当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況に関する説明
当社グループの事業領域である国内ゲーム市場は2兆円の大台に到達し、その中でもオンラインプラットフォームにおけるゲームコンテンツ市場は1.6兆円を超える規模を維持するなど、国内ゲーム市場において中心的な存在となっております(ファミ通ゲーム白書2023より)。
当社グループは、売上成長構造を再構築・再強化することで企業としての成長性を向上するべく、セカンダリー事業に加えて新規事業の領域拡大に力を入れております。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は4,677,746千円(前年同期比2.1%減)、営業利益は309,366千円(前年同期比316.9%増)、経常利益は293,537千円(前年同期比340.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は276,130千円(前年同期比113.9%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。異業種事業セグメントについては、新規事業への領域拡大の取り組みの中で最も順調に業績が推移し、量的重要性が増したため当2024年12月期より報告セグメントとして独立掲記するものです。
なお、昨年度までは単一セグメントでしたが、当2024年12月期より上記のとおり報告セグメントの区分を変更しているため、以下の前年同期比較についてはゲーム事業セグメントのみ前年同期の連結損益計算書計上額と比較分析しております。
①ゲーム事業セグメント
当セグメントにはセカンダリー事業である「運営領域」、新規事業である「初期開発領域」・「BtoBソリューション領域(ゲーム)」・「スポーツDX領域」が含まれます。当中間連結会計期間の運営領域においては、前年度末に獲得したタイトルを含め、既存のタイトル運営が好調に推移しました。スポーツDX領域では、B.LEAGUE(以下、「Bリーグ」)の2023-24シーズンにあわせたBリーグ公認ファンタジースポーツ「B.LEAGUE#LIVE2023」が好調にシーズンを終えました。その他のラインについても開発中です。
以上の結果、売上高は4,439,646千円(前年同期比7.1%減)、営業利益は250,662千円(前年同期比237.8%増)となりました。なお、前年同期は単一セグメントであるため、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
②異業種事業セグメント
当セグメントには新規事業である「BtoBソリューション領域(異業種)」が含まれます。当社とのグループ内連携による受注があった他、採用の決定も増加しており、グループジョインによるシナジー効果が増しております。
以上の結果、売上高は238,100千円、営業利益は58,704千円となりました。なお、当セグメントに該当する連結子会社は2023年第4四半期(10-12月)からの連結であり、前年同期は当社グループ連結前であったため比較情報は該当ありません。
(2)財政状態に関する説明
①資産の部
当中間連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べて934,072千円増加し、4,677,381千円となりました。これは主に、現金及び預金の増加(前連結会計年度末比676,183千円の増加)などがあったことによるものであります。
②負債の部
当中間連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べて640,843千円増加し、3,130,063千円となりました。これは主に、長期借入金の増加(前連結会計年度末比685,000千円の増加)などがあったことによるものであります。
③純資産の部
当中間連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて293,228千円増加し、1,547,317千円となりました。これは主に、利益剰余金の増加(前連結会計年度末比276,130千円の増加)などがあったことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ676,183千円増加の2,206,695千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動により得られた資金は、63,097千円となりました(前年同期は13,816千円の収入)。主な収入要因は、税金等調整前中間純利益326,837千円であり、主な支出要因は売上債権の増加額197,135千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動により使用した資金は、94,616千円となりました(前年同期は96,271千円の支出)。主な収入要因は、敷金及び保証金の回収による収入71,444千円であり、主な支出要因は無形固定資産の取得による支出103,405千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動により得られた資金は、707,702千円となりました(前年同期は287,500千円の支出)。主な収入要因は、長期借入れによる収入1,500,000千円であり、主な支出要因は長期借入金の返済による支出475,000千円であります。
(4)会計上の見積り及び見積りに用いた仮定
当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更事項はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
該当事項はありません。