当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、インバウンド需要の増加や賃金上昇により、消費活動は緩やかな回復傾向が続いております。一方で、原材料価格及びエネルギー価格の高騰や為替相場の円安進行などの影響など、国内、海外ともに経済活動は依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主力取引先である飲食業界におきましては、原材料価格・光熱費の高騰や人件費の上昇等から依然として厳しい状況が続いているものの、インバウンド需要の回復による客数の回復も見られるようになり全体として緩やかな回復傾向が見られました。
そのような状況下、当社グループは、国内の飲食店をはじめとするサービス業の成長をサポートすることを第一に、「夢をカタチに!和食を世界に!」という企業スローガンを掲げ、日本国内の和食文化を世界の様々な地域へ輸出する架け橋となれるよう努めてまいりました。また、経営サポート事業と飲食事業の連動によって、当社独自の「プラットフォーム」を形成し、両事業を併せ持つことによるシナジー効果で収益を創出するビジネスモデルを確立し、各事業で収益が発生する「名代 宇奈とと」のライセンス展開や、飲食事業で培ったノウハウや課題解決力を活かし、時代と共に変化する飲食店経営のニーズに対応した新サービスの提供を推進してまいりました。さらに、中期展望の実現に向けて、国内及び海外の管理体制強化に取り組んでまいりました。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は3,172,516千円(前中間連結会計期間比17.1%増)、営業利益は48,924千円(前中間連結会計期間は営業損失17,290千円)、経常利益は93,083千円(前中間連結会計期間は経常損失4,587千円)、親会社株主に帰属する中間純利益は94,649千円(前中間連結会計期間は親会社株主に帰属する中間純損失55,326千円)となりました。
セグメントごとの経営成績の状況は、次のとおりであります。
① 経営サポート事業
当中間連結会計期間においては、退店希望顧客や空き物件の情報の入手と出店希望顧客のサポートが進み、契約数を伸ばすことができました。また、外国人材紹介サポートの案件増加も売上高の増加に寄与いたしました。
その結果、当セグメントの売上高は1,486,040千円(前中間連結会計期間比13.0%増)、営業利益は268,479千円(同25.4%増)となりました。
② 飲食事業
当中間連結会計期間において、当社グループが展開する「名代 宇奈とと」においては、国内及びインバウンド需要の回復から既存店の売上高が増加いたしました。また、昨年オープンした新店舗の通年寄与により、売上高が増加いたしました。
その結果、当セグメントの売上高は、1,686,476千円(前中間連結会計期間比21.0%増)、営業利益は48,838千円(前中間連結会計期間比382.6%増)となりました。
当中間連結会計期間の資産は前連結会計年度末より172,393千円増加して4,729,887千円となりました。これは主に、現金及び預金が53,703千円、有形固定資産その他が89,922千円、差入保証金が43,216千円増加したことによるものであります。
当中間連結会計期間の負債は前連結会計年度末より25,885千円増加して2,855,406千円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が50,833千円、長期借入金が68,148千円減少した一方で、流動負債その他が79,876千円、長期預り保証金が47,208千円増加したことによるものであります。
当中間連結会計期間の純資産は前連結会計年度末より146,508千円増加して1,874,480千円となりました。これは主に、利益剰余金が94,649千円、為替換算調整勘定が31,903千円増加したことによるものであります。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末より55,110千円増加し、1,557,204千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、208,088千円(前中間連結会計期間は52,168千円の支出)となりました。この内訳は主に、減価償却費101,757千円、長期前払費用償却額16,563千円、為替差損益66,216千円、その他流動資産の増減額17,243千円、その他の流動負債の減少額50,772千円、長期前受収益の減少額35,674千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、102,859千円(前中間連結会計期間は291,517千円の支出)となりました。この内訳は主に、有形固定資産の取得による支出125,535千円、差入保証金の差入による支出80,175千円、長期預り保証金の受入による収入108,435千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、117,084千円(前中間連結会計期間は213,307千円の支出)となりました。この内訳は主に、長期借入金の返済による支出118,981千円であります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。