第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響がなくなり、人流が活発化するとともに、賃上げの動きなどにより個人消費の動向が高まり、緩やかな回復が続いております。一方で、地政学リスクによる原材料コストの上昇も続き、不安定な為替の動向の中、人材採用難による働き手不足、人件費の上昇等、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような状況の中、当社グループは持続的成長と企業価値向上を実現するために、フランスの印象派画家ルノワールの最愛の妻「アリーヌ」をモチーフとし、家庭的で温かなイメージを大切にした手作りのスイーツ等を提供する新業態カフェの第1号店として2024年4月Aline café et sucreries ぷらりと京王府中店を新規オープンいたしました。また、前述の各種コスト増加の影響を受けて、2024年4月より商品の値上げを実施しております。さらに、人員配置の効率化等、各種経費削減にも継続して努めてまいります。

今後も、更にお客様に求められる価値観を提供し続けることが出来るよう、より高品質の商品やホスピタリティあふれるサービスの提供に努めてまいります。

店舗数につきましては、前述店舗に加え2024年6月ザ ヨコハマフロント店を新規オープンし、2024年8月瑠之亜珈琲銀座インズ店を業態変更し、銀座インズ店としてオープンいたしました。また、2024年6月四谷店を閉店いたしましたので、101店舗となりました。

以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は3,852百万円(前年同期比251百万円増)となり、営業利益は18百万円(前年同中間期は営業損失13百万円)、経常利益は44百万円(前年同期比33百万円増)、親会社株主に帰属する中間純利益は26百万円(前年同期比16百万円減)となりました。

当中間連結会計期間末の総資産は、6,109百万円となり前連結会計年度末に比べ148百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産が101百万円増加したものの、現金及び預金が250百万円減少したことによるものであります。

負債は、2,899百万円となり前連結会計年度末に比べ155百万円の減少となりました。これは主に、流動負債のその他が52百万円、長期借入金が35百万円、リース債務(固定)が31百万円減少したことによるものであります。

また、純資産は3,210百万円となり前連結会計年度末に比べ6百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が7百万円増加したことによるものであります。

以上の結果、自己資本比率は51.8%(前連結会計年度末は50.5%)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,037百万円となり前連結会計年度末に比べ250百万円減少いたしました。

当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは47百万円の収入(前年同期比28百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益が43百万円あったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは204百万円の支出(前年同期比39百万円減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が179百万円、敷金及び保証金の差入による支出が31百万円あったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは93百万円の支出(前年同期比1百万円増)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出が40百万円、リース債務の返済による支出が31百万円、配当金の支払額が18百万円あったことによるものであります。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。