当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、国内需要の回復などによる社会経済活動の正常化が進み、景気は回復基調を見せております。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に加え、中東情勢の緊迫化、為替市場の不安定などにより、原材料費の高騰が慢性化しており、依然として厳しい状況が続いております。
外食産業におきましては、インバウンド需要の活性化や個人消費の持ち直しにより国内の消費行動が回復し、経済活動が活発化しております。一方で、原材料費高騰の慢性化、人件費の上昇など、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況の下、当社グループでは、当期も引き続き、一人でも多くのお客様にご来店いただくために、「おもてなしの心」を当社グループの重点方針として掲げ、サービス力をはじめとしたQSC(商品の品質、サービス、清潔さ)の向上による営業力の強化に取り組んでおります。
客数増加を目指した販売促進の取り組みとして、InstagramやX(旧Twitter)を活用した情報発信や折込、ポスティングによる広告チラシの配布といった、お客様のご来店を促すための営業活動を継続的に実施してまいりました。また、7月には、土用の丑の日に合わせてまるまつ全店で「うな重弁当」の販売促進を実施してまいりました。「うな重弁当」の販売におきましては、早期予約特典による割引を実施したことで、お客様に好評をいただいたこともあり、当社の予想を上回る販売数量を達成することが出来ました。
これらの取り組みをすすめた結果、当中間連結会計期間の売上高は37億38百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は2億81百万円(前年同期比2.9%増)、経常利益は2億73百万円(前年同期比0.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は2億88百万円(前年同期比19.4%減)となりました。なお、前中間連結会計期間において繰延税金資産を計上した結果、法人税等調整額の発生が△76百万円となり、大きく親会社株主に帰属する中間純利益を増加させることとなったため、当中間連結会計期間の親会社株主に帰属する中間純利益については減益となっております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して4億71百万円減少し、51億5百万円となりました。
流動資産の合計は4億49百万円減少し、14億97百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少5億59百万円によるものであります。
固定資産の合計は21百万円減少し、36億7百万円となりました。これは主に貸倒引当金が10百万円減少した一方、建物及び構築物が26百万円減少したことによるものであります。
(負債)
負債総額は、前連結会計年度末と比較して7億22百万円減少し、32億3百万円となりました。これは主に長期借入金が6億68百万円、短期借入金が75百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末と比較して2億51百万円増加し、19億1百万円となりました。これは主に利益剰余金が2億59百万円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5億59百万円減少し、8億89百万円となりました。当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動の結果得られた資金は、2億83百万円(前年同期は3億71百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益による増加3億6百万円、減価償却費の計上による増加69百万円、未払費用の増加66百万円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は、39百万円(前年同期は29百万円の収入)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が48百万円あったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は、8億4百万円(前年同期は1億48百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が22億円に対して、長期借入れによる収入が15億円あったことなどによるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
該当事項はありません。