当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年6月1日~2022年11月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感
染症の影響はあるものの、行動制限の緩和等により景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら日本
経済とつながりのある海外諸国における地政学的リスクや世界経済に対する不確実性の影響などが懸念され、依然
として先行き不透明な状況が続いております。
小売業界におきましても、コロナ禍での新たな生活様式の中で在宅でも楽しめる事業が定着する一方、実店舗販
売は、消費者動向の変化や新型コロナウィルス感染症の感染者数増加などに影響を受けることもあり、withコロナの中で共存を模索する状況が続いております。
このような状況の下、当社グループはお客様の期待を超えるべく、店舗ごとに独創的な空間を創出し、更には
POPUP催事出店の強化や、オリジナル企画によるクリエイター様や他企業様とのコラボ商品のWEB販売などEC事業の
拡大を図り、店舗事業とEC事業を連動させた、より独創的でヴィレッジヴァンガードでしか味わうことのできない
新たな事業価値の創出・向上に取り組んでまいりました。
このような事業活動の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、11,694百万円と前年同四半期と比べ328百万円の減収(2.7%減)となりました。売上総利益は、引き続き仕入のコントロールなど継続的に取り組んだものの、4,822百万円と前年同四半期と比べ39百万円の減益(0.8%減)となりました。また販売費及び一般管理費の削減に取り組んだものの、売上高の減少が影響し営業損失は168百万円(前年同四半期は247百万円の営業損失)、経常損失は172百万円(前年同四半期は227百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は212百万円(前年同四半期は279百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①ヴィレッジヴァンガード
ヴィレッジヴァンガードは、お客様にお買い物を楽しんでいただくため、独創的なワン・アンド・オンリーの空間の創造を目指しております。
各店舗では、書籍・SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)、アパレル等の商材を融合させ、店舗独
自の「提案」を展開しております。
主な業態店舗としては、「遊べる本屋」から「コト」も含め取扱分野を広げた「ヴィレッジヴァンガード」、大
人も楽しめる空間を演出したライフスタイルショップ「new style」、アウトレット業態「Vintage Vanguard」、
オリジナル企画商品などのWeb販売「ヴィレッジヴァンカード オンラインストア」等を運営しております。
当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は、11,694百万円と前年同四半期と比べ328百万円の減収(2.7%減)となりました。売上総利益は、引き続き仕入のコントロールなど継続的に取り組んだものの、4,822百万円と前年同四半期と比べ39百万円の減益(0.8%減)となりました。また販売費及び一般管理費の削減に取り組んだものの、売上高の減少が影響し営業損失は167百万円(前年同四半期は247百万円の営業損失)となりました。
当社グループの当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、直営店1店を新規出店し、直営店3店を閉鎖したことにより、直営店310店、FC店5店の合計315店となりました。
②その他
当社グループには海外事業として海外子会社が2社ありますが、比利緹卡(上海)商貿有限公司につきましては2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDにつきましても2017年6月末をもって店舗を閉鎖しております。順次、会社清算へ向けた手続きを進めてまいります。
(2)財政状態の状況
資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.3%増加し、22,475百万円となりました。これは、売掛金が250百万円減少したものの、現金及び預金が510百万円、商品が633百万円増加したことなどによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて5.0%減少し、2,907百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)が43百万円、ソフトウエアが56百万円、差入保証金が34百万円減少したことなどによるものです。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて3.2%増加し、25,383百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて5.7%増加し、8,514百万円となりました。これは、未払金が84百万円、未払消費税が212百万円減少したものの、買掛金が566百万円、1年内返済予定の長期借入金143百万円増加したことなどによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて7.4%増加し、9,594百万円となりました。これは、長期借入金が715百万円増加したことなどによるものです。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて6.6%増加し、18,109百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて346百万円減少し、7,274百万円となりました。これは、利益剰余金が332百万円減少したことなどによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ510百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には5,576百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は211百万円(前年同四半期は302百万円の支出)となりました。これは、主に売上債権の減少247百万円、仕入債務の増加566百万円があったものの、税金等調整前四半期純損失183百万円、棚卸資産の増加633百万円、未払消費税の減少261百万円があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は32百万円(前年同四半期は158百万円の支出)となりました。これは、主に差入保証金の回収による収入が33百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出25百万円、無形固定資産の取得による支出15百万円、その他支出が19百万円あったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は753百万円(前年同四半期は1,662百万円の収入)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出2,170百万円があったものの、長期借入れによる収入3,030百万円があったためであります。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。