当社は、2024年9月18日開催の当社取締役会において、2024年12月10日を効力発生日として、当社のボールねじ及びボールウェイの製造及び販売事業(当社が保有するTN TAIWAN CO., LTD.の株式の全部を含み、以下「対象事業」といいます。)を、当社が新たに設立する会社(以下「新会社」といいます。)に対して吸収分割により承継させること(以下「本吸収分割」といいます。)を決議いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第7号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。
新会社は今後設立予定であり、本報告書提出日現在、終了した事業年度はありません。
当社グループは、精密ボール、精密ローラー、ボールねじ、送風機、その他精密部品の製造・販売を行っております。当社グループは、ものづくり企業として「安全・品質・環境」を経営の最優先とし、社会や地域とともに自然と調和を図りながら事業活動を推進しており、今後の脱炭素社会の実現へ向けEV、風力発電等に不可欠な部品提供を促進するとともに、コロナ禍や高齢化を受けた高品質なヘルスケアニーズに対応した医療向け製品等のグローバル化を加速化させつつ、経営戦略を着実に実行、さらなる利益ある成長を実現し、企業価値を継続的に創造し続ける輝く企業を目指して日々経営に取り組んでおります。また、当社グループは、さらなる企業価値の向上を達成するために、成長戦略として掲げているセラミックビジネス及びメディカルデバイスビジネスへの経営資源の投下と持続的成長の実現に向けた事業の選択と集中を検討してまいりました。
かかる状況を踏まえて、当社は、事業の選択と集中の一環として、対象事業について慎重に検討し、対象事業が保有する技術力やお客さまとの強固な関係性等の強みを最大限活用できるよう、ミネベアミツミ株式会社(以下「ミネベアミツミ」といいます。)のもとで事業拡大を図ることが最適との結論に至り、対象事業を譲渡することを決定いたしました。ミネベアミツミのプレシジョンテクノロジーズ事業は、ボールベアリングや、主として航空機に使用されるロッドエンドベアリング、ハードディスク駆動装置(HDD)用ピボットアッセンブリー等のメカニカルパーツ及び航空機用のねじが主な製品であり、本取引の実施により、同事業のさらなる強化を図っていくとのことです。
当社を吸収分割会社とし、新会社を吸収分割承継会社とする吸収分割です。
本吸収分割に際して、新会社から当社に対する株式の割当て、金銭その他の財産の交付はありません。
イ.本吸収分割の日程
(注) 本吸収分割は、当社においては会社法第784条第2項に規定する簡易吸収分割の要件を満たすため、当社の株主総会の承認を経ずに本吸収分割を行います。
ロ.本吸収分割に伴う新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
当社の発行する新株予約権及び新株予約権付社債に変更はありません。
ハ.本吸収分割により増減する資本金
本吸収分割による当社の資本金の増減はありません。
ニ.吸収分割承継会社が承継する権利義務
新会社は、対象事業に関する資産、負債、契約上の地位及びその他の権利義務のうち、吸収分割契約書において定めるものを承継します。なお、債務の承継については、免責的債務引受の方法によるものとします。
本吸収分割に際して、新会社から当社に対する株式の割当て、金銭その他の財産の交付はありませんので、該当事項はありません。
以 上