当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
中間連結会計期間におけるわが国経済は、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかに回復しました。しかし、欧米における高い金利水準の継続や地政学リスクの高まりなど、依然として不確実性が残る状況が継続しました。
当業界におきましては、半導体需要の回復と在庫の正常化が進む中、生成AI関連の先端半導体需要が回復の中心となりました。さらに、自国のサプライチェーン強化を目的とした中国における半導体製造拠点の増強が活発化しており、それに伴い中国向け装置需要が増加しました。
このような状況の中、当社グループの当中間連結会計期間の経営成績は、売上高60,229百万円(前年同期比46.9%増)、営業利益17,146百万円(前年同期比72.3%増)、経常利益20,574百万円(前年同期比48.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益15,850百万円(前年同期比61.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
半導体・FPD関連装置事業の売上高は59,895百万円(前年同期比46.7%増)、セグメント利益は17,609百万円(前年同期比71.0%増)となりました。
ライフサイエンス事業につきましては、売上高は334百万円(前年同期比118.7%増)、セグメント損失は52百万円(前年同期はセグメント損失97百万円)となりました。
②財政状態
当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べ28,589百万円増加し、184,726百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加17,129百万円及びのれんの増加8,983百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ3,927百万円増加し、60,513百万円となりました。これは主に、借入金の増加2,647百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ24,662百万円増加し、124,212百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加13,472百万円、為替換算調整勘定の増加6,589百万円及び非支配株主持分の増加5,079百万円によるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて16,962百万円増加し、54,913百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は20,108百万円(前年同期は3,196百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益20,559百万円及び棚卸資産の減少額6,969百万円の資金増加要因に対し、法人税等の支払額4,599百万円等の資金減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は2,668百万円(前年同期は2,664百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出989百万円、有形固定資産の取得による支出697百万円及び貸付けによる支出564百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は3,195百万円(前年同期は3,785百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出3,721百万円、短期借入金の純増加額3,298百万円及び配当金の支払額2,378百万円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は、562百万円であります。なお、当中間連結会計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。