当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の法律上の位置付けが5類に変わったことで、社会経済活動の正常化がより一層進み、緩やかな回復が続いています。長期化する国際情勢の不安定化を背景とした原材料費等の高騰や、世界的な金融引き締めの影響など、先行不透明な状況が続くものの、国内旅行や訪日旅行者数の増加など、当社グループを取り巻く環境にも着実な回復が進んでいます。
このような経営環境のもと、ホテル運営事業をはじめ各運営事業においてレジャーや国内旅行の回復、インバウンド増加などへの対応を図るため、戦略的なマーケティング施策に取組みました。また、新規事業である、ゴルフコースに隣接した眺望抜群のヴィラでプライベート空間と開放感が同時に楽しめる“フェアウェイフロントヴィラ事業”の推進や、「滞在型貸別荘」という新しいスタイルを提案する“リソルステイ事業”の施設拡大を順調に進めました。
同時に、グループの価値基準「あなたのオフを、もっとスマイルに。」と長期方針「3つのやさしい」(人にやさしい・社会にやさしい・地球にやさしい)の実践を徹底し、各事業においてサービス体制を強化してお客様の満足度向上を図りました。
ホテル運営事業では、欧米・アジアなどの国別インバウンド施策の実施や、女性客・観光客に選ばれる“ツーリストホテル”への転換を目指したサービス・品質の向上を図り、業績は順調に推移しました。同時に、“ホテルリソル”の新たなコンセプトとして「物語のあるホテル」を掲げ、「Design」(1つ1つのホテルデザインコンセプト)、「Eatwell Breakfast」(管理栄養士監修の健康的でおいしい朝食)、「Relaxation」(ホテル本来の目的である“くつろぎ”を提供)の3つを強みとしたブランディングの推進を図りました。また、中長期滞在に対応した新たなシリーズとして、2023年4月1日に「ホテルリソルステイ秋葉原」を開業し、欧米系のインバウンド観光客から好評を博し順調な稼働で推移しました。
ゴルフ運営事業では、新規の4ゴルフ場(関西CC、三木よかわCC、望月リソルGC、有田リソルGC)が加わった効果により、全体では入場者・客単価ともに前年を上回りました。さらに、ゴルフ会員権販売についても好調に推移しました。また、ゴルフコースに隣接した眺望抜群のヴィラでプライベート空間と開放感が同時に楽しめる“フェアウェイフロントヴィラ”事業において、新たに施設利用権型リゾートクラブの販売準備を進めたほか、グループコースにおける新たなヴィラ建設計画を進めました。
リソルの森(CCRC)事業では、リゾートエリアに滞在しながらゴルフを愉しむ「ゴルフ&ステイ」の利用は、インバウンドツアーの増加もあり、好調に推移しました。また、宿泊者が滞在期間中にスポーツ施設や敷地内アクティビティを無料で利用できるサービス(インクルーシブエクスペリエンス)により、リピート客が増加しました。また、チームビルディングを活用した企業の研修利用など、団体の利用が好調となりました。さらに、フォレストアドベンチャー「ターザニア」において、未就学児も楽しめる「新キッズコース」の新設準備や、プライベートバーベキュー・専用ドッグランなどを備えた新たな「ペットヴィラ」の建設計画などを進めました。
福利厚生事業では、新規顧客開拓を図るための外部提携を強化したことで、新規受注活動が順調に推移しました。また、新たなメニュー提供の武器となる「プラスユアチョイス」や旅行会社とのコラボ商品の開発・販売に注力しました。
再生エネルギー事業では、福島石川太陽光第四設備の送電線増強工事に着手しました。また、グループゴルフ場において新たなソーラーカーポート建設や太陽光発電設備事業用地の検討を図りました。
投資再生事業では、「福島石川太陽光第三設備」の土地売却を実施しました。また、新規ゴルフ場取得準備を着実に進めました。
以上の結果当第1四半期連結累計期間は、前年に比べ、運営事業の収益が大幅に改善も投資再生事業の売上高・利益が減少し、売上高は6,579百万円(前年同四半期比20.1%減)、営業利益は830百万円(前年同四半期比39.4%減)、経常利益は795百万円(前年同四半期比40.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は671百万円(前年同四半期比16.1%減)となりました。
② 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、42,252百万円となり、前連結会計年度末に比べて410百万円減少しております。これは主に現金及び預金が98百万円増加、営業未収入金(純額)が223百万円減少等によるものです。
負債につきましては、28,334百万円となり、前連結会計年度末に比べて801百万円減少しております。これは主に短期借入金が300百万円減少及び預り保証金が246百万円減少等によるものです。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績について著しい変動はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。