電子記録債務が2,208百万円減少しております。

(純資産の部)

純資産は、親会社株主に帰属する中間純利益の組み入れにより利益剰余金が10,415百万円増加する一方、剰余金の配当により利益剰余金が3,945百万円減少したこと等により、前連結会計年度末より6,284百万円増加し、245,470百万円となりました。

この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の55.9%から56.6%となっております。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末より6,650百万円減少し、33,224百万円となりました。

 各キャッシュ・フローの増減状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、得られた資金は6,901百万円(前年同期は831百万円の獲得)となりました。主な増加要因は、税金等調整前中間純利益15,292百万円、減価償却費4,442百万円となったこと等によるものであります。また、主な減少要因は、棚卸資産の増加額1,530百万円、仕入債務の減少額2,131百万円、前受金の減少額2,761百万円、法人税等の支払いとして遊技機事業1,045百万円、ゴルフ事業4,646百万円となったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は16,830百万円(前年同期は6,594百万円の獲得)となりました。主な増加要因は、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還・取得1,502百万円(純額)となったこと等によるものであります。また、主な減少要因は、定期預金の払戻・預入8,180百万円(純額)、有形固定資産の取得による支払いとして、遊技機事業では製品製造に伴う金型等の取得として592百万円、ゴルフ事業ではゴルフカートの取得及びクラブハウス、コース等の改修に要する支払いとして9,601百万円となったこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、得られた資金は3,278百万円(前年同期は5,888百万円の使用)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入としてゴルフ事業13,441百万円となったことによるものであります。また、主な減少要因は、長期借入金の返済による支払いとしてゴルフ事業5,926百万円、配当金の支払い3,945百万円となったこと等によるものであります。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4,330百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(7) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。