第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはない。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はない

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

第1四半期累計期間の事業環境は、公共投資は底堅く推移し、民間設備投資においても持ち直しの動きがみられたものの、ウクライナ情勢の長期化や為替相場の影響などにより、エネルギー価格や原材料価格の高止まりが続く非常に厳しい状況にあった。

こうした中、当社グループは、中期経営計画2024〔2021~2024年度〕に基づき、中国地域の基盤強化や都市圏の事業拡大、業務改革の推進等の諸施策を進めている。

この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は次のとおりとなった。

売上高は、空調管工事が減少したものの、屋内電気工事や連結子会社での増加などにより、前年同期に比べ増収となった

営業利益は、原価管理の徹底に取り組んだものの、材料費等の売上原価の増加などにより工事採算性が低下し、前年同期を下回り営業損失となった

経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益についても、営業損失に加え、為替差損を計上したことや、前年同期に計上した為替差益の反動減などにより、前年同期を下回り損失となった

 

 [連結業績]

 (単位:百万円、%)

区     分

前年同期

(2022.4.1~

2022.6.30)

当第1四半期

(2023.4.1~

2023.6.30)

増減額

増減率

売              上               高

35,526

37,677

2,150

6.1

営 業 利 益 又 は 営 業 損 失 (△)

119

△591

△711

経 常 利 益 又 は 経 常 損 失 (△)

1,254

△610

△1,865

親会社株主に帰属する四半期純利益又は

親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

624

△572

△1,196

 

 

 [個別業績]

 (単位:百万円、%)

区     分

前年同期

(2022.4.1~

2022.6.30)

当第1四半期

(2023.4.1~

2023.6.30)

増減額

 

増減率
 

売              上               高

28,064

28,449

385

1.4

営 業 利 益 又 は 営 業 損 失 (△)

207

△222

△429

経 常 利 益 又 は 経 常 損 失 (△)

1,610

△54

△1,665

 四半期純利益又は四半期純損失(△)

989

△73

△1,063

 

 

 

(設備工事業)

当社グループの主たる事業である設備工事業は、売上高は327億4千4百万円(前年同期比5.3%増)、セグメント損失(営業損失)は6億2千万円(前年同期はセグメント利益9千1百万円)となった。

 

(その他の事業)

その他の事業は、売上高は49億3千2百万円(前年同期比11.2%増)、セグメント利益(営業利益)は6千9万円(前年同期比588.6%増)となった。

 

総資産は2,629億3千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ95億8千2百万円の減少となった。これは、受取手形・完成工事未収入金等の減少187億9千9百万円、未成工事支出金の増加26億6千万円、投資有価証券の増加29億3千3百万円などによるものである。

負債は619億8千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ84億5千9百万円の減少となった。これは、支払手形・工事未払金等の減少85億8千9百万円、未払法人税等の減少16億5千5百万円、未成工事受入金の増加10億5千万円などによるものである。

純資産は2,009億4千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億2千3百万円の減少となった。これは、利益剰余金の減少34億2千1百万円、その他有価証券評価差額金の増加23億6百万円などによるものである。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めた方針・戦略はない。

 

(3) 優先的に対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発費は、5千9百万円である。

なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はない。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因

当社グループの事業に関して、経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには、以下のようなものがあり、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切かつ迅速な対応に努めていく。

また、ここで抽出した主要なリスク以外にも「取引先の信用に関するリスク」・「保有有価証券の時価下落に関するリスク」等があり、これらについても経済情勢や市場動向を注視しながら早期情報収集を行い、的確な対応に努めていく。

① 品質不良に関するリスク

② 法令・コンプライアンス違反に関するリスク

③ 受注環境悪化に関するリスク

④ 労働災害・交通事故に関するリスク

⑤ 工事原価の増大に関するリスク

⑥ M&A・出資参画事業に関するリスク

⑦ 情報セキュリティに関するリスク

⑧ 人材確保・育成に関するリスク

⑨ 自然災害等に関するリスク

⑩ 気候変動課題への対応に関するリスク

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。