当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
当中間連結会計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間末現在において判断したものであります。また、当社グループ(当社及び連結子会社)の報告セグメントは「ソフトウェアの開発、販売」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。
2011年11月に提供を開始したクラウドサービスは、ご利用いただいている契約社数が64,000社、契約ユーザーライセンス数が310万人を突破し堅調に推移しております。
このような状況下において、当中間連結会計期間の連結業績につきましては、クラウド上で提供するサービスの売上が引き続き積み上がり、連結売上高は14,087百万円(前年同期比14.6%増)となりました。このうち、クラウド関連事業の売上高は12,610百万円(前年同期比18.1%増)となっております。利益項目につきましては、従業員数増加等により人件費が増加、広告宣伝投資について前期は認知度維持のための投資に抑えた一方で当期は積極的な投資を実施していることにより広告宣伝費が増加、グローバルを見据えた新規事業の創出を目的として長期的な研究開発活動を活性化していることにより研究開発費が増加した影響等から、営業利益は2,247百万円(前年同期比10.7%増)となり、為替予約に係る為替差益が増加した影響等から、経常利益は2,450百万円(前年同期比13.7%増)となりました。また、法人税等計上後の親会社株主に帰属する中間純利益については1,685百万円(前年同期比9.1%増)となりました。
資産合計につきましては、現金及び預金が減少した一方、売掛金が増加、クラウドサービス用のサーバー増設等により工具、器具及び備品が増加、上場株式の株価上昇により投資有価証券が増加した影響等から、前連結会計年度末に比べ1,524百万円増加し、20,773百万円となりました。
負債合計につきましては、未払法人税等が支払いにより減少した一方、契約負債が増加した影響等から、前連結会計年度末に比べ279百万円増加し、8,275百万円となりました。
純資産合計につきましては、剰余金配当666百万円を実施した一方、親会社株主に帰属する中間純利益1,685百万円の計上により利益剰余金が増加した影響等から、前連結会計年度末に比べ1,244百万円増加し、12,498百万円となり、自己資本比率は60.1%となりました。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前中間連結会計期間末より501百万円減少し、5,663百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金収支は、2,325百万円の収入となりました。これは法人税等の支払いがあった一方、税金等調整前中間純利益2,448百万円や減価償却費の計上等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金収支は、2,691百万円の支出となりました。これはクラウドサービス投資の一環としてサーバー等を取得したことに伴う固定資産取得による支出があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金収支は、658百万円の支出となりました。これは配当金支払いによる支出があったこと等によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間における研究開発費の総額は582百万円です。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。