当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが5類感染症へ移行するなど、社会経済活動が一段と正常化へ向かい、国内の消費活動は回復基調となりました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化等による原材料やエネルギー価格の高止まり、世界的な金融引き締めの影響等により、先行きは依然として不透明な状況です。
一方、当社の需要と関係の深い新設住宅着工戸数は、4月~6月までの累計で20万7千戸(前期比4.7%減)となりました。(参照:国土交通省e-Stat政府統計の総合窓口「建築着工統計調査報告」)
このような経済状況の中、当社グループは、デザイン水栓シリーズ、ウルトラファインバブル製品や高機能シャワー製品など高付加価値製品の販売強化に努めました。また、2023年5月には大阪市中央区にショールーム&ショップ「WAILEA 御堂筋」をオープンし、既成概念にとらわれることのない、より快適で心地よい水まわり空間の提案に注力いたしました。
これらの結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間における連結業績につきましては、売上高は68億11百万円(前年同期比6.0%増)となりました。利益面では、2022年4月より実施した一部製品のメーカー希望小売価格の改定が十分に浸透した結果、営業利益は2億96百万円(前年同期比202.4%増)、経常利益は3億1百万円(前年同期比212.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9百万円(前年同期比485.4%増)となりました。
② 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間の総資産は、前連結会計年度末に比べ3億72百万円増加し、238億27百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ3億27百万円増加し、160億85百万円となりました。これは主に、売上債権が1億61百万円増加、棚卸資産が4億14百万円増加した一方、現金及び預金が2億24百万円減少したことによります。固定資産は前連結会計年度末に比べ44百万円増加し、77億41百万円となりました。これは、有形固定資産が1億13百万円増加、無形固定資産が5百万円減少、投資その他の資産が63百万円減少したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べ2億45百万円増加し、112億4百万円となりました。これは主に、仕入債務が5億13百万円増加した一方、賞与引当金が2億11百万円減少したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ1億27百万円増加し、126億22百万円となりました。この結果、自己資本比率は50.4%となりました。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は33百万円であります。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。