第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、供給サイドに起因する価格の上昇が継続したものの、新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類に引き下げとなり消費者マインドの改善に勢いが加わるなど、概ね回復基調のなかで推移しました。

このような状況のもと当社は、感染対策を継続して徹底しつつ、タイトな市場環境のなかで急速回復する顧客の需要にお応えするべく、営業・接客・調理の各部門の総合力を発揮して事業運営に全力を傾注してまいりました。

その結果、当第1四半期累計期間の売上高は、宴会・食堂・売店その他の各部門で前年同期を上回り、3,722百万円(前年同期比18.6%増加)となりました。

人的資本投資や資源価格の高騰など営業費用の増加要因があったものの売上高の増加がこれらを吸収し、営業利益は前年同期比で333百万円良化の331百万円(前年同四半期は営業損失2百万円)となりました。

また、経常利益は、助成金収入や協力金収入を営業外収益に計上した前年同期に比べて227百万円の増加にとどまる323百万円となり、四半期純利益は、前年同期比240百万円増加して317百万円となりました。

 

(2)財政状態の状況

総資産は、前事業年度末に比べて246百万円増加し25,465百万円となりました。その主な要因は、売掛金が176百万円、投資有価証券が256百万円それぞれ増加し、有形固定資産が185百万円減少したことであります。

負債は、前事業年度末に比べて182百万円減少し17,504百万円となりました。その主な要因は、未払消費税等が101百万円、長期借入金が60百万円、リース債務が56百万円それぞれ減少したことであります。

純資産は、四半期純利益の計上などにより、純額で前事業年度末に比べ428百万円増加し7,960百万円となりました。

これらの結果、自己資本比率は前事業年度末に比べて1.4ポイント増加して31.3%となりました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。