第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

  当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症における行動制限の緩和により緩やかな回復基調が続く一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や、為替変動に伴う物価上昇、円安の進行などにより先行き不透明な状況が続いております。当社が属するリユース業界におきましては、SDGsへの取組が拡大する中でのリユース意識の高まりに加え、インフレに伴うリユース品需要の拡大もあり、市場は順調に成長をしております。

  当第1四半期連結累計期間のリユース店舗の出店につきましては、直営店4店舗、FC加盟店2店舗を新規出店いたしました。以上の結果、リユース店舗数は直営店412店舗、FC加盟店525店舗となり、合計937店舗となりました。

 

  当第1四半期連結会計期間末時点における各業態別の店舗数は次表のとおりであります。

  (単位:店)

店舗数

ハードオフ

オフハウス

モードオフ

ガレージ

オフ

ホビーオフ

リカーオフ

ブックオフ

海外

リユース

合計

ブックオン

直営店

142

(+2)

127

(+1)

15

(±0)

10

(±0)

57

(+1)

(±0)

50

(±0)

(±0)

412

(+4)

(±0)

FC加盟店

237

(±0)

196

(+1)

(±0)

(±0)

77

(+1)

(±0)

(±0)

525

(+2)

合計

379

(+2)

323

(+2)

17

(±0)

15

(±0)

134

(+2)

(±0)

50

(±0)

14

(±0)

937

(+6)

(±0)

  (注)1.(  )内は期中増減数を表しております。

2.子会社の株式会社ハードオフファミリーおよび株式会社エコプラスが運営する店舗は直営店に含めております。

3.子会社の台湾海德沃福股份有限公司(HARD OFF TAIWAN INC.)およびECO TOWN USA INC.が運営する店舗は海外直営店に含めております。

 

  当第1四半期連結累計期間の経営成績は、既存店売上高が5.0%増と堅調に推移し、直営店を4店舗新規出店した結果、全社売上高は7,177百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
  利益面におきましては、期中オープンの新店4店舗に加え、2店舗分の開業費用が先行発生したほか、既存店2店舗分の移転費用、既存店14店舗分のリニューアル費用が発生した結果、販売費及び一般管理費は12.3%増となりました(前年同期は新店2店舗を出店、移転・リニューアルは無し)。以上の結果、営業利益は678百万円(前年同期比△6.9%減)、経常利益は735百万円(前年同期比△4.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は484百万円(前年同期比△5.5%減)となり、上期計画、通期計画に対しては順調に進捗しております。

 

  セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①リユース事業

  当第1四半期連結累計期間の売上高は、既存店の堅調な業績推移により、6,831百万円(前年同期比9.5%増)、営業利益は1,111百万円(前年同期比4.7%増)となりました。

 

②FC事業

  当第1四半期連結累計期間の売上高は、339百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は226百万円(前年同期比13.0%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

  当第1四半期連結会計期間末における流動資産は10,785百万円となり、前連結会計年度末に比べ235百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が657百万円減少し、商品が366百万円増加したことによるものであります。

  固定資産は10,106百万円となり、前連結会計年度末に比べ405百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券が455百万円増加したことによるものであります。
  この結果、総資産は20,892百万円となり、前連結会計年度末に比べ169百万円増加いたしました。

(負債)
  当第1四半期連結会計期間末における流動負債は4,381百万円となり、前連結会計年度末に比べ192百万円増加いたしました。固定負債は1,178百万円となり、前連結会計年度末に比べ6百万円減少いたしました。
  この結果、負債合計は5,559百万円となり、前連結会計年度末に比べ186百万円増加いたしました。

(純資産)
  当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は15,332百万円となり、前連結会計年度末に比べ17百万円減少いたしました。
  この結果、自己資本比率は73.0%(前連結会計年度末は73.7%)となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

  前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

  当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

  当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更および新たに発生した課題はありません。

 

(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

  当第1四半期連結累計期間において、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

  該当事項はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

  当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。