当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国の経済は、賃上げの動きや個人消費の需要の増加が見られ、経済活動の正常化が進んでいることに加え、インバウンド需要も回復し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
その一方で、国際情勢の悪化や円安によるエネルギー資源や原材料価格の高騰、人手不足に伴う人件費の上昇により、特に外食産業は依然として厳しい経営環境が継続し、予断を許さない状況となっております。
当社は、「食を通して「驚き」と「感動」を」という企業理念を体現するために、良質な食材等の仕入、低価格による提供、人材教育、衛生管理を徹底してまいりました。
また、店舗の営業についても多様化する消費者ニーズに対応した業態への転換を進めると同時に、店舗オペレーションの効率化を目指した二毛作業態の開発・展開を実施しております。
以上の結果、当中間連結会計期間における連結売上高は、前年同期比107.5%の58億58百万円となりました。
利益面につきましては、仕入原価や人件費の高騰の影響もありましたが営業利益は98百万円(前年同期は営業損失10百万円)、経常利益は1億2百万円(前年同期は経常損失3百万円)、親会社株主に帰属する中間純利益は69百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失32百万円)となりました。
なお、当中間連結会計期間末における当社の店舗数は、「旬鮮酒場天狗」5店舗、「和食れすとらん天狗」15店舗、「テング酒場」14店舗、「神田屋」28店舗、「てんぐ大ホール」35店舗、「ミートキッチンlog50」2店舗の合計99店舗であります(内フランチャイズ1店舗)。
(2)財政状態の分析
当中間連結会計期間末における総資産は、前中間連結会計期間末に比べて11億30百万円減少し、70億72百万円となりました。この主な要因といたしましては、現金及び預金が9億84百万円、その他の流動資産が84百万円減少したことによるものであります。
負債合計は、前中間連結会計期間末に比べて5億59百万円減少し、49億3百万円となりました。その主な要因といたしましては、短期借入金が3億円、その他の流動負債が1億82百万円減少したことによるものであります。
また、純資産につきましては、前中間連結会計期間末に比べて5億71百万円減少し、21億69百万円となりました。その主な要因といたしましては、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ2億70百万円、中間純利益の計上で利益剰余金が69百万円増加したことに対し、種類株式に係る剰余金の配当により1億30百万円、A種種類株式の取得及び消却により10億29百万円の資本剰余金が減少したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ9億84百万円減少し、29億43百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況については下記の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、10百万円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益91百万円、減価償却費1億24百万円の計上、未払消費税等の支払い1億42百万円によるものであります。前中間連結会計期間は18百万円を使用しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1億3百万円となりました。これは主に新規出店・業態変更に関する有形固定資産の取得による支出60百万円、敷金・保証金の差入による支出21百万円によるものであります。前中間連結会計期間は1億92百万円を使用しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、8億91百万円となりました。これは主に株式の発行による収入5億35百万円、自己株式の取得による支出10億29百万円、短期借入金の返済3億円及び配当金の支払い1億30百万円による支出であります。前中間連結会計期間は3億2百万円の収入であります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間会計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
また、新たに生じた事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)従業員数
当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
当中間連結会計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(9)主要な設備
当中間連結会計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。