当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年6月1日~2022年8月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の影響はあるものの、経済活動が徐々に再開され景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら日本経済とつながりのある海外諸国における地政学的リスクや世界経済に対する不確実性の影響などが懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。
小売業界におきましても、コロナ禍での新たな生活様式の中で在宅でも楽しめる事業が定着する一方、実店舗販売は、消費者動向の変化や新型コロナウィルス感染症の感染者数増加などに影響を受けることもあり、コロナ禍の共存を模索する状況が続いております。
このような状況の下、当社グループはお客様の期待を超えるべく、店舗ごとに独創的な空間を創出し、更には
POPUP催事出店の強化や、オリジナル企画によるクリエイター様や他企業様とのコラボ商品のWEB販売などEC事業の
拡大を図り、店舗事業とEC事業を連動させた、より独創的でヴィレッジヴァンガードでしか味わうことのできない
新たな事業価値の創出・向上に取り組んでまいりました。
このような事業活動の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、6,038百万円と前年同四半期と比べ70百万円の増収(1.2%増)となりました。売上総利益は、引き続き仕入のコントロール、アウトレット店舗での在庫の消化を継続的に取り組んだ結果2,482百万円と前年同四半期と比べ102百万円の増益(4.3%増)となりました。また販売費及び一般管理費の削減により、営業利益は22百万円(前年同四半期は119百万円の営業損失)、経常利益は28百万円(前年同四半期は110百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8百万円(前年同四半期は148百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①ヴィレッジヴァンガード
ヴィレッジヴァンガードは、お客様に買い物を楽しんでいただくため、独創的なワン・アンド・オンリーの空間の創造を目指しております。
各店舗では、書籍・SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)、アパレル等の商材を融合させ、店舗独
自の「提案」を展開しております。
主な業態店舗としては、「遊べる本屋」から「コト」も含め取扱分野を広げた「ヴィレッジヴァンガード」、大
人も楽しめる空間を演出したライフスタイルショップ「new style」、アウトレット業態「Vintage Vanguard」、オリジナル企画商品などのWeb販売「ヴィレッジヴァンカード オンラインストア」等を運営しております。
当第1四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は、6,038百万円と前年同四半期と比べ70百万円の増収(1.2%増)となりました。売上総利益は、引き続き仕入のコントロール、アウトレット店舗での在庫の消化を継続的に取り組んだ結果2,482百万円と前年同四半期と比べ102百万円の増益(4.3%増)となりました。また販売費及び一般管理費の削減により、営業利益は22百万円(前年同四半期は119百万円の営業損失)となりました。
当社グループの当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、直営店1店を閉鎖したことにより、直営店312店、FC店5店の合計317店となりました。
②その他
当社グループには海外事業として海外子会社が2社ありますが、比利緹卡(上海)商貿有限公司につきましては2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDにつきましても2017年6月末をもって店舗を閉鎖しております。今後、順次、会社清算へ向けた手続きを進めてまいります。
(2)財政状態の状況
資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて2.2%増加し、22,014百万円となりました。これは、売掛金が155百万円減少したものの、現金及び預金が607百万円増加したことなどによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて2.7%減少し、2,978百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)が13百万円、ソフトウエアが28百万円、差入保証金が29百万円減少したことなどによるものです。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1.6%増加し、24,993百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて17.3%増加し、9,447百万円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金が56百万円、未払金が132百万円減少したものの、短期借入金が1,803百万円増加したことなどによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.9%減少し、8,048百万円となりました。これは、長期借入金が851百万円減少したことなどによるものです。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて3.0%増加し、17,496百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて124百万円減少し、7,496百万円となりました。これは、利益剰余金が111百万円減少したことなどによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ607百万円増加し、当第1四半期連結会計期間末には5,673百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は128百万円(前年同四半期は489百万円の支出)となりました。これは、主に売上債権の減少額154百万円、税金等調整前四半期純利益28百万円があったものの、棚卸資産の増加額51百万円、未払消費税の減少額100百万円、未払法人税の減少額80百万円があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5百万円(前年同四半期は73百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出16百万円、無形固定資産の取得による支出7百万円、差入保証金の回収による収入31百万円があったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は740百万円(前年同四半期は1,025百万円の収入)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出1,007百万円、配当金の支払額120百万円があったものの、短期借入金の増加1,803百万円、長期借入れによる収入100百万円があったためであります。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。