第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で内需を中心に緩やかな回復基調が継続しました。

このような環境下、当社グループにおきましては、国内個人消費や円安による訪日外国人客数の増加を的確に捉えた価格設定に加え、客室アメニティの更新や各種付帯サービスの拡充など顧客満足度の向上に取り組みました。また、ホテルショップ「ガルガンチュワ」を本館正面ロビーに移転し、開放的な空間でお客様がゆっくりとお買い物をお楽しみいただけるようリニューアルオープンしました。

タワー館の営業縮小に伴い不動産賃貸収入が大きく減少したことや、再開発に向けた費用の計上等により利益面では昨年を下回りましたが、売上面ではホテル事業で販売を強化した結果、昨年実績を上回ることができました。

これらの結果、当中間連結会計期間における売上高は前年同期比2.1%増の24,739百万円となりました。営業利益は前年同期比90.5%減の72百万円、経常利益は前年同期比70.8%減の277百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比71.9%減の260百万円となりました。

加えて、「中長期経営計画2036」でも定量目標のひとつにしておりますEBITDA(経常利益+支払利息+減価償却費)においても、前年同期比38.9%減の1,348百万円となりました。

セグメントの業績におきましては、ホテル事業の売上高は前年同期比7.2%増の24,604百万円、営業利益は前年同期比14.2%増の1,630百万円となり、不動産賃貸事業の売上高は前年同期比89.4%減の137百万円、営業損失は239百万円となりました。

 

(2) 財政状態の状況

当中間連結会計期間末における総資産は、68,007百万円(前連結会計年度末65,706百万円)となり、2,300百万円増加いたしました。

流動資産は、33,663百万円(同35,606百万円)と、1,943百万円減少いたしました。これは有価証券の減少などによるものであります。固定資産は、34,344百万円(同30,100百万円)と、4,243百万円増加いたしました。これは建設仮勘定の増加などによるものであります。

流動負債は、8,516百万円(同12,394百万円)と、3,877百万円減少いたしました。これは預り金の減少などによるものであります。固定負債は、16,640百万円(同10,276百万円)と、6,364百万円増加いたしました。これは長期前受収益を計上したことなどによるものであります。

純資産は、42,850百万円(同43,036百万円)と、185百万円減少いたしました。これは親会社株主に帰属する中間純利益の計上、及び剰余金の配当などによるものであります。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は26,002百万円となり、前連結会計年度末より1,736百万円減少いたしました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、得られた資金は、前年同期と比べ4,889百万円増加し、5,802百万円となりました。これは主に、長期前受収益の計上などによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は、前年同期と比べ4,985百万円増加し、7,061百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出などによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、使用した資金は、前年同期と比べ2百万円増加し、477百万円となりました。これは配当金の支払いなどによるものであります。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

該当事項はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。