第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

 (1) 経営成績の状況

当中間連結会計期間における我が国経済は、昨年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類へ移行し、社会経済活動の正常化が進んだことから、景気は緩やかな回復基調となりました。
 一方、ロシア・ウクライナ情勢などの緊迫した世界情勢の動きや、円安によるエネルギー資源や原材料価格の高騰、金融市場の変動リスクなどにより、景気の先行きは依然として不透明な状況であります。

外食産業におきましても、経済活動の正常化やインバウンド需要の回復基調などもありご来店客数に回復の動きがみられるものの、上記経済環境下における継続的な物価上昇や労働力不足などにより、厳しい状況が続いております。

当社グループでは、肉汁餃子のダンダダンでのお食事をよりお楽しみいただけるよう、タコハイやイチローズモルトハイボールの期間限定ドリンクや、「新テニスの王子様」コラボ企画などを行ったことにより、売上は堅調に推移いたしました。しかし、人件費をはじめとする販売費及び一般管理費の増加、また、工場設立に伴う先行投資費用等により、利益面においては苦戦する結果となりました。なお、当中間連結会計期間に新規直営店1店舗、新規フランチャイズ店1店舗を出店し、直営店1店舗、フランチャイズ店1店舗を退店いたしました。当中間連結会計期間末における直営店数は99店舗、フランチャイズ店数は37店舗であります。

上記の結果、当中間連結会計期間における当社グループの業績は、売上高3,522,946千円(前年同期比0.4%増)、営業利益88,518千円(前年同期比59.9%減)、経常利益87,407千円(前年同期比60.4%減)、親会社株主に帰属する中間純利益17,312千円(前年同期比87.9%減)となりました。

 

当社グループは「飲食事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

 (2) 財政状態の状況

当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ134,319千円減少し、4,442,248千円となりました。これは、流動資産が198,403千円減少2,400,808千円となったこと及び固定資産が64,083千円増加2,041,440千円となったことによるものであります。

流動資産の主な減少は、現金及び預金の減少217,356千円によるものであります。

固定資産の主な増加は、有形固定資産の増加14,404千円及び投資その他の資産の増加48,288千円によるものであります。

一方、負債については流動負債が95,520千円減少1,125,255千円となったこと及び固定負債が38,844千円減少749,517千円となったことにより、1,874,773千円となりました。

流動負債の主な減少は、その他に含まれる未払消費税の減少116,421千円によるものであります。

固定負債の主な減少は、長期借入金の減少45,488千円によるものであります。

純資産については、配当金の支払24,440千円及び親会社株主に帰属する中間純利益17,312千円を計上したことで利益剰余金が7,128千円減少したこと等により、2,567,475千円となりました。

 

 (3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度から217,356千円減少し、1,924,458千円となりました。

当中間連結会計期間末における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果増加した資金は36,675千円となりました。これは主に、収入として税金等調整前中間純利益66,471千円、仕入債務の増加額58,858千円、非現金支出となる減価償却費の計上85,958千円支出として未払消費税等の減少額116,421千円、法人税等の支払額111,381千円、売上債権の増加額18,831千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は194,970千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出148,415千円、敷金及び保証金の差入による支出42,368千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果支出した資金は59,061千円となりました。これは主に、長期借入金の借入による収入150,000千円、長期借入金の返済による支出184,833千円によるものであります。

 

 (4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。