【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1) 子会社は全て連結しております。

(2) 連結子会社の数 4

(3) 連結子会社の名称

Precision System Science USA, Inc.

Precision System Science Europe GmbH

ユニバーサル・バイオ・リサーチ株式会社

エヌピーエス株式会社

 

2.持分法の適用に関する事項

(1) 持分法を適用した関連会社の数 1

(2) 関連会社の名称

株式会社PF・BioLine

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

すべての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法を採用しております。

② 棚卸資産

商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品は原則として総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

当社及び国内連結子会社は定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。また、在外連結子会社は定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。

建物及び構築物   5~38年

機械装置及び運搬具 4~8年

工具、器具及び備品 2~15年

② 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法を採用しております。

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。

③ リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価格を零とする定額法を採用しております。

 

 

(3) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し回収不能見込額を計上しております。

② 賞与引当金

従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。

③ 製品保証引当金

製品の無償修理費用に備えるため、特定の製品について個別に算出した修理費用の見込額を計上しております。

④ 事業構造改善引当金

事業構造改善に伴い発生する費用及び損失に備えるため、その発生の見込額を計上しております。

 

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

当社及び一部の連結子会社は確定拠出年金制度を採用しております。

 

(5) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループは、以下の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する

ステップ2:契約における履行義務を識別する

ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する

ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する

当社グループの顧客との契約から生じる収益に関する主な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下の通りであります。

当社グループは自動化システムインテグレーションサービスの製造販売を主な事業とし、完成した製品を顧客に販売することを主な履行義務としております。

国内販売は出荷時から当該製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間であるため、出荷時に収益を認識しております。また、輸出販売については、インコタームズ等で定められた貿易条件に基づきリスク負担が顧客に移転した時点で収益を認識しております。

 

(6) 重要なヘッジ会計の方法

 ① ヘッジ会計の方法

原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、特例処理の要件を満たしている金利スワップについては、特例処理を採用しております。

 ② ヘッジ手段とヘッジ対象

  (ヘッジ手段) 金利スワップ

    (ヘッジ対象) 借入金

 ③ ヘッジ方針

借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップ取引を行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約ごとに行っております。

 ④ ヘッジの有効性評価の方法

ヘッジ手段及びヘッジ対象に関する重要な条件が同一であり、かつ、ヘッジ開始時及びその後も継続して相場変動またはキャッシュ・フロー変動を完全に相殺するものと想定することができるため、ヘッジ有効性の判定は省略しております。

 

(7) 重要な外貨建資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産及び負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含めて計上しております。

 

(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、要求払預金及び取得日から3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資を資金の範囲としております。

 

(9) その他連結財務諸表作成のための重要な事項

グループ通算制度の適用

当社及び国連結子会社はグループ通算制度を適用しております。

 

(重要な会計上の見積り)

 1.固定資産の減損損失
 (1)連結財務諸表に計上した金額

 

 

  (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

有形固定資産

3,374,351

1,580,996

無形固定資産

344,921

138,494

投資その他の資産

13,811

405

減損損失(処分予定資産及び遊休資産)

74,913

161,488

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

当社グループの事業は、自動化システムインテグレーションサービス事業のみの単一のセグメントであり、連結の見地からグルーピングを行い当社及び当社の連結子会社を合わせて一つの資産グループとしております。ただし、処分予定資産及び遊休資産については個別資産ごとにグルーピングを行っております。

減損の兆候があると認められる場合には、資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額を帳簿価額と比較することによって、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額(正味売却価額又は使用価値のいずれか高い価額)まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識されます。

当連結会計年度における当該資産グループについて、営業損益が継続してマイナスとなったことから減損の兆候があると判断し、減損損失の計上の要否について検討を行いました。

検討の結果、当該資産グループについて、回収可能価額が固定資産の帳簿価額を超えると判断されたため、減損損失は計上しておりません。なお、処分予定資産及び遊休資産として個別にグルーピングされた資産については、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。当連結会計年度の減損損失の金額は161,488千円であります。

 

2.事業構造改善引当金

(1)連結財務諸表に計上した金額

                                      (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

事業構造改善引当金

207,757

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

事業構造改善引当金は、事業構造の改善に伴い発生することが見込まれる損失に備えるため、当連結会計年度末で合理的に見積ることが可能なものについて、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を計上しております。当該見積りには、事業構造改革に基づき実施する拠点の移転統廃合等の業務移管関連費用及び試薬製造設備に関する補助金の返還見込みなどの仮定を用いております。

当社及び連結子会社は、発生が見込まれる事業構造改善費用について、必要かつ十分な金額を計上していると考えておりますが、当該見積り及び当該仮定について、事業戦略の見直しや外部環境の変化等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 

(追加情報)

(財務制限条項)

 当社グループの借入金のうち、シンジケートローン(当連結会計年度末残高260,330千円)には、以下の財務制限条項が付されております。

 1.各年度の決算期の末日における連結の貸借対照表における純資産の部の金額を、当該決算期の直前の決算期の末日または2020年6月に終了した決算期の末日における連結の貸借対照表における純資産の部の金額のいずれか大きい方の75%の金額以上にそれぞれ維持すること。

 2.各年度の決算期の末日における連結の損益計算書における営業損益および経常損益について、2期連続して損失とならないようにすること。

 なお、当連結会計年度末において上記財務制限条項に抵触しております。

 

(連結貸借対照表関係)

※1 「受取手形、売掛金及び契約資産」のうち、顧客との契約から生じた債権及び契約資産の金額、並びに「流動負債」の「その他」のうち契約負債の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)3.(1)契約資産及び契約負債の残高」に記載しております。

 

※2 担保資産及び担保付債務

担保に供している資産は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年6月30日)

当連結会計年度
(2024年6月30日)

建物及び構築物

1,865,776

千円

895,184

千円

土地

212,469

 

212,469

 

2,078,245

 

1,107,653

 

 

 

担保付債務は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年6月30日)

当連結会計年度
(2024年6月30日)

短期借入金

500,000

千円

500,000

千円

1年内返済予定の長期借入金

340,600

 

63,200

 

長期借入金

2,246,040

 

227,130

 

3,086,640

 

790,330

 

 

 

※3 圧縮記帳額

国庫補助金により固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額及びその内訳は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年6月30日)

当連結会計年度
(2024年6月30日)

建物及び構築物

千円

991,649

千円

機械装置及び運搬具

 

 310,656

 

工具、器具及び備品

 

8,351

 

ソフトウエア

 

140,949

 

 

1,451,606

 

 

 

 

※4 非連結子会社及び関連会社に対するものは、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年6月30日)

当連結会計年度
(2024年6月30日)

投資有価証券

47,167

千円

21,154

千円

(うち、共同支配企業に対する投資の金額)

47,167

 

21,154

 

 

 

※5 貸出コミットメントライン契約

当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行10行と貸出コミットメントライン契約を締結しておりましたが、この契約は当連結会計年度において契約満了により終了しております。

 

前連結会計年度
(2023年6月30日)

当連結会計年度
(2024年6月30日)

貸出コミットメントの総額

2,000,000

千円

千円

借入実行残高

500,000

 

 

差引額

1,500,000

 

 

 

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

 

130,474

千円

145,353

千円

 

 

※3 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

賞与引当金繰入額

35,435

千円

17,485

千円

貸倒引当金繰入額

6,817

 

642

 

給料及び手当

450,701

 

467,092

 

支払手数料

255,031

 

235,210

 

退職給付費用

15,688

 

16,254

 

研究開発費

375,381

 

216,048

 

 

 

※4 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

 

375,381

千円

216,048

千円

 

 

※5 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

工具、器具及び備品

千円

4,570

千円

 

 

※6 国庫補助金の内容は、サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金の交付に係るものであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

 

千円

2,018,816

千円

 

 

※7 固定資産売却損の内容は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

機械装置及び運搬具

0

千円

7,316

千円

 

 

※8 固定資産除却損の内容は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

建物及び構築物

千円

1,237

千円

機械装置及び運搬具

2,020

 

0

 

工具、器具及び備品

2,496

 

4,716

 

4,516

 

5,953

 

 

 

 

※9 減損損失 

前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日) 

当社グループは、当連結会計年度において減損損失を74,913千円計上しており、内訳は以下のとおりです。

場所

用途

種類

金額

東京都新宿区

検査施設

建物及び構築物等

10,612千円

千葉県松戸市他

デモ装置

建設仮勘定

64,300千円

 

当社グループの事業は、自動化システムインテグレーションサービス事業のみの単一のセグメントであり、連結の見地からグルーピングを行い当社及び当社の連結子会社を合わせて一つの資産グループとしております。但し、処分予定資産及び遊休資産については個別資産ごとにグルーピングを行っております。

その結果、当連結会計年度の業績及びコロナ禍の収束傾向にある最新の事業環境を鑑みて、特注機としてデモ予定であった数製品に係る固定資産と閉鎖を決定した検査施設は減損の兆候が認められたため、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。

なお、回収可能価額は、正味売却価額により測定しており、売却が困難であることから回収可能価額を零として評価しております。

 

当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日

当社グループは、当連結会計年度において減損損失を161,488千円計上してお

り、内訳は以下のとおりです。

場所

用途

種類

金額

秋田県横手市

試薬製造施設

建物及び構築物等

104,655千円

東京都新宿区

検査施設

建物及び構築物等

29,486千円

秋田県大館市

検証用装置

工具、器具及び備品

26,904千円

米国

事業用資産

工具、器具及び備品

442千円

 

当社グループの事業は、自動化システムインテグレーションサービス事業のみの単一のセグメントであり、連結の見地からグルーピングを行い当社及び当社の連結子会社を合わせて一つの資産グループとしております。但し、処分予定資産及び遊休資産については個別資産ごとにグルーピングを行っております

その結果、当連結会計年度末における事業の抜本的改善策の一環としての事業拠点の統廃合等の過程における試薬製造施設及び検証用装置であった固定資産、閉鎖を決定した検査施設は減損の兆候が認められたため、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。

なお、回収可能価額は、正味売却価額により測定しており、売却が困難であることから回収可能価額を零として評価しております。

 

※10 固定資産圧縮損

  前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日) 

     該当事項はありません。

 

  当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)

   国庫補助金に伴い固定資産の取得価額から直接減額したものであります。

 

※11 送金詐欺損失の内容は次のとおりであります。

前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日) 

     悪意ある第三者による虚偽の指示に基づいた資金流失事案によるものであります。

 

当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日

 該当事項はありません。

 

※12 事業構造改善費用

  前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日) 

     該当事項はありません。

 

  当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)

事業の抜本的改善策の一環としての経営の効率化及び取引の見直しや選別等によって発生した、又は将来にわたり発生することが見込まれる棚卸資産の評価損及び試薬製造設備に関する補助金の返還、原状回復費用等であります。

 

 

 

(連結包括利益計算書関係)

※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

 

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

 

為替換算調整勘定:

 

 

 

 

当期発生額

34,167

千円

42,287

千円

組替調整額

 

 

税効果調整前

34,167

 

42,287

 

税効果額

 

 

為替換算調整勘定

34,167

 

42,287

 

その他の包括利益合計

34,167

 

42,287

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度期首
株式数(株)

当連結会計年度増加
株式数(株)

当連結会計年度減少
株式数(株)

当連結会計年度末
株式数(株)

発行済株式数

 

 

 

 

普通株式

27,666,900

27,666,900

合計

27,666,900

27,666,900

自己株式

 

 

 

 

普通株式(注)

35,486

30

35,516

合計

35,486

30

35,516

 

(変動事由の概要)

(注)自己株式数の増加は、単元未満株式の買取請求による増加30株であります。

 

2.配当に関する事項

 (1)配当金支払額

該当事項はありません。

 

 (2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度期首
株式数(株)

当連結会計年度増加
株式数(株)

当連結会計年度減少
株式数(株)

当連結会計年度末
株式数(株)

発行済株式数

 

 

 

 

普通株式

27,666,900

27,666,900

合計

27,666,900

27,666,900

自己株式

 

 

 

 

普通株式(注)

35,516

11

35,527

合計

35,516

11

35,527

 

(変動事由の概要)

(注)自己株式数の増加は、単元未満株式の買取請求による増加11株であります。

 

2.配当に関する事項

 (1)配当金支払額

該当事項はありません。

 

 (2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

 ※現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 

前連結会計年度

(自 2022年7月1日

至 2023年6月30日)

当連結会計年度

(自 2023年7月1日

至 2024年6月30日)

現金及び預金勘定

2,446,357

千円

1,915,220

千円

預入期間が3か月を超える定期預金

△20,000

 

△20,000

 

現金及び現金同等物

2,426,357

 

1,895,220

 

 

 

(リース取引関係)

(借主側)

ファイナンス・リース取引

所有権移転外ファイナンス・リース取引

① リース資産の内容

有形固定資産

主として、機械装置及び運搬具であります。

 

② リース資産の減価償却の方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (2)重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、余資については安全性の高い短期的な預金等によることとしております。資金調達については自己資本、銀行借入によることとしております。なお、デリバティブ取引は、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

現金及び預金の一部は外貨預金であり、為替変動リスクに晒されております。

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、外貨建ての営業債権は、為替の変動リスクに晒されております。

営業債務である支払手形及び買掛金は、全て短期間で決済されています。一部外貨建営業債務については、為替の変動リスクに晒されております。

借入金は、主に設備投資及び開発活動を目的とした資金調達であり、このうち一部は金利の変動リスクに晒されております。

 デリバティブ取引は、借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした金利スワップ取引であります。ヘッジの有効性の評価方法は、金利スワップの特例処理の要件を満たしているため、その判定をもって有効性の評価を省略しております。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

当社グループは、営業債権について、各担当部門が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

 

② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理

当社グループの売上高の大半は欧米のOEM先向けのものであり、その取引価格は、ユーロ建、ドル建、円建のものが混在しております。現地生産・販売を実施している製品を除き、価格に対する為替変動の影響については、概ねその為替差損益について両社で折半し、取引価格に加減算する契約となっておりますが、いずれにせよ為替変動の影響を受けるものとなっております。なお、為替に係るデリバティブは利用しておりません。

変動金利による借入金については、借入時に市場動向を考慮し、担当役員の承認のもと実施しております。金利スワップ取引の執行・管理については、取引権限を定めた社内規程に従って行っております。

投資有価証券については、定期的に発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係等を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

 

③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

当社グループは、営業取引等に基づく資金の収支及び設備投資予定に基づく支出予定を勘案して、担当部門が適時に資金繰計画を作成・更新し、手元資金に不足が生じないよう管理しております。

 

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。

 

(5) 信用リスクの集中

当連結会計年度の連結決算日現在における営業債権のうち72.1%が特定の大口顧客に対するものであります。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

 連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2023年6月30日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

長期借入金(*3)

3,066,486

3,064,692

△1,793

負債計

3,066,486

3,064,692

△1,793

 

 

(*1)「現金及び預金」、「受取手形、売掛金及び契約資産」、「未収消費税等」、「支払手形及び買掛金」、「未払法人税等」及び「短期借入金」については現金であること及び短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、記載を省略しております。

(*2)市場価格のない株式等は上記表中には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下の通りであります。

                         (千円)

 

区分

前連結会計年度

(2023年6月30日)

非上場株式

81,185

 

(*3)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

長期借入金(*3)

566,633

565,448

△1,184

負債計

566,633

565,448

△1,184

 

 

(*1)「現金及び預金」、「受取手形、売掛金及び契約資産」、「未収消費税等」、「支払手形及び買掛金」、「未払法人税等」及び「短期借入金」については現金であること及び短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、記載を省略しております。

(*2)市場価格のない株式等は上記表中には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下の通りであります。

                         (千円)

 

区分

当連結会計年度

(2024年6月30日)

非上場株式

55,172

 

(*3)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。

 

 

(注1)金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年6月30日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

2,446,357

受取手形、売掛金及び契約資産

809,774

未収消費税等

273,830

合計

3,529,961

 

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

1,915,220

受取手形、売掛金及び契約資産

650,159

未収消費税等

216,942

合計

2,782,322

 

 

(注2)短期借入金及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2023年6月30日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

800,000

長期借入金

544,143

529,360

318,137

305,604

295,602

1,073,640

合計

1,344,143

529,360

318,137

305,604

295,602

1,073,640

 

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

800,000

長期借入金

276,960

65,737

53,204

43,202

33,200

94,330

合計

1,076,960

65,737

53,204

43,202

33,200

94,330

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

 金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2023年6月30日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

該当事項はありません。

 

(2)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2023年6月30日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

3,064,692

3,064,692

負債計

3,064,692

3,064,692

 

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

565,448

565,448

負債計

565,448

565,448

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

デリバティブ取引 

金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております(下記「長期借入金」参照)。

長期借入金 

長期借入金の時価のうち、変動金利によるものは、短時間で市場金利を反映するため時価が帳簿価額に近似していることから、帳簿価額を時価としております。また、固定金利によるものは、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、現在価値法により算定しております。また、金利スワップの特例処理の対象とされている変動金利による長期借入金は、当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を用いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2023年6月30日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

該当事項はありません。

 

2.売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)

該当事項はありません。

 

 

(デリバティブ取引関係)

ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

金利関連

前連結会計年度(2023年6月30日)

(単位:千円)

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等

契約額のうち
1年超

時価

金利スワップの特例処理

金利スワップ取引
支払固定・受取変動

長期借入金

93,326

30,000

(注)

 

(注)  金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

(単位:千円)

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等

契約額のうち
1年超

時価

金利スワップの特例処理

金利スワップ取引
支払固定・受取変動

長期借入金

30,000

(注)

 

(注)  金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社及び一部の連結子会社は確定拠出制度を採用しております。

 

2.確定拠出制度

当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日)30,961千円、当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)30,209千円であります。

 

(ストックオプション等関係)

該当事項はありません。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2023年6月30日)

 

当連結会計年度
(2024年6月30日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

税務上の繰越欠損金(注2)

1,322,560

千円

 

1,447,258

千円

減価償却超過額(減損損失含む)

128,042

 

 

199,190

 

事業構造改善引当金

 

 

69,765

 

土地

49,600

 

 

49,600

 

賞与引当金

9,387

 

 

10,877

 

棚卸資産評価損

103,153

 

 

199,504

 

製品保証引当金

 

 

3,358

 

未払事業所税等

8,232

 

 

5,162

 

未払事業税

6,537

 

 

60

 

未払社会保険

1,502

 

 

2,099

 

その他

49,941

 

 

32,617

 

繰延税金資産小計

1,678,958

 

 

2,019,495

 

税務上の繰越欠損金にかかる評価性引当額(注2)

△1,312,321

 

 

△1,447,258

 

将来減算一時差異等の合計にかかる評価性引当額

△352,555

 

 

△572,175

 

評価性引当額小計(注1)

△1,664,877

 

 

△2,019,434

 

繰延税金資産合計

14,081

 

 

60

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

その他

△5,630

 

 

△2,034

 

繰延税金負債合計

△5,630

 

 

△2,034

 

繰延税金資産の純額

8,449

 

 

 

繰延税金負債の純額

 

 

△1,974

 

 

 

 (注1) 評価性引当額の変動の主な内容は、税務上の繰越欠損金及び棚卸資産評価損に係る評価性引当額の増加であ

     ります。

 (注2) 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

    前連結会計年度(2023年6月30日)

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

合計
(千円)

税務上の繰越欠損金
(*1)

41,879

289,965

281,880

202,897

30,577

475,360

1,322,560

評価性引当額

△41,879

△282,402

△281,880

△202,897

△30,577

△472,685

△1,312,321

繰延税金資産

7,563

2,675

(*2)

10,238

 

(*1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(*2) 税務上の繰越欠損金1,322,560千円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産10,238千円を計上しております。当該繰延税金資産10,238千円は、連結会社における税務上の繰越欠損金の一部について認識したものであり、将来の課税所得の見込みにより、回収可能と判断し、評価性引当額を認識しておりません。

 

 

当連結会計年度(2024年6月30日)

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

合計
(千円)

税務上の繰越欠損金
(*1)

291,462

285,636

206,531

33,983

41,127

588,518

1,447,258

評価性引当額

△ 291,462

△ 285,636

△ 206,531

△ 33,983

△ 41,127

△ 588,518

△ 1,447,258

繰延税金資産

 

(*1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 前連結会計年度及び当連結会計年度は、税金等調整前当期純損失であるため、記載を省略しております。 

 

3.法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

当社及び国内連結子会社は、グループ通算制度を適用しております。また、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告42号 2021年8月12日)に従って、法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理並びに開示を行っております。

 

(企業結合等関係)

 該当事項はありません。

 

 

(資産除去債務関係)

該当事項はありません。

 

(賃貸等不動産関係)

該当事項はありません。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

当社グループは自動化システムインテグレーションサービス事業のみの単一セグメントとなるため、顧客との契約から生じる収益を分解した情報については、製品及びサービスの種類別区分ごとに記載しております。

 

前連結会計年度(自2022年7月1日 至2023年6月30日)

(単位:千円)

装置

 

 ラボ(研究室)向け自動化装置

670,646

 臨床診断装置

1,271,981

 

1,942,628

試薬・消耗品

2,442,642

メンテナンス関連

415,206

受託製造・受託検査

477,844

顧客との契約から生じる収益

5,278,321

その他の収益

-

外部顧客への売上高

5,278,321

 

 

当連結会計年度(自2023年7月1日 至2024年6月30日)

(単位:千円)

装置

 

 ラボ(研究室)向け自動化装置

344,821

 臨床診断装置

1,525,542

 

1,870,364

試薬・消耗品

1,430,443

メンテナンス関連

468,853

受託製造・受託検査

210,292

顧客との契約から生じる収益

3,979,954

その他の収益

-

外部顧客への売上高

3,979,954

 

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

 収益を理解するための基礎となる情報は、「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

 

前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日)

(1)契約資産及び契約負債の残高等

  (単位:千円)

 

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

 

 

受取手形

35,889

11,908

売掛金

1,656,734

763,863

 

1,692,624

775,772

契約資産

-

34,002

契約負債

2,307

3,069

 

契約資産は、受託開発契約について、期末時点で収益を認識した対価に対する権利に関するものであります。契約資産は、対価に対する当社の権利が無条件になった時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。
契約負債は、履行義務を充足する前に顧客から受け取った対価であり、連結貸借対照表において「流動負債」の「その他」に含めて表示しております。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。
当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は2,307千円であります。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

 当社グループにおいては、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を適用し、残存履行義務に配分した取引価格に関する情報の記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)

(1)契約資産及び契約負債の残高等

  (単位:千円)

 

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

 

 

受取手形

11,908

15,231

売掛金

763,863

525,345

 

775,772

540,576

契約資産

34,002

109,582

契約負債

3,069

1,123

 

契約資産は、受託開発契約について、期末時点で収益を認識した対価に対する権利に関するものであります。契約資産は、対価に対する当社の権利が無条件になった時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。
契約負債は、履行義務を充足する前に顧客から受け取った対価であり、連結貸借対照表において「流動負債」の「その他」に含めて表示しております。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。
当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は3,069千円であります。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

 当社グループにおいては、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を適用し、残存履行義務に配分した取引価格に関する情報の記載を省略しております。