第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 ① 経営成績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や個人消費が持ち直し、景気が緩やかに回復しているものの、資源価格・原材料価格の高騰や不安定な金融市場の影響により先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。

このような情勢のもと、当社グループはコロナ後の顧客ニーズに対応し、来場者数の増加を収益に繋げるべく一体となって経営改善を進め、各事業において業績の向上に務めました。

以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は1,543,696千円(前年同期比2.3%増)、営業利益は124,649千円(前年同期比26.3%増)、経常利益は154,078千円(前年同期比26.8%増)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は114,175千円(前年同期比40.5%増)となりました。

これをセグメント別にみると、不動産賃貸事業については、売上高は966,645千円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益は保守料等の負担が増大したことから321,037千円(前年同期比13.7%減)となりました。

食堂・飲食事業については、観劇のお客様へのお食事提供体制の強化が軌道に乗ったこと等から売上高は281,235千円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は2,247千円(前年同期はセグメント損失23,062千円)となりました。

売店事業については、来場者数の増加や他劇場・大型商業施設への積極的な出店により、売上高は295,815千円(前年同期比5.8%増)、セグメント利益は49,128千円(前年同期比142.0%増)となりました。

 

 ② 財政状態の状況

当中間連結会計期間における総資産は、前連結会計年度末に比べ132,862千円減少し23,659,104千円となりました。

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べ125,735千円増加し2,190,306千円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加132,648千円及び売掛金の減少3,929千円であります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べ258,598千円減少し21,468,797千円となりました。主な要因は、有形固定資産の減価償却等による減少200,543千円及び投資有価証券の時価評価による減少47,494千円であります。

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べ69,188千円増加し884,446千円となりました。主な要因は、未払金の増加110,434千円、未払法人税等の減少49,867千円であります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ222,666千円減少し12,210,226千円となりました。主な要因は、流動負債に振替えたことによる長期前受金の減少146,404千円、長期未払金の支払による減少98,490千円であります。

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末に比べ20,614千円増加し10,564,431千円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加53,577千円及びその他有価証券評価差額金の減少32,962千円であります。

なお、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.4%上昇し44.7%となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ132,648千円増加し、2,051,100千円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果増加した資金は214,933千円(前年同期は230,290千円の増加)となりました。主な資金の増加要因は、税金等調整前中間純利益154,078千円、減価償却費216,838千円、主な資金の減少要因は、長期前受金の減少額146,404千円、長期未払金の減少額98,490千円、法人税等の支払額48,226千円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果減少した資金は22,790千円(前年同期は2,893千円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出19,235千円及び有形固定資産の除却による支出3,555千円があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果減少した資金は59,494千円(前年同期は59,562千円の減少)となりました。これは配当金の支払額59,494千円があったことによるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

また、新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。