当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第1四半期連結会計期間より、IAS第12号「法人所得税」(2021年5月改訂)を適用しており、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較分析にあたっては、遡及適用後の数値を使用しております。この基準の適用による当要約四半期連結財務諸表に与える重要な影響はありません。
なお、会計方針の変更の詳細は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりであります。
売上収益は15,362百万円(前年同期比9.6%増)となりました。これは主として、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響が減衰し、経済社会活動の正常化が進む中で、食べログ事業における飲食店販促事業、求人ボックス事業、及び新興メディア・ソリューション事業のうち旅行・移動領域において売上が増加した一方、価格.com事業において売上が減少したことによるものであります。
営業利益は5,171百万円(前年同期比3.8%減)となりました。これは主として売上収益が増加した一方で、食べログ事業及び求人ボックス事業の成長に伴い広告宣伝費及び手数料が増加したことによるものであります。
税引前四半期利益は5,296百万円(前年同期比6.2%減)となりました。これは主として営業利益及び金融収益の減少によるものであります。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,651百万円(前年同期比12.5%減)となりました。
セグメントの業績(内部取引消去後)は、次のとおりであります。
インターネット・メディア事業
当第1四半期連結累計期間のインターネット・メディア事業の売上収益は14,729百万円(前年同期比10.8%増)、セグメント利益は5,077百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
ファイナンス事業
当第1四半期連結累計期間のファイナンス事業の売上収益は633百万円(前年同期比12.4%減)、セグメント利益は94百万円(前年同期比50.8%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は80,097百万円となり、前連結会計年度末と比較し1,514百万円増加いたしました。これは主に、現金及び現金同等物が3,540百万円減少した一方で、その他の流動資産が4,651百万円増加したことによるものであります。
(負債)
負債合計は32,250百万円となり、前連結会計年度末と比較し1,832百万円増加いたしました。これは主に、未払法人所得税が3,047百万円、その他の金融負債(流動)が976百万円それぞれ減少した一方で、その他の流動負債が5,700百万円増加したことによるものであります。
(資本)
資本合計は47,847百万円となり、前連結会計年度末と比較し318百万円減少いたしました。これは主に、親会社の所有者に帰属する四半期利益3,651百万円を計上した一方で、剰余金の配当4,022百万円があったことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ3,540百万円減少し、32,912百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,114百万円(前年同期は5,135百万円の収入)となりました。
これは主に、税引前四半期利益5,296百万円、その他の流動負債の増加5,700百万円があった一方で、法人所得税の支払額4,720百万円、その他の流動資産の増加4,651百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は237百万円(前年同期は444百万円の支出)となりました。
これは主に、サーバーで使用するソフトウェアの購入等の無形資産の取得による支出359百万円があった一方で、関連会社株式の売却による収入194百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は4,431百万円(前年同期は4,440百万円の支出)となりました。
これは主に、配当金の支払による支出4,003百万円があったことによるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書の連結財務諸表注記「4.重要な会計上の見積り及び判断の利用」の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は34百万円であります。
(8) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。
(9) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(10) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更は、いずれもありません。
(11) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(12) 資本の財源及び資金の流動性
①資金需要
当社グループの主な資金需要は運転資金及び設備資金であります。運転資金の主なものは、営業活動における人件費、販売代理店に支払う販売手数料及びサービス利用者増加を目的とした広告宣伝費によるものであります。設備資金の主なものは、サーバー及びネットワークの設備投資によるものであります。
②財務政策
当社グループの事業拡大に必要な資金は営業キャッシュ・フローから獲得した資金を充当しております。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。