第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

   文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 (1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の緩和により経済活動の正常化が進んだものの、不安定な国際情勢の中、原材料価格やエネルギー価格の高騰、諸物価の上昇や為替相場の急激な変動など、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。

 この様な状況のもと、当社グループでは前連結会計年度に引き続き、付加価値の高い製品の受注と生産体制の整備を強化し、原価低減活動を積極的に進めてまいりました。

 これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は45,924百万円(前年同期比19.2%増)となり、利益面におきましては、営業利益は2,041百万円(前年同期比24.2%増)、経常利益は1,977百万円(前年同期比5.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,331百万円(前年同期比1.0%減)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

① 日本

 金型は減収となりましたが、車両用内外装部品は増収となり、売上高は14,319百万円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は1,930百万円(前年同期比53.4%増)となりました。

② 欧州

 金型は減収となりましたが、車両用内外装部品は増収となり、売上高は6,306百万円(前年同期比49.6%増)、セグメント損失は受注増加による労務費や諸経費等の増加により120百万円(前年同期はセグメント利益171百万円)となりました。

③ アジア

 タイ、インドネシア及びインドでの車両用内外装部品及び金型が増収となり、売上高は17,287百万円(前年同期比13.1%増)、セグメント利益は429百万円(前年同期比16.6%増)となりました。

④ 北米

 金型は減収となりましたが、車両用内外装部品は増収となり、売上高は8,010百万円(前年同期比38.4%増)、セグメント利益は211百万円(前年同期比51.0%増)となりました。

 

 なお、部門別の売上の状況は、次のとおりであります。

 

 部門別

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年6月1日

   至 2023年11月30日)

 

売上高(百万円)

前年同四半期比(%)

 成形品

 

 

 

 情報・通信機器

       3,035

       △19.6

 車両

       33,074

         34.4

 家電その他

       2,969

       △12.9

 成形品計

       39,079

         22.9

 金型

       6,844

         1.8

 合計

       45,924

          19.2

 

 当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、70,450百万円(前連結会計年度末比4,870百万円増)となりました。これは、売掛金が1,574百万円及び有形固定資産が3,218百万円増加したこと等によるものであります。

 当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、42,468百万円(前連結会計年度末比2,838百万円増)となりました。これは、支払手形及び買掛金が689百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が1,079百万円並びにリース債務が688百万円増加したこと等によるものであります。

 当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、27,981百万円(前連結会計年度末比2,031百万円増)となりました。これは、利益剰余金が1,057百万円及び為替換算調整勘定が886百万円増加したこと等によるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は8,549百万円となり、前連結会計年度末より225百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は1,782百万円(前年同期比51.6%減)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益1,879百万円、減価償却費1,930百万円、売上債権の増加1,063百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は2,108百万円(前年同期比89.7%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2,078百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は176百万円(前年同期比72.0%減)となりました。これは主に長期借入金の借入れによる収入2,000百万円及び長期借入金の返済による支出1,125百万円によるものであります。

 

 (3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。

 

 (4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

 (6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は389百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。