当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、中東をはじめとする世界情勢の緊迫化及び異常気象などによる物価の上昇、金融資本市場の変動リスクや円安の進行等、依然として先行き不透明な状況が続きました。
当業界においても、原材料やエネルギー価格の高騰による仕入価格の上昇や慢性的な人手不足、実質賃金減少の継続による個人消費の低迷など、引き続き厳しい環境となりました。
このような中、当社は株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下「PPIH」という)との業務提携を基軸に、果敢なチャレンジと柔軟な変化対応に取り組み、事業規模の拡大及び企業価値の向上を図ってまいりました。
報告セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
① テナント事業
テナント事業においては、売り場の核となるコア商品の販売強化を軸にきめ細やかな商品政策を推し進め、既存店舗の底上げを図ってまいりました。
店舗展開においては、総合惣菜店舗「Re’z deli(リーズデリ)」4店舗の出店に加え、4月には人気商品であるおむすびの専門店として新ブランド「むす美御殿」を展開するなど、計8店舗を新規出店したほか、既存店5店舗の改装を実施いたしました。
これらの結果、テナント事業全体の売上高は前年同期間に比べ2.9%増収の108億84百万円となりました。一方利益面においては、新規出店や改装に加え、将来を見据えた運営力や競争力の強化を図るため、戦略的に必要な支出を行ったことにより、セグメント利益は前年同期間に比べ23.7%減益の3億50百万円となりました。
② 外販事業
外販事業においては、インバウンド需要や人流回復を背景に、主要取引先であるファミリーマート店舗ではおむすび、調理パンなどの持ち運びやすい商品が好調に推移いたしました。また、ユニー店舗やドン・キホーテ店舗などPPIHグループ店舗へは新ブランド「偏愛めし」を含め、納品アイテムの拡充を推し進めてまいりました。
これらの結果、外販事業の売上高は前年同期間に比べ10.4%増収の113億92百万円となりました。利益面では売上高の増加に加えて、工場運営の継続的な改善活動が寄与し、セグメント利益は前年同期間に比べ13.0%増益の4億36百万円となりました。
以上の要因により、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高は前年同期間に比べ6.6%増収の222億77百万円となりました。利益面については、経常利益は前年同期間と比べ8.4%減益の7億91百万円、四半期純利益は前年同期間に比べ10.5%減益の5億14百万円となりました。
(財政状態)
当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ7億14百万円増加して366億53百万円となりました。
この主な要因は、売掛金が5億87百万円増加したことなどによります。
負債は、前事業年度末に比べ3億95百万円増加して88億26百万円となりました。
この主な要因は、買掛金が2億34百万円、未払費用が1億29百万円それぞれ増加したことなどによります。
純資産は、前事業年度末に比べ3億19百万円増加して278億26百万円となりました。
この主な要因は、利益剰余金が3億31百万円増加したことなどによります。
これらにより、当第1四半期会計期間末の自己資本比率は、前事業年度末の76.5%から75.9%となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。