第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期累計期間(2024年3月1日~2024年5月31日)におけるわが国経済は、不安定化が進む世界情勢や円安の長期化、エネルギー価格高騰や食料品等の値上げなど、依然として先行き不透明な経営環境が続いております。

小売業界におきましても、業種・業態の垣根を越えた競争環境が激化する中、物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりに加え、原材料価格の高止まりや人件費上昇など、厳しい経営状況が継続しております。

このような状況の中、当社では「Save Money Good Life(節約による豊かな暮らし)」をスローガンに掲げ、地域に暮らすお客さまの豊かな暮らしのため、より良い商品とサービスの提供に努めてまいりました。

営業概況といたしましては、当社が注力しているペット専門店Zoomore(ズーモア)の好調によるペット用品、節約意識の高まりに対応して、お買い得価格で提案した家庭用品や日用消耗品が前年から伸長いたしました。一方、春先に東北地方の気温が前年と比較して大きく下回る日が続いたことや、物価上昇による消費マインドの低下により客数が減少し、DIYやガーデニング関連用品、家具・インテリア関連が低調に推移いたしました。

サービス面におきましては、当社で購入した商品を宅配するだけでなく、DIYアドバイザーの資格をもつ従業員が補修・修繕・取付まで実施するSUN急便が、少子高齢化・過疎化により買い物に不便を感じるお客さまを中心に、継続してご好評をいただいております。

また、当該期間においては、専門性の高い核売場を導入してお客さまのニーズに対応するため、ホームセンター3店舗(3月:八戸長苗代店、4月:秋田御野場店、5月:鷹巣店)を活性化いたしました。

 

  ① 財政状態

当第1四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に対して15億17百万円増加し367億11百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加2億18百万円、売掛金の増加3億24百万円、商品及び製品の増加9億98百万円等によるものであります。

負債については、前事業年度末に対して16億87百万円増加し253億54百万円となりました。これは主に商品仕入増加による支払手形及び買掛金の増加15億81百万円、短期借入金の減少17億60百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加2億95百万円、賞与引当金の減少80百万円、流動負債その他(未払金、未払費用等)の増加6億29百万円、長期借入金の増加10億39百万円等によるものであります。

純資産については、前事業年度末に対して1億70百万円減少し113億56百万円となりました。これは主に四半期純利益37百万円の計上と配当金の支払い2億15百万円等によるものであります。

 

  ② 経営成績

当第1四半期累計期間における当社の売上高は124億61百万円(前年同期比1億57百万円の減)、営業利益は66百万円(前年同期比2億61百万円の減)、経常利益は78百万円(前年同期比2億80百万円の減)、四半期純利益は37百万円(前年同期比1億97百万円の減)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。