当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、社会経済活動の正常化が進行する中、一部足踏み感もみられるものの、緩やかな回復の動きが続いております。しかしながら、世界的な金融引き締めの動きが続き、海外景気の下振れリスク、物価上昇、供給面での制約や金融資本市場の変動等の影響があり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当工作機械業界におきましては、外需を中心に堅調な需要水準を保ってはいるものの、原材料費の高騰や供給制約等の下振れリスクが依然としてあり、力強さに欠ける動きが続いております。
このような経営環境の中におきまして、当社グループは市場及びお客様の期待に合致した製品づくりの追求を行いながら、全社的なコスト削減の実施に取組んでまいりました。この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,854百万円(前年同四半期比14.4%減)、営業損失11百万円(前年同四半期は営業利益127百万円)、為替差益を430百万円計上したこと等により経常利益780百万円(前年同四半期比95.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益524百万円(前年同四半期比86.0%増)となりました。
なお、当社グループの事業は、研削盤の製造及び販売を事業内容とする単一セグメントであります。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて133百万円減少し、10,959百万円となりました。これは主に、仕掛品が748百万円増加したものの、現金及び預金が781百万円、受取手形及び売掛金が206百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて203百万円増加し、4,739百万円となりました。これは主に、有形固定資産が31百万円減少したものの、投資有価証券が233百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて110百万円減少し、1,104百万円となりました。これは主に、契約負債が132百万円、未払法人税等が113百万円、買掛金が78百万円それぞれ増加したものの、短期借入金が409百万円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて66百万円増加し、464百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が71百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて113百万円増加し、14,130百万円となりました。これは主に、自己株式の取得等により647百万円減少したものの、利益剰余金が478百万円、その他有価証券評価差額金が156百万円、為替換算調整勘定が129百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、91百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定、又は、締結等はありません。