当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間において、継続的な事業成長の実現に向け、引き続き新規顧客獲得に向けた営業活動の強化、広告・マーケティング活動の強化、既存サービスの機能強化に積極的に取り組んでまいりました。また、当社の長期ビジョンであるビジネス版スーパーアプリの実現に向けたサービス拡張を目的として、株式会社ミナジンを連結子会社化したことにより、人事労務領域のサービス拡張が可能となりました。この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,412,863千円(前年同四半期比34.7%増)、EBITDA(注1)9,302千円の損失(前年同四半期は73,627千円の損失)、営業損失155,676千円(前年同四半期は135,662千円の営業損失)、経常損失157,853千円(前年同四半期は132,861千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は154,614千円(前年同四半期は117,165千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の経営成績は次の通りであります。
Chatworkセグメントは、引き続き主力サービスである「Chatwork」の利点を訴求し、新たな機能追加と顧客の開拓に努めました。以上の結果、売上高は1,353,081千円(前年同四半期比37.3%増)、セグメント損失は178,796千円(前年同四半期は152,769千円のセグメント損失)となりました。
なお、当セグメントが当社の主力事業であり、本社機能も含めて各間接費の全てが当セグメントの維持・拡大のために費やされていることから、間接費の全額を当セグメントにおける費用として計上しております。
セキュリティセグメントについては、引き続き当社としては積極的な事業拡大は行わない方針としております。その結果、売上高は59,781千円(前年同四半期比6.3%減)、セグメント利益は23,120千円(前年同四半期比35.2%増)となりました。
なお、当セグメントのセグメント利益については、前述のとおり間接費を全てChatworkセグメントにて計上していることから、当セグメントの売上高より当セグメントに要した広告宣伝費、販売促進費及び業務委託費等の直接経費のみを控除した金額を計上しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて503,213千円増加し、5,890,045千円となりました。これは主にのれんが1,084,797千円増加、ソフトウエアが462,810千円増加、現金及び預金が874,491千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて623,348千円増加し、3,154,247千円となりました。これは主に、長期借入金が545,603千円増加、1年内返済予定の長期借入金が116,325千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて120,134千円減少し、2,735,798千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を154,614千円計上したことによるものであります。この結果、自己資本比率は45.4%(前連結会計年度末は51.8%)となりました。
(注1)EBITDA=営業損益 + 減価償却費及び無形固定資産償却費 + 株式報酬費用
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。