当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における日本経済は、経済活動が正常化し、雇用・所得環境も改善され、緩やかな回復が続いております。一方、中東情勢の悪化、不安定な為替の動向、金融政策の変更などによる景気への影響も引き続き注視していく必要があります。
当建設業界では、公共投資は堅調に推移し、民間設備投資も持ち直しの動きがみられるものの、建設資材の価格高騰や労働者賃金の上昇及び労働者不足の問題などにより、厳しい事業環境が続いております。
このような情勢のなか、当社グループは、新中長期経営計画「Road to 100th anniversary~飛躍への挑戦~」(2024年度~2030年度)の目標達成を目指して営業活動を展開した結果、当社グループの当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は、以下の通りとなりました。
①財政状態
当中間連結会計期間末の総資産は、「現金預金」が減少したことなどにより、前連結会計年度末比2,386百万円減の56,721百万円となりました。
負債合計は、「電子記録債務」が減少したことなどにより、前連結会計年度末比2,811百万円減の33,745百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する中間純利益の計上などにより、前連結会計年度末比424百万円増の22,975百万円となりました。
②経営成績
当社グループの当中間連結会計期間の経営成績は、受注高は46,341百万円(前年同期比3.5%増)、売上高は41,057百万円(前年同期比13.3%増)、繰越工事高は109,432百万円(前年度末比5.5%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は1,117百万円(前年同期比378.1%増)、経常利益は1,138百万円(前年同期比321.2%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は757百万円(前年同期比173.5%増)となりました。
なお、当社グループは単一の報告セグメントのためセグメント情報の記載は行っておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少などにより、1,595百万円の資金の減少(前中間連結会計期間は1,950百万円の資金の増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより738百万円の資金の減少(前中間連結会計期間は9百万円の資金の増加)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の減少などにより792百万円の資金の減少(前中間連結会計期間は414百万円の資金の減少)となりました。
これらの結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より3,126百万円減少し、5,649百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発費は79百万円でありました。また、研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。