当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による入国者の水際対策が4月29日に解除となり、感染法上の位置づけも5類に移行するなど、段階的に制限は緩和され、国内の消費活動は回復基調にあります。
外食産業では、需要回復の兆しが見られるものの、円安のほか、ウクライナ情勢の長期化を起因としたエネルギーコスト及び原材料価格の高止まりとそれに伴う物価上昇による消費者マインドの変化等、不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社グループは、コロナ後を見据えた「事業ポートフォリオ」の最適化の取組みを実行し、いずれの店舗においても手応えを感じております。
今期は業績の回復に向け、さらなる新規出店による店舗拡大、DX化による既存店の生産性の向上、セントラルキッチンの鮮度・品質・生産性の向上と他社差別化商品の提案を実施し、「お客様に喜んでいただくお店」、「また来たくなるお店」の実現に向けて競争力強化策を着実に実行してまいります。
また、4月28日に全株式取得いたしました、株式会社ニュールックにおきましては、当社グループの強みである商品力と同社の企画力を各業態に投入し、シナジー効果を発揮した更なる商品開発力の強化を図り、グループの一層の成長を目指してまいります。
店舗数につきましては、株式会社ニュールックの新規連結による29店舗(焼肉事業14店舗、焼鳥事業11店舗、その他事業4店舗)に加え、2店舗(レストラン事業2店舗)を新規出店し、3店舗(焼肉事業1店舗、レストラン事業2店舗)を業態変更し、1店舗(焼鳥事業1店舗)をリニューアルオープンした結果、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は286店舗となりました。
なお、株式会社ニュールックのみなし取得日が2023年5月31日となりますので、当第1四半期には、その損益は含んでおりません。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は、7,606百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益283百万円(前年同期比881.6%増)、経常利益297百万円(前年同期比17.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益176百万円(前年同期比145.9%増)となりました。
<焼肉事業>
焼肉事業の当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、株式会社ニュールックの新規連結による14店舗を加え、179店舗であります。
内訳は、「あみやき亭」95店舗、「あみやき亭PLUS」4店舗、「どんどん」15店舗、「ほるたん屋」14店舗、「焼肉スエヒロ館」24店舗、「かるび家」1店舗、「ブラックホール」5店舗、「ホルモン青木」他7店舗、「ホルモンセンター」他14店舗であります。
以上の結果、焼肉事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、5,312百万円(前年同期比1.3%増)となりました。
<焼鳥事業>
焼鳥事業の当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、株式会社ニュールックの新規連結による11店舗を加え53店舗であります。
内訳は、「美濃路」41店舗と、5月29日にリニューアルオープンをした「みの路」1店舗、株式会社ニュールックが経営する「もつしげ」11店舗であります。
リニューアルオープンをした「みの路」は、串焼きと串揚げを中心に、しずる感溢れる商品が出来上がる様子を見ながら、焼きたて、揚げたての熱々の商品をご賞味いただける新業態の店舗でございます。
以上の結果、焼鳥事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、668百万円(前年同期比5.8%増)となりました。
<レストラン事業>
レストラン事業の当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、40店舗であります。
内訳は、当社が経営するステーキのファーストフード「感動の肉と米」23店舗、「スエヒロレストラン」1店舗、株式会社スエヒロレストランシステムが経営するレストラン「スエヒロ館」16店舗であります。
以上の結果、レストラン事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は1,293百万円(前年同期比70.4%増)となりました。
<その他の事業>
その他事業の当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、株式会社ニュールックの新規連結による4店舗を加え、14店舗であります。
内訳は、当社が経営する小売店「お肉の工場直売市」1店舗、しゃぶしゃぶ店「ふふふ」2店舗、株式会社スエヒロレストランシステムが経営する居酒屋「楽市」2店舗、寿司業態「すしまみれ」3店舗、イタリアンレストラン「Capitolo 2 dal Spacca Napoli」1店舗、ダイニング1店舗、株式会社ニュールックが経営する「とりとん」他4店舗であります。
以上の結果、その他の事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は332百万円(前年同期比22.5%増)となりました。
財政状態の分析
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末の資産の内、流動資産は、現金及び預金の減少等により11,484百万円となり、前連結会計年度末と比較して、1,574百万円減少しました。
固定資産は、のれんの増加等により14,283百万円となり、前連結会計年度末と比較して、2,475百万円増加しました。
以上の結果、資産の部は、25,767百万円となり、前連結会計年度末と比較して、901百万円の増加となりました。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末の負債の内、流動負債は、未払金及び未払費用の増加等により4,352百万円となり、前連結会計年度末と比較して、322百万円増加しました。
固定負債は、長期借入金の増加等により1,376百万円となり、前連結会計年度末と比較して、608百万円増加しました。
以上の結果、負債の部は、5,729百万円となり、前連結会計年度末と比較して、930百万円の増加となりました。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、利益剰余金の減少等により20,037百万円となり、前連結会計年度末と比較して、29百万円の減少となりました。
以上の結果、自己資本比率は、77.8%となり前連結会計年度末と比較して、2.9ポイントの減少となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。