当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
a.資産の状況
当中間会計期間末における資産合計は3,557,509千円となり、前事業年度末に比べ174,989千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金35,923千円、売掛金及び契約資産184,204千円の増加等によるものであります。
b.負債の状況
当中間会計期間末における負債合計は1,614,318千円となり、前事業年度末に比べ28,971千円増加いたしました。これは主に、買掛金42,835千円、1年内返済予定の長期借入金40,727千円、受注損失引当金10,071千円の増加の一方、1年内償還予定の社債50,000千円、長期借入金40,286千円等の減少によるものであります。
c.純資産の状況
当中間会計期間末における純資産合計は1,943,190千円となり、前事業年度末に比べ146,017千円増加いたしま
した。これは、利益剰余金145,312千円、その他有価証券評価差額金705千円の増加によるものであります。
② 経営成績の状況
当中間会計期間におけるわが国の経済は、雇用環境や所得が改善するなかで、各種政策の効果もあり、景気は
緩やかに回復が続く一方で、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響や中国経済の先行き懸念等による海外
景気の下振れが国内の景気を下押しするリスクとなっております。
そのような情勢の下、当社業界におきましては、設備投資の回復及び企業収益の改善等を受け、2023年度比で
14.4%増(金融機関及び持株会社等を含む全産業、「第201回全国企業短期経済観測調査-2024年6月-」より)
のソフトウエア投資額が見込まれており、IT投資は底堅く堅調に推移するものと期待されます。
システムインテグレーションにつきましては、継続案件を中心として安定的に受注が推移したこと及び新規受
注活動の結果による案件の獲得が堅調に推移したことにより、売上高は3,055,561千円(対前年同期比19.8%
増)となりました。
クラウドサービスにつきましては、新製品の発売及び販売促進策の推進により、売上高は40,343千円(対前年
同期比0.9%増)となりました。
営業利益につきましては、長期プロジェクトの一部工程において想定を上回る開発コストが発生したこと及び
一部案件において先行開発に着手したことにより、206,913千円(対前年同期比13.6%減)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、ベースアップに伴う人件費の増加、淡路島保養所の完成に伴う減価償
却費の増加等により、473,315千円(対前年同期比13.3%増)となり、期初計画通りに推移いたしました。
以上の結果、当中間会計期間における売上高は3,095,904千円(対前年同期比19.5%増)、営業利益は206,913
千円(対前年同期比13.6%減)、経常利益は214,388千円(対前年同期比5.4%減)、中間純利益は145,312千円
(対前年同期比5.4%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ28,278千円減少し、584,403千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における営業活動による資金の増加は89,706千円(前年同期比117,941千円増加)となりました。これは主に、税引前中間純利益の計上214,388千円、売上債権の増加額184,204千円、仕入債務の増加額42,835千円、未払消費税等の増加額78,297千円、法人税等の支払額68,659千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における投資活動による資金の減少は68,434千円(前年同期比187,264千円増加)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出64,201千円、有形固定資産の取得による支出6,339千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における財務活動による資金の減少は49,559千円(前年同期比571,619千円減少)となりました。主に、長期借入れによる収入200,000千円、長期借入金の返済による支出199,559千円、社債の償還による支出50,000千円によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の
分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間会計期間における研究開発活動の金額は、9,000千円であります。
なお、当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。